すっぴんトマト
すっぴんトマト
すっぴんトマトは、農家から家庭菜園初心者まで、
広く注目されているのではないでしょうか。
受粉の必要がない、画期的とも言えるトマトです。
いままでトマトに実をつけるためには、トマトトーンを散布したり、
ブロワーで受粉させたり、自然に受粉するのを待っていました。
しかしそれでも落ちてしまったり、確実ではなかったです。
トマトトーンを散布するのが面倒くさい!
不安という方もいらっしゃると思います。
トマトトーンは散布する手間もありますので、
こちらのトマトはその手間も省け、
しっかり実をつけてくれるのが魅力です。
単為結果性という素晴らしい性質を持ち、
受粉がなくても実が大きくなるという特徴を持っています。
画期的ですがまだ単為結果性を持つトマト品種は少ないのが現状です。
種苗会社から発売されていますが、流通量は少ないです。
「すっぴんトマト」は、大玉トマトで、色は赤い色をしています。
見た目は普通のトマトと変わりがありません。
2013年からサンファームから発売されています。
通販などで購入が可能です。
家庭菜園で手間をかけたくないけれど確実に実をつけてほしい、
という方はすっぴんトマトを栽培してみてください。
食味も良いので、お勧めの品種です。
人工授粉の必要がありません♪
[すっぴんトマト]サンファーム
すっぴんトマトの大玉は、
・すっぴんトマト大玉
・大玉 しっかりタイプ
上記の2種類ありますが、
今回はすっぴんトマト大玉をご紹介しましょう。
その他ミニトマトで2種類があります。
■特徴
・トマトモザイクウイルスに耐病性を持っています。
・受粉をさせなくても実が大きくなります。
・空洞果の発生が少ないです。
・食味は甘みがあり、酸味を感じにくいフルーティーな風味が特徴です。
・実は固めです。
・ゼリー部分に弾力があり、カットしてもダレにくいので、
サラダにしても美味しく食べられます。
■栽培のコツ
・元肥、追肥などは他の大玉トマトと同じように行ってください。
・葉が込みやすいので不要な葉は早めに切るようにします。
・その他も大玉トマトと同じように行ってください。
特に注意する点はありません。
・トマトトーンなどの処理を行う必要が無いので確実に実をつけます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
フルーツゴールドギャバリッチ
フルーツゴールドギャバリッチ
フルーツゴールドギャバリッチは、
フルーツルビーEXと同じデルモンテから販売されている品種です。
こちらも中玉トマト、色はオレンジ色です。
フルーツゴールドギャバリッチ、なんとも発音しにくい名前ですが、
名前にもしっかりとした意味があるのです。
このトマトにはアミノ酸の一種である、
「GABA(ギャバ)」が普通のトマトより多く含まれています。
GABA含有量が多い唯一のトマトとのことです。
このことから、品種名に「ギャバ」が含まれています。
GABAは健康機能性成分として近年注目を集めています。
トマトは全般的にこのGABAが含まれて居ますが、
より多くのGABAを含む品種がフルーツゴールドギャバリッチ。
健康食品の素材としても注目を集めています。
また、フルールゴールドギャバリッチは、
ジュースにもなっています。
農家が独自に製造しているジュースで、
群馬県の「かたしなや」で販売されています。
他のトマトと差別化を図るために、
品種開発が行われた成果のトマトと言えます。
フルーツルビーEX同様にやや高めの値段となり、
通販などで購入することができます。
是非栽培してみてください。
ジュースも美味しく体に効く!
[フルーツゴールドギャバリッチ]日本デルモンテ
■特徴
・フルーツルビーEXと同じくキュウリモザイクウイルスに対して、
予防接種を行っているため抵抗性があり、接ぎ木を使用しているため、
その他病害に強いです。
・フルーツルビーEXと同じく栽培がしやすいです。
・中球トマトでオレンジ色のトマトです。
・普通のトマトより多くGABAを含んでいます
・糖度が高く、フルーツ感覚で食べられます。
なめらかな果肉が特徴ですが、皮が固めです。
その他特徴もフルーツルビーEXと殆ど同じ特徴を持っています。
詳しくはフルーツルビーEXを参照してください。
>>フルーツルビーEX
■栽培のコツ
・元肥、追肥は普通の中玉トマトと同様に行ってください。
・4月下旬から5月いっぱいに定植すれば7月の頭から収穫ができ、
10月中旬まで収穫することができます。
・収穫する際にヘタのやや上の節のところから、
ポロリと取れますのでハサミなどは必要ありません。
逆に言うと、熟しているもの落ちやすいので気をつけてください。
・尻腐れが起こったら追肥してください。
栽培方法などもフルーツルビーEXと同じように栽培します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
強力米寿
強力米寿
昔から家庭菜園している方は、こちらをご存知なのでは?
