トマト 葉 しおれる

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トマト 葉がしおれるのは?

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トマトの葉がしおれてくると、とても心配です

 

 

元気に育っているトマトの葉がしおれてくることがあります。

トマトの葉がしおれるのには、さまざまな原因があります。

 

容易に復活することができる原因から、致命的な原因までを6項目に分け、

対策とともに、わかりやすく説明していきます。

 

元気なトマトを栽培するために役立ててくださいね。

 

 

[トマト 葉がしおれるのは?]

 

 

■トマト 葉がしおれるのは?

 

1.水切れしている
大玉トマトもミニトマトも株全体の葉に元気がなく、
しおれたようになっている場合、
水切れを起こしている可能性が高いです。

 

トマトはもともと雨の少ない地方で育っていたため、乾燥には強いです。
けれど、土が完全に乾いてしまっている環境では、
水切れを起こして葉がしおれたようになってしまいます。

 

 

鉢、プランターなどの容器栽培は特に水切れに気をつけます

 

 

特に鉢やプランターなど、土の容量が少ない容器栽培の場合は、
地植えに比べて、かなり乾燥しやすい環境です。

 

また、容器栽培をしている場合、
水を与える時に土の表面を湿らせる程度にしか与えない場合、
日中に気温が上がり、水切れを起こしてしまうことがあります。

 

実を甘くする方法として、水を極限まで減らす栽培方法もあります。

 

しかし初心者の方や、トマト栽培にまだ慣れていない方は、
まずは適切な水やりをして、枯らさずに収穫までこぎつけることが大切です。

 

トマトの水を加減する栽培方法は、経験がものをいう栽培方法です。
慣れないうちは、土の表面が乾いていたり、

 

葉がしおれたようになって水切れのサインが出ていたら、
容器の底から、水が染み出すまで、充分に水やりします。

 

表面だけに水を与えても、土の中心までは湿っていません。
土の中心部分まで水が届くよう水やりの仕方には注意しましょう。

 

2.環境が変化した
トマトの苗を購入し、植え付け後に葉がしおれる場合は、
環境の変化によるものが考えられます。

 

苗を育てていた場所や、管理していた場所が、
半日陰など少し日差しの弱い場所で育てていた場合、

 

いきなり一日中日当たりの良い場所に植え付けると、
日差しが強すぎてしおれたようになってしまうことがあります。

 

容器栽培の場合、いったん半日陰の場所に移動させ、
そこから徐々に日当たりの良い場所へと苗を慣らしていくようにします。

 

地植えの場合、移動は難しいので遮光ネットなどをかぶせて日差しを調節し、
少しずつ日当たりの良い状態へと慣らすようにしましょう。

 

 

トマトは環境の変化が、たいへん苦手です

 

 

3.土が高温になった
水切れと似たような状態ですが、
特に鉢やプランターなどの容器栽培で起きやすい症状です。

 

地植えに比べて容器栽培は土の量が制限されているだけでなく、
容器自体が太陽の光を浴びやすい環境でもあります。

 

容器に直接強い光が当たることにより、中の土が高温になり、
乾燥が早まったり蒸れたりすることがあります。

 

乾燥防止のためにマルチを敷く方法もありますが、
おすすめなのは容器に直射日光が当たらないようにする方法です。

 

育てている容器がすっぽり入る遮光性の鉢や入れ物に入れて、
二重鉢の状態にすることで、直接鉢に光が当たるのを防げます。

 

また、容器部分が陰になるように遮光ネットや物を置くのも効果的です。

トマトの葉や茎自体は光によく当てる必要があるため、
容器の部分だけを日陰にするように工夫してみましょう。

 

さらにベランダや床がタタキになっているところで育てている場合、
容器を直接置いてしまうと、熱が伝わり土が高温になります。

 

容器の下にレンガやスノコなどを敷いておくことで、
害虫の侵入も防ぐことができ、風通しもよくすることができます。

 

最近では、雑貨店で陶器やテラコッタ製のかわいらしいポットフィートなども、

販売されているので、飾りつけと環境改善を兼ねることができます。

 

 

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4.根腐れしている
水切れとは反対に、湿気た状態が続き、
根が傷んでしまった場合も、葉がしおれたようになってしまいます。

 

これは傷んだ根が水を吸い上げられなくなり起きる症状です。
トマトはどちらかというと乾燥気味に管理する方が良い野菜です。
無理に水を与えると、過湿で根腐れを起こします。
容器栽培の場合は、土の表面が完全に乾いてから、

 

あるいは、表土を指やシャベルで2~3センチほど掘って、
中が乾燥している状態と分かったら水を与えるようにします。
植え付けて間もない、まだ苗が小さな状態の時は、
大型のプランターで育てていると、

 

苗に対して土の量が多いため、表面が乾いていても、
中はしっかり湿っていることが多いです。

 

 

こちらのトマトは水やりが多く肥料が足らないようです

 

 

容器栽培の水やりは、とくに気遣ってあげましょう

 

 

中がほとんど乾いていない状態で水を与えると、
過湿になってしまうので注意が必要です。

 

水やりの具合が少し難しいかもしれませんが、
土の状態をよく確認することで、
しだいに水やりのタイミングが分かるようになってきます。

 

5.肥料が多い
肥料、特に窒素分が多い時に見られる症状です。
この場合は、株全体ではなく、
生長点付近の葉がくるっと巻いたようになります。

 

窒素過多になると、樹ボケを起こして、
花付きや実付きが悪くなるので注意が必要です。

 

トマトはもともと多肥を嫌う野菜ですので、
肥料の与え方には注意しましょう。

 

 

手入れが不十分で萎れて枯れていくトマト

 

 

6.病気
トマトが青枯病など、なんらかの病気にかかってしまった時も、
葉がしおれたようになってしまいます。

 

株全体の葉がしおれたようになり、
夜になると戻り、また昼間にしおれるサイクルを数日繰り返します。

 

その後、しおれた葉が夜になっても戻らなくなり、枯れてしまいます。
葉がしおれる症状が出る病気には、他に萎ちょう病というものがあり、
こちらは半分の葉だけがしおれたようになります。

 

トマトの病気は、連作やどろ跳ね、肥料過多などで、発生が助長されるので、
適した環境で適した育て方をすることで防ぐことが十分可能です。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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トマト栽培Q&A

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