青いトマトのレシピ
青いトマトも美味しく食べられます
青いトマト、落下したり摘果したり、
寒くなってしまって色づかなったトマト。
そのまま捨ててしまうのはもったいない!
そのままでは酸っぱい青いトマトも、
調理方法によってはおいしくいただけます。
[青いトマトのレシピ]
■青トマトのフライ
アメリカ南部では有名な料理です。
熟した赤いトマトとは全く違う食感と味を楽しむことができます。
●材料
・青いトマト……1個~
・塩・コショウ……適量
・卵……1個~
・小麦粉……大さじ4~
・パン粉……大さじ4~
●作り方
1.トマトを1cm幅にスライスし、断面に塩をふって5分おく。
表面に浮いた水分をキッチンペーパーなどでふき取る。
2.水分を拭き取ったトマトにコショウを軽くふっておく。
3.小麦粉、といた卵、パン粉の順番につけていく。
作っていくうちに小麦粉などが足りなくなった場合は適宜足していく。
4.フライパンに1cmほどの深さになるように揚げ油(分量外)を入れる。
5.170度くらいの油で、表面がこんがりきつね色になるまで揚げる。
6.余分な油をきる。お好みでソースやマヨネーズをつけて、
食べてもおいしいです。
青いトマトならではの味が!
■青トマトのジャム
酸味の強い青いトマトも、ジャムにしてみればおいしく変身できます。
トーストに塗るのはもちろん、料理にも使うことができます。
●材料
・青いトマト……適量
・砂糖……トマトの半分の重さ
・レモン汁……大さじ1
●作り方
1.トマトをよく洗い、水気をとってヘタをとる。
2.トマトを2cm~3cm角に切る。
3.鍋に切ったトマトと砂糖を入れ、軽く混ぜる。まだ火はつけないでおく。
4.砂糖をまぶしたトマトから水分が出てきたら、鍋を中火にかける。
5.水分が沸騰してきたら、火をゆるめ、表面がふつふつする程度にする。
6.底が焦げないように時々混ぜ、トマトが煮崩れて、
全体がとろっとするまで煮詰める。
7.全体がとろっとしてきたらレモン汁を加えてよく混ぜる。
8.好みの硬さになるまで煮詰めたら火を止める。
冷めると硬くなるので、少しゆるいかなと思うところで火を止める。
9.煮沸消毒したビンにジャムを移し、フタを閉めたら完成です。
完熟していない新鮮なトマト
ピクルスにしても美味しい肴、箸休めになります。
■青いトマトの成分
野菜や果物の木や若い実には、
人間にとって毒となる成分が含まれていることがあります。
トマトもその一つで、トマチンという成分が含まれています。
このトマチンは、トマトの株全体に含まれており、
特に葉や茎に多く含まれているそうです。
実の中にも当然含まれていますが、
熟すことによって含有量は減っていきます。
花、葉、茎に比べると、若い未熟な実であっても含有量は少な目です。
その中でも、未熟果>青い実>完熟の実という順番に、
トマチンの含有量は減っていきます。
未熟果と完熟の実を比べると、1000分の1くらいとなります。
ただ、まだ青い実を食べたからといって、
すぐにどうにかなるというわけではありません。
たいていの場合は一度に大量に食べなければ、
具合が悪くなったり変な症状が出ることはありません。
小さなお子様や、大人でも体調や体質によっては、
気分が悪くなったり、お腹を壊したりすることが稀にあります。
少量食べて何か異変があった場合は、もったいないからと思わず、
無理に食べようとするのはやめておきましょう。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方