紫トマト
紫トマト
紫トマトは、高木農園が販売しているトマト品種です。
日本のトマトにはない、色と形が珍しい紫トマトとは、
どのような特徴を持ったトマトなのでしょうか。
また、育て方に何かコツはあるのでしょうか。
*紫トマトを総称と考えると、
近日人気のトスカーナバイオレットや黒トマトのインディゴ・ローズなども、
紫トマトの概念に含まれるようです。
こちらでは、高木農園さんの固定種である紫トマトをご紹介します。
フレッシュケチャップ
■フレッシュケチャップ
ケチャップは市販の商品を使う方が多いと思いますが、
自作することもできるんですよ。
加工品に使う調理用トマトを用意するのが難しい、
という場合でも、安心してください。
スーパーで売っているトマトでも、ケチャップを作ることができます。
自家製のケチャップは、美味しい
市販のケチャップとは一味も二味も違うので驚かれるはずです。
●材料
大玉トマト……4個~5個(500g~600g)
タマネギ……1/2個
酢……大さじ1.5~大さじ2
塩……小さじ1~小さじ1.5
シナモン……少々
ローレル……1枚
ハチミツ……大さじ2~大さじ3
●作り方
1.トマトは洗ってヘタをくりぬいておきます。
鍋にお湯を沸かしたら、トマトをそっとお湯の中に入れます。
表面の皮にヒビが入ったら、お湯から出して冷水に入れて冷やします。
ひび割れたところから皮を剥くと、するっと気持ちよく剥けます。
すべてのトマトをこのように湯剥きしておきます。
2.湯剥きしたトマトはざく切りにし、
タマネギは皮を剥いてすりおろします。
鍋にトマト、タマネギ、酢、塩、シナモン、ローレルを入れ、中火にかけます。
全体を混ぜながら温め、沸騰してきたら、強めの弱火にします。
3.沸騰した後、時々ヘラなどで混ぜながら、25分~40分ほど煮詰めます。
好みの濃度になったら、ハチミツを加えてよく混ぜ、
ひと煮立ちさせたら完成です。
ローレルを取り除き、消毒した瓶などに入れ、冷蔵庫で保存します。
●ポイント
トマトは大玉トマトなら、品種は問いません。
桃太郎系なら、色の薄いケチャップに仕上がります。
調理用のトマトなら、濃い赤色になることが多いです。
桃太郎系ならあっさり、さっぱりとした味になり、
調理用トマトなら旨みがぎゅっと詰まった味になります。
トマトを切る時、気になるようであれば、
ゼリー質部分と種を取り除いておきます。
ゼリー質の部分にも味があり、旨みと酸味があるので、
種が気にならないのであれば、一緒に使った方が風味が良くなります。
塩の量とハチミツの量は、好みによって増減して構いません。
保存料を使わず、塩分濃度も低いので、あまり日持ちがしません。
だいたい冷蔵庫で保存して、2週間ほどで使い切るようにします。
市販のケチャップと違い、さらっとした仕上がりなので、
ソースのように使うこともできます。
ケチャップライスなど、炒め物に使う時は、
水分をよく飛ばしてから混ぜ合わせると、べたべたになりません。
*こちらもお勧め↓
・青いトマトのピクルス
・トマトのオーブン焼き
・トマトピラフ 炊飯器で!
・トマト餃子
・青いトマトのレシピ
・トマトとチーズのマリネ
・トマトトースト