「強力米寿」
古い品種で、1970年に発表されました。
強力米寿→サターン→桃太郎、
とトマトは移り変わってきました。
強力米寿は1970発売、サターンは恐らく1980年代前後発売、
その後、桃太郎(桃太郎自体は1985年発売)の改良品種に移行します。
桃太郎は当時甘いトマトとして売っていたので、
昔ながらの酸味のある味で主流だったのは、
この強力米寿とサターンだったと思われます。
また、桃太郎は甘みを目指した品種ですので、
強力米寿とサターンの二つはまったく別の方向性だと考えられます。
強力米寿は酸味がしっかりしていて、
サターンよりも昔ながらのトマトという感じです。
市場に回っていたのも、強力米寿が主流でした。
その後、似た風味のサターンを経て、
改良を重ねて酸味を抑え、甘いトマトの、
桃太郎ファイトが主流となっています。
市場に出回るトマトのほとんどが青い時期に収穫して、
追熟で赤色にさせています。
このため、味、風味がないトマトが回っていたとのこと。
しかし現在、各種苗メーカーが改良に改良を重ね、
青いまま収穫しても美味しく食べられるようになっています。
この強力米寿も、今はほとんど流通していません。
なぜなら、酸味が強いものを売るくらいなら、
桃太郎などの甘い品種を作ったほうが消費者に喜ばれるからです。
しかし強力米寿の種、苗は、今でも売られています。
懐かしい昔ながらのトマトを栽培してみませんか?
知らない方は日本トマトの歴史を味わってみませんか?
[強力米寿]タキイ種苗
■特徴
・夏秋トマトの名品種です。
・トマトモザイクウイルス、萎ちょう病、斑点病に耐病性を持っています。
・耐暑、耐病性で作りやすいです。
・サターンよりも酸味が強く、メリハリのある味です。
・大玉品種で、実は約210gになります。
・色は赤、または桃色でとても美しいです。
・株の育ちが良く、実のつきが良いので花が落ちることは少ないです。
・後半、スタミナ不足になりがちですが、こちらはスタミナがある品種です。
・雨避け栽培で作りやすいので適しています。
・完熟しても、ヘタの部分が青いことがありますが、完熟しています。
■栽培のコツ
・元肥及び施肥、追肥は他のトマトと同様で良いです。
・肥料を吸収する力が強いのでチッソ肥料は少なめにしてください。
・定植する際には、必ず第一花房が咲いた状態で定植します。
・第一花房はトマトトーンなどのホルモン処理を行って、
確実に実をつけさせてください。
・中間地で4月下旬あたりに定植すれば6月下旬から収穫ができます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
ブラックプリンス
黒いトマトを、見たことありますか?
見た目はちょっと不気味ですが、味はおいしい!
ブラックプリンス、元々はシベリア原産大玉トマトで、
世界を代表するトマトの一つです。
見た目は黒、というより茶色に近いです。
栽培が困難な部類に入り、栽培農家もほとんどいない上に、
市場に出回ることが少ないのでレアなトマトです。
しかし最近ブラックプリンスジュースという、
1万5千円のジュースが発売されましたね!
何故この価格かというと、とにかく栽培が難しく、
場合によっては二週間程度くらいしか収穫ができません。
苗も、ホームセンターではまず売っていないと思います。
通販でも、あまり見かけません。
食味は甘みと酸味のバランスが非常に良く、
皮が薄く、実も非常に柔らかいため食べやすいです。
見た目から敬遠されがちですが、味見して気に入る方が多いようです。
価値が高いこのトマトを育てて、リッチな気分を味わいませんか?
