トマト 生理障害の治療
尻腐れ果を切ったところ
トマト栽培では、菌などが原因で起こる病気の他に、
生理障害と呼ばれるものが発生することがあります。
健全に育っていたはずなのに、
病気ではない異常が出たら、生理障害かもしれません。
トマト栽培で起こりやすい生理障害の種類と、
その原因と治療法をまとめました。
トマト すじ腐れ
トマトの実の表面に斑点やすじが出た場合は、すじ腐れを疑ってください
トマト栽培をしていると、実が大きくなって色づいてくる頃に、
いつ収穫できるかとワクワクします。
けれど、よく実の様子を見ていると、異変に気付くことがあります。
トマトには、すじ腐れという生理障害が起こることがあります。
すじ腐れとは、どのようなものなのでしょうか。
また、原因や対策はあるのでしょうか。
トマト 尻腐れ病
トマトが尻腐れ病に! 初体験、品種は麗華で窒素過多が原因です
尻腐れ病果を割ったところ、腐っていない部分は食べられますが……
ルンゴが尻腐れ病に。しかし、カルシウムの葉面散布で乗り切れました!
トマト栽培で、実のお尻の部分が茶色や黒っぽく変色したり、
ぶよぶよと腐ったように凹みができることがあります。
トマトの第3花房の実が膨らむ頃に、発生しやすいと言われています。
これが尻腐れ病というものなのですが、
病という字がついているものの、病気ではなく生理障害の1つです。
つまり、この生理障害を解消してあげることで、
通常の実が収穫できるようになることもあるのです。
尻腐れ病の原因を知り、対策を覚えておくことで、
育てたトマトが無駄にならずに済むことがあります。
トマト 高温障害
6月下旬、通販から送られてきた苗たち、輸送中の高温で、葉が巻き花が落ちています
トマトは夏が旬のため、暑さには強いイメージがあります。
けれど、実際に育ててみると、高温期に調子を崩すこともあります。
高温が続いた時に不調が出た場合、高温障害と呼ばれます。
トマト栽培での高温障害では、どのような症状が出るのでしょうか。
トマト 裂果
縦に横に、実が割れています
トマトを育てていて、初心者~上級者まで、悩むことが多いのが裂果です。
裂果とは、字のごとく実が割れてしまう症状のことで、実割れとも呼びます。
トマト栽培では起こりやすい症状の1つで、割れた実は商品価値が下がることから、
農家にとっては大打撃になることもあります。
トマトの裂果は、なぜ起こるのでしょうか。
裂果の症状の種類や原因、対策をまとめたので、参考にしてください。
トマト 茎の異常肥大
茎が太く、葉の色が濃いのが気になります
トマトを初めて育てた方の中には、
意外と華奢な株姿だなと感じる方がいるようです。
けれど、中にはとてもガッシリとしていて、茎が太くなっていることもあります。
実は、正常なトマトの株姿は、やや細身で華奢に見えます。
たくさんの重そうな実を支えるには、頼りなさそうに見えるほどです。
そのため、トマトの茎が異常に肥大している場合は、要注意です。
トマトの茎の異常肥大の原因や対策をまとめたので、参考にしてください。
トマトの葉っぱの病気
トマト斑点病
トマトは基本的にとても丈夫な野菜ですが、
育てている環境や育て方によっては、病気にかかることもあります。
しかも、トマトがかかる可能性のある病気は意外と多く、
そのほとんどが葉に症状を出します。
地下部分の根に異常が出る病気も、
その影響で地上部にある葉や茎に症状が出ることがあります。
トマトがかかりやすい病気の中でも、葉に症状が出るものをまとめました。
トマト葉 黒い斑点
トマトの葉に黒い斑点が出るのは?
トマトを育てていると、色々な変化を見つけることがあります。
良い変化もあれば、当然心配になるような変化もあります。
心配になる変化の1つに、トマトの葉にできる黒い斑点があります。
トマト栽培ではよく見られる症状ですが、葉に黒い斑点ができるのには、
どういった意味があるのでしょうか。
トマト うどんこ病の予防と対策
トマトのうどんこ病発生初期、このくらいなら治せることが多いです
[トマト うどんこ病の予防と対策]
■うどんこ病とは?
葉の表面に、白い粉をふったようになっている場所があったら、
うどんこ病の可能性が高いです。
葉巻き
元気そうに見えますが、この葉の巻き具合はちょっと問題ですね
トマトを育てている時、葉が大きく旺盛に育ち、
色が濃い状態になっていると、とても元気なように見えます。
ところが、そこに葉巻きの症状が加わると、生理障害が疑えます。
トマトに葉巻き症状が出た時、原因は一体何なのでしょうか。
また、何か対策はあるのでしょうか。
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