ミニトマト 花が咲いてから実がなるまで
一段目花房の開花
房状に咲くミニトマトの花
ミニトマトの苗を植え付ける時、1段目の花は1つか2つ、咲いています。
この花が咲き実がなって収穫するまで、毎日ドキドキワクワクしながら、
ミニトマトの様子を見ている、という方も多いでしょう。
ミニトマトの花が咲いた後は、どうなるのでしょうか。
[ミニトマト 花が咲いてから実がなるまで]
■収穫までの日数
ミニトマトは、花が咲いて実となり、実が肥大して色づき完熟するまで、
だいたい55日前後かかるといわれています。
ミニトマトは、1段目の花が咲いて以降、株はどんどん伸びて大きくなり、
それに伴って2段目、3段目の花房もつきます。
毎日少しずつ変化しながら生長する姿を見ていると、
収穫までの時間が短く感じることもありますが、
完熟までには、意外と長い日数がかかります。
ミニトマトの花自体の寿命は、それほど長くありません。
開花から数日のうちに散り、その後数日経つと、
実が膨らみ始めているのが見えるようになります。
着果できなかった花は、花のガクごと落ちるので、
花が早々に散っても気を落とす必要はありません。
人工授粉
■必要な作業
・受粉(人工授粉)
花が咲いた後に実をつけるためには、やはり受粉が必要です。
ミニトマトは、1つの花の中に、雌しべと雄しべが存在しています。
本来は、風などによる軽い振動や、虫による媒介によって、受粉は完了します。
けれど、1段目の花房がきちんと着果しないと、その後の生育にも影響が出るので、
1段目だけは確実に着果させたいところです。
風や虫など、自然に頼って栽培してももちろん良いのですが、
不安な場合は人工受粉がお勧めです。
花1つ1つを、めん棒や柔らかい筆を使って、人工受粉します。
また、風が吹いているような振動を起こすため、花房や茎を指で軽く弾いたり、
電動歯ブラシなどを茎に当てる、という方法もあります。
いずれの方法も、乱暴に行うとせっかくの花が落ちる原因となります。
しっかりと開花したミニトマトの花は、軽い振動でも花粉を落とすので、
力を入れすぎないよう、注意しましょう。
また、トマトトーンなどのホルモン剤を使うのもお勧めです。
最近では、便利なスプレータイプのトマトトーンも、
ホームセンターなどで販売されています。
>>ミニトマト 受粉
市販の雨除けセット
・雨よけ
花が咲いて実がつく頃になると、やはり雨よけをしておいた方が安心です。
雨によって花粉が流れることもありませんし、雨粒が実に当たったり、
実が過度な水分を含んだことによる裂果を防げます。
水分量をコントロールすることで、草勢をコントロールすることもできるので、
ミニトマト栽培では、雨よけ栽培がお勧めです。
ベランダなど、雨が当たらない場所で栽培している場合は不要ですが、
地植えと同じく雨が当たる場所で容器栽培している場合は、
雨よけをしておいた方が株が元気に育ちます。
ホームセンターやインターネット通販でも、雨よけセットが簡単に入手できます。
また、支柱と透明のビニール、紐などを使って自作もできます。
>>トマト 雨よけのしかたは?
・追肥
こちらをご覧ください。
>>ミニトマト 肥料
色づき始めたアイコ
収穫期に入ったアイコ、わくわくします!
・結実・収穫
こちらをご覧ください。
>>トマト 収穫方法
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方