[ブラックプリンス]
■特徴
色が黒い(茶色い)です。
固定種ですので、自宅での種の採取ができます。
完熟したトマトをジップロック等に入れ、温かい場所においておきます。
しばらくするとカビが生え、ドロドロになってくるので、
ドロドロになったら水で丹念に洗い流し、種を乾かしてください。
乾燥が不十分だと種からカビが生えてきてしまいます。
採取後は種をビンなどに入れ、冷蔵庫に保管してください。
■栽培のコツ
・基本は普通のトマトと同様です。
・病気に非常に弱いので注意してください。
また連作も控えるのがコツです。
・成長も弱弱しいですが温かい目で見守ってあげてください。
・ハウス栽培など、気温が上がる場所だと、
枯れてしまう場合があるので注意してください。
・皮が薄いため、実が割れやすいので水やりには注意します。
・大玉トマトですが、普通のトマトより、
1房あたりの実の数を3つ、または4つ程度と少な目にします。
最初は上手く育ってくれないことが多いですが、
みごとに育つと、感動が大きいトマトです♪
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
フルーツルビーEX
フルーツルビーEX
日本デルモンテといえば、キッコーマングループの中心企業。
デルモンテといえば、トマト調味料、加工品、食品、
そしてトマトジュースなど野菜に関連した商品が代表的です。
デルモンテから発売されているフルーツルビーEXを紹介します。
この品種は高級なトマトとして販売されていることもあります。
国内中玉トマトのなかでも大きい品種です。
大玉トマトサイズでもなく中間くらいのサイズです。
やや高めの値段となりますが、通販などで購入することができます。
予約販売なので早めの予約をオススメします。
[フルーツルビーEX]日本デルモンテ
■特徴
・晩生品種です。
・トマトモザイクウイルスのほかにも、
いくつかモザイク症状が表れる病害があります。
そのなかでもこちらはキュウリモザイクウイルスに対して、
予防接種を行っているため抵抗性があります。
・基本的に接ぎ木苗で栽培します。その他病害にも強いです。
・特に手を入れなくても実が落ちたり割れてしまうことが少なく、
育てやすいです。
・中玉トマトで大きさやや大きめでゴルフボールサイズになります。
・ヘタの部分まで真っ赤に染まり。色が鮮やかな赤色で綺麗です。
・味が濃厚で甘みと酸味のバランスが良いです。
・皮がやや固めですが、中身はやわらかく美味。
・栽培中に実が割れてしまうことが少ないです。
・実の大きさが均一です。
■栽培のコツ
・元肥、追肥は普通の中玉トマトと同様に行ってください。
・4月下旬から5月いっぱいに定植すれば、
7月の頭から収穫ができ、10月中旬まで収穫することができます。
・1房あたり、6個程度実がつきます。摘果は必要ありませんが、
多すぎる場合や実同士がくっつくくらい狭い場合はいくつか摘果します。
・晩生品種のため、成長、実の熟しが遅めですが問題ありません。
・収穫する際にヘタのやや上の節のところから、
ポロリと取れますのでハサミなどは必要ありません。
逆に言うと、熟しているものはとれやすいので作業には気をつけてください。
・尻腐れが起こったら追肥します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
シシリアンルージュ
シシリアンルージュ
シシリアンルージュ(sicilian-rouge) 、
加工、調理用のトマトの代表種ではないでしょうか。
中玉トマトに分類されるこのトマト、調理用といったらこれです。
以前はそこまで知名度が無かったのですが、
最近になって知名度も上がり人気が出てきた品種です。
普通の栽培で育つほか、
ソバージュ栽培=放任栽培にも適しているので省力化にもなります。
実際ほとんど手を入れなくてもちゃんと実をつけてくれました!
食味は、皮が薄く、中の繊維質がやわらかいため、
オリーブオイルなどとよく絡みます。
またうまみ成分であるグルタミン酸を多く含むため、
そのままでも十分美味しいですがちょっとひと手間かけて、
塩とオリーブオイルだけで炒めて食べると美味しいですよ。
今日のつまみがない! というときに簡単につくれるおつまみです。
トマトソースなどを自作したいけど、
缶のものじゃなくて生のトマトを使って作りたい!
という方は栽培して、シシリアンルージュに魅了されてみませんか?
[シシリアンルージュ]
草勢が強めで、育てやすいです
■特徴
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、トマトモザイクウイルスに、
耐病性を持っています。
・ヘタが取れやすいですが、元々取れやすい品種です。
・耐暑、耐寒性があるので季節を問わず栽培できます。
・普通のトマトに比べて収穫、成長の回転がはやいので、
多くの収量を見込めます。
・糖度は約7度で一般的な中玉トマトよりも糖度は控えめです。
・早生品種です。また枝が伸びやすいです。
・縦長のトマトで、花数は1花房あたり20程度で、実の重さは約30gです。
加熱するとさらにおいしくなるトマトはお料理に嬉しい!
