シシリアンルージュの摘芯
■シシリアンルージュの摘芯
シシリアンルージュもトスカーナバイオレットなどと同様に摘芯を行いました。
2段摘芯をする予定のためです。
一番早く摘芯したのはシシリアンルージュでした。
作業をした6月13日は雨が降ったり止んだりと、不安定な天気でした。
雨の日に作業をするのはあまりよくないと言われます。
湿気により、わき芽や摘芯場所などの傷口が乾きにくく、
傷口から病害菌が入ってしまうことがあるそうですが、
今回は、日程的にも実験的にも、雨の日に作業してみました。
使うわき芽が小さいうちに摘芯をしました。
他のトマトと違う条件は、
・雨の日の作業
・使うわき芽が小さい時からの摘芯
ということになります。
この日、わき芽は小さかったので誘引しませんでした。
約10日後の6月22日、仮誘引をしてあります。
見た感じ、わき芽の生育が旺盛に感じます。
軽く支柱に誘引してあったので、ちょっと曲がっています。
この後、トスカーナバイオレットなどと同様に、捻枝をして、横に曲げました。
早くからの摘芯をすれば、その分栄養がわき芽にいくようなので
わき芽が伸びやすくなっていたのだと思います。
また、育てているほかのトマトに比べて、節と節の間が短かったので、
摘芯場所が低かったのだと思います。
わき芽は間伸びしているような状態ですが……。
また、雨の日に作業をしましたが、現在のところ病気の兆候はありません。
シシリアンルージュの摘芯のほかに、他のトマトのわき芽かきもしました。
雨天の摘心、わき芽かきは、気にしなくても良いかな? と思いましたが、
大量にトマトを育てたり、プロの農家のかたは、雨天は避けたほうが安心ですね。
雨の日は、トマトの茎がシャキっとしているので、捻枝はしないほうが良いです。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
シシリアンルージュ わき芽かき
■シシリアンルージュ わき芽かき
シシリアンルージュ、育ってきました。
植えつけたのが5月16日、写真は5月27日です。
植え付けて10日も経っていませんが、
青々と、そしてしっかりと生長しています。
これ以降の生長が楽しみです。
トマトもやっと植えつけてもらえた!
というように、どんどん生長していきます。
見ているだけで楽しいです。
シシリアンルージュをぱっと見た感じでは、
まだ花芽、第1花房まで見えていませんが、
よく観察してみると第1花房を確認することができます。
植え付けの時点でシシリアンルージュの花芽を確認できたので、
花の向きが自分の方へ向くように植え付けました。
後の作業や収穫がしやすくなるので、
第1花房が確認できるまで植え付けを待っても良いと思います。
シシリアンルージュのわき芽が目立つようになってきました。
葉の一番下からもわき芽が出てきたので、わき芽を取りました。
まだ小さかったので手で取りました。
大き過ぎる状態で無理にトマトのわき芽を取ると苗を傷つけてしまうので、
この大きさくらいがわき芽かきの適期だと思います。
わき芽かき
このような感じで株を手入れして、27日の手入れは終了しました。
ちなみに、水やりはほとんどしていません。
屋根がない場所で育てているので、雨に頼っています。
雨が降らず乾燥している場合は、水やりをするようにしています。
トマトを眺めていて、突然思ったことが、
「わき芽がもったいない!」
わき芽を育てることで同じ苗を作ることができるので、
試しに挿し木をしてみようと思いました。
>>トマト 挿し木方法
ということで、わき芽を使って挿し木のように土に植えました。
使用した土は、以前、黒トマトの鉢上げで使った、
プラグポット専用培養土のサブライムソイルを使用しました。
わき芽を使って挿し木をするのは初めてです。
セルトレイに土を入れて、わき芽を丁寧に、優しく扱って植えました。
その後、水やりをして、直射日光が当たらない椅子の下に置きました。
土がやや乾きやすかったので、乾燥してきたら水やりをしました。
シシリアンルージュのわき芽、最初はしんなりとしていたのですが、
日が経つにつれ、シャキッとしっかりしてきました。
少しずつ生長しているので、畑に植えようと考えています。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
シシリアンルージュ
シシリアンルージュ
シシリアンルージュ(sicilian-rouge) 、
加工、調理用のトマトの代表種ではないでしょうか。
中玉トマトに分類されるこのトマト、調理用といったらこれです。
以前はそこまで知名度が無かったのですが、
最近になって知名度も上がり人気が出てきた品種です。
普通の栽培で育つほか、
ソバージュ栽培=放任栽培にも適しているので省力化にもなります。
実際ほとんど手を入れなくてもちゃんと実をつけてくれました!
食味は、皮が薄く、中の繊維質がやわらかいため、
オリーブオイルなどとよく絡みます。
またうまみ成分であるグルタミン酸を多く含むため、
そのままでも十分美味しいですがちょっとひと手間かけて、
塩とオリーブオイルだけで炒めて食べると美味しいですよ。
今日のつまみがない! というときに簡単につくれるおつまみです。
トマトソースなどを自作したいけど、
缶のものじゃなくて生のトマトを使って作りたい!
という方は栽培して、シシリアンルージュに魅了されてみませんか?
[シシリアンルージュ]
草勢が強めで、育てやすいです
■特徴
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、トマトモザイクウイルスに、
耐病性を持っています。
・ヘタが取れやすいですが、元々取れやすい品種です。
・耐暑、耐寒性があるので季節を問わず栽培できます。
・普通のトマトに比べて収穫、成長の回転がはやいので、
多くの収量を見込めます。
・糖度は約7度で一般的な中玉トマトよりも糖度は控えめです。
・早生品種です。また枝が伸びやすいです。
・縦長のトマトで、花数は1花房あたり20程度で、実の重さは約30gです。
加熱するとさらにおいしくなるトマトはお料理に嬉しい!
■栽培のコツ
・基本は普通のトマトと変わりありません。
・追肥はしっかりと行ってください。
・たまに尻腐れ果が出ることがありますが、
その場合はカルシウムを追肥してください。
・ヘタが取れやすいことから、収穫前に実が落ちてしまうことがあります。
手を入れる際は気をつけてください。
・水の吸収が急激なため、実が割れやすいので気をつけます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方