調理用トマト スープ
調理用トマト スープで、おしゃれなガスパチョ
調理用トマトの使用用途は、トマトソースだけではありません。
様々な料理に使えますが、その中でもバリエーションが豊かで、使い勝手が良く、
また調理用トマトに慣れていない日本人でも作りやすいのが、スープです。
調理用トマトを使ったスープには、どのようなものがあるのでしょうか。
[調理用トマト スープ]
■汁として使う
調理用トマトは、生のままだと少し硬く、しかも水分が少ないので粉っぽい食味です。
けれど、加熱することによって硬かった果肉はとろけて柔らかくなり、
薄味だと思っていた風味は濃厚になり、旨みが強くなってきます。
調理用トマトをしっかりと加熱して煮崩れさせ、スープの汁部分として使えば、
濃厚で風味豊かなトマトを強く感じることができます。
調理用トマトはもともと水分が少ないので、炒めて崩した後は、
コンソメスープなどのだし汁を足して具材を煮込みます。
仕上げに塩コショウをするだけでも、トマトの風味を満喫することができますし、
仕上げに牛乳や豆乳を加えてクリームスープにしてもおいしいです。
トマトは野菜だけでなく、肉や魚にもぴったりと合い、
それぞれの旨みを倍増させることもできます。
水分の多いスープ部分をメインに食べるスープも、
大きめの具がごろごろ入っている具材をメインに食べるスープも、
どちらもおいしく作れます。
■具として使う
調理用トマトを具としてスープに入れる場合、トマト選びも重要になります。
調理用トマトは、もともと果肉が硬く、煮崩れしにくいものが多いです。
それでも、果肉がとろけやすいタイプと煮崩れしにくいタイプとに分かれているので、
具として使う場合は、煮崩れしにくいタイプを選ぶのがポイントです。
トマト以外の具が火の通りやすいものの場合は、切った調理用トマトも他の具と一緒に
炒めてからスープを加えて煮立たせます。
もしジャガイモや大きめの肉など、火の通りにくい食材と一緒にスープを作る場合は、
長時間煮込むことでトマトが煮崩れることがあります。
この場合は、仕上げにいれると良いでしょう。
ガスパチョ、美味しくて夏バテ知らずです
■生で使う
調理用トマトは、生ではおいしくないイメージがあります。
果肉が硬くて粉っぽく、生食用トマトのようなジューシーさはありません。
しかも味もどこかぼやけたような感じがして、
トマト本来の甘酸っぱさがないものも多いです。
けれど、調理用トマトも、調理法によっては、生でもおいしく食べられます。
調理用トマトを生でもおいしく食べるには、
トマト単体ではなく、他の調味料や野菜と一緒に混ぜることが大切です。
スープにするなら、冷たいスープのガスパチョがお勧めです。
調理用トマトの他に、キュウリやタマネギ、ニンニク、ピーマンなどを刻み、冷やした
コンソメスープと合わせます。
お好みでオリーブオイルやタバスコなどを足して食べれば、夏の疲れも吹き飛ぶ
おいしさで、食欲もわいてきます。
このように、他の香味野菜やオイル、調味料などと一緒に合わせることにより、
調理用トマトから新しい魅力が生まれます。
生では食べられないと思い込まず、色々なものに使ってみると良いでしょう。
■残さず使う
調理用トマトを二次的に利用したスープがあります。
それが、トマトソースを作った鍋で作るトマトスープです。
調理用トマトは、本当においしい食材です。
それを余すことなく利用するためには、鍋の隅やヘリに残ったソースも使います。
トマトソースを作った後、ソースを保存容器に移すと、鍋に残ったソースが気になること、
ありませんか?
この鍋に残ったソースこそ、水分が抜けてトマトの旨みが凝縮した、最高の調味料に
なるのです。
トマトソースを作った鍋に、適量の水と固形コンソメなどを入れ、好みの具を入れて
煮込むだけです。
旨みが凝縮されたトマトソースの残りがスープにとけだし、トマト風味のおいしい
スープになります。
残ったソースの量は少ないので、塩コショウや塩気の強いベーコンなどを入れ、味を
調整するだけで簡単にできます。
トマトの風味は少し薄くなりますが、旨みが強いのでとても美味しいです。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方