■栽培のコツ
・基本は普通のトマトと変わりありません。
・追肥はしっかりと行ってください。
・たまに尻腐れ果が出ることがありますが、
その場合はカルシウムを追肥してください。
・ヘタが取れやすいことから、収穫前に実が落ちてしまうことがあります。
手を入れる際は気をつけてください。
・水の吸収が急激なため、実が割れやすいので気をつけます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
グリーンゼブラ
グリーンゼブラ
トマトといったら赤!
たまに黄色がありますよね?
なんと……、緑色もあるのです!
「グリーンゼブラ(Green zebra)」
名前の通り、緑のしましま模様が特徴のトマトを紹介します。
こちらはマウロの地中海トマトではなく、
世界各国で栽培されているトマトの一つです。
世界には私たちの知らない色鮮やかなトマトがたくさんあります。
グリーンゼブラは生食では果肉がやわらかく、
酸味がさわやかに、さっぱりとしている風味が特徴です。
加熱すると食感が変わるトマトなので見た目も食感も楽しめます。
しましま模様を生かすならサラダに、食感を楽しみたいなら加熱して、
酸味を生かすならジューズにしたり、利用方法はさまざまです。
気に入った方法でお召し上がりください!
またグリーンゼブラは、まったくといっていいほど実も、苗も、
一般市場には回っていないので見かけることは無いと思います。
苗や種は通販で売っていますので、入手には問題がないかと思います。
しましま模様の変り種トマトを家庭で作って楽しみませんか?
グリーンゼブラ
[グリーンゼブラ]フランスCATROS社
■特徴
・完熟しても緑色で完熟するとしましま模様白い部分が、
黄色みを増してきます。
・実の重さは約150gと、大きさは中玉トマトより大きめですが、
大玉トマトよりは大きくなりません。
・シャキシャキとした独特の食感です。
・草丈が高くなりやすく、実のなりが良いです。
・果肉がしっかりと詰まりトマトのゼリー状の部分が少ないです。
■栽培のコツ
・耐病性がほとんどないため栽培には注意が必要です。
・元肥、追肥は普通のトマトと同じで良いです。
・カルシウム不足になりやすいので症状が出始めたら石灰をまきます。
・余分な養分を不要な葉にまわさないために、
収穫が終わったら、段の下の葉はすべて切り落とすようにします。
・特に連作障害が出やすいので連作は絶対にしないでください。
・収穫のめやすはしましまの白い部分が黄色くなってから、
完熟で収穫することをオススメします。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
麗夏
麗夏
麗夏はサカタのタネから販売されています。
農林水産大臣賞を受賞した大玉トマトでもあります。
麗夏はサカタのタネの中で「王様トマト」に分類されています。
*王様トマトとはサカタのタネが開発したトマトで、
ほぼ完熟で収穫しても実が崩れない、青果物ブランドトマトです。
市場に出回っているトマトは青い状態で収穫しますが、
王様トマトはほぼ完熟した状態で収穫し販売します。
王様トマトは実がしっかりしているため、
輸送の段階でやわらかくなり傷むことはほとんどありません。
とくに麗夏は、熟度表で4段階以降の赤さで収穫して出荷しても、
輸送に耐え販売店に並ぶことができます。
王様トマトとして販売されている、このトマト麗夏、
栽培してみても面白いかもしれませんね。
[麗夏]サカタのタネ
■特徴
・りんか409と同じく、トマトモザイクウイルス、萎ちょう病、
半身萎ちょう病、葉かび病、斑点病、ネコブセンチュウ、
に対して耐病虫性を持っています。
・実がしっかりしていて、実が割れることが少ないです。
・大きさは220g程度と、他の大玉トマトと同じサイズです。
・実は高糖度で、甘みと酸味のバランスが良いです。
・生食のほかにスープや炒めたり火を通しても美味しいです。
樹上完熟にとても向いているトマトです
■栽培のコツ
・疫病、うどんこ病などは防除を徹底してください。
・元肥は少なめに、追肥は普通のトマトと同じように行います。
・第1花房開花ごろに定植を行いましょう。
若い苗を植えないようにしてください。
・5月の頭から6月の終わりまでに定植ができ、
6月の終わりから10月下旬まで収穫ができます。
・大玉トマトの基本を守っていれば簡単に栽培ができます。
・第1花房から第3花房はトマトトーンでホルモン処理を施すのが良く、
確実に実をつけるようにして、株を安定させるようにします。
・わき芽をはやめにかきとり、1本仕立てで栽培してください。
・水やりは植え付け時にはたっぷりと、その後は控えめにしてください。
・追肥は第1果がピンポン玉くらいの大きさになったら、
第1回目を行い、その後は20日おきを目安に行ってください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
りんか409
りんか409
りんか409、2007年にサカタのタネから発売されたトマトをご紹介します。
桃太郎などと同じ大玉トマトのひとつです。
りんかの特徴はいろいろありますが、
目玉は、大玉トマトの中でも水やりを押さえ、甘く育てられることです。
このことからフルーツトマトとして出荷される中では、
りんか409が多く使われています。
甘く育てると、サイズは中玉トマト程度ですが甘くて美味な品種になります。
他の大玉トマトに飽きた方はりんか409を栽培してみませんか?
[りんか409]サカタのタネ
■特徴
・トマトモザイクウイルス、萎ちょう病、半身萎ちょう病、
葉かび病、斑点病、ネコブセンチュウに対して耐病虫性を持っています。
・早い段階から実の肥大力が良く、多く収穫できます。
・空洞果、すじ腐れ果の発生が少ないため、良いものができます。
・実の形などは他の大玉トマトと同程度です。
・大きさは他の大玉トマトに比べ、220g~240gと大きめです。
・低温期でも色のつきが良く、全体が赤くなりやすく、
収穫も赤く熟してから収穫できます。
・手に持った感じではしっかりとした固さですが、
食味は高糖度でコクがあります。
・水っぽさが少なく、甘み、酸味のバランスが取れたトマトです。
・水やりを最低限にすることにより甘みが増します。
・早生品種で、夏秋の栽培に適しています。
・やや高めの温度での栽培に強いです。
■栽培のコツ
・元肥、追肥などは他の大玉トマトと同じように行ってください。
・定植は第1花房開花前から植えることができます。
・4月中旬から5月中旬にかけて定植ができ、
収穫は10月上旬または10月いっぱいまで収穫ができます。
・水やりは第1花房に実がつき、肥大する頃をめやすに行ってください。
生育初期からスムーズに生育ができるようにしましょう。
・追肥は第4花房の花が咲いたら行いましょう。
・花数が多くなる段も出てくるので、その際はいくつか花を切りましょう。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
小桃
小桃(コモモ)
小桃は、前にご紹介した千果、アイコと並んで人気があるミニトマト。
千果とちがってこちらはやや縦長のミニトマトです。
色はやや桃色で、かわいらしいです。
形はアイコに似ていますが、
アイコよりやや糖度が高いという特徴があります。
逆に、千果・アイコより1花房あたりの花の数が少なめです。
千果、アイコ・小桃とそれぞれ特徴があり、
味も甲乙つけがたいですが、どれもおいしいトマトです。
特に千果、アイコ、小桃は栽培が簡単なため、
これから家庭菜園をしたいという方にはぴったりです。
家庭菜園をしている方は自分の好みのトマトを探しながら、
全品種栽培して比べてみるのも楽しいですね。
いろいろなトマト栽培のきっかけとなればいいなと思います。
[小桃]タキイ種苗
■特徴
・早生品種ですが、千果よりは成長がやや遅めです。
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、斑点病、
サツマイモネコブ線虫に耐病虫性を持ちます。
・トマトモザイクウイルスには耐病性を持たないので、
栽培する際には接ぎ木苗を使用する必要があります。
・栽培が簡単。プランターや鉢植え向きです。
ハウスなど設備があれば一年中栽培ができます。
・糖度は8~10度、栽培によってはもっと甘くすることができます。
・果肉が厚く、ゼリーが少ないので甘みを感じられます。
・やや縦長のトマトですので食べやすく、ゼリーの飛び出しも少ないです。
・実の大きさは千果やアイコより大きく、20g~30gです。
・実が割れてしまうこと=裂果が少ないです。
ミニトマト アイコ
■栽培のコツ
・元肥、施肥は他のミニトマトと同じように行ってください。
・追肥は他のトマトに比べて早めに行ってください。
苗の勢いが弱い場合は各花房開花時期に追肥を行います。
強い場合は奇数花房開花時期に行ってください。
・特徴で説明した通り、接ぎ木苗を使用するのが良いです。
・4月中旬に定植すれば5月中旬から収穫ができます。
・千果よりヘタが取れやすいので気をつけてください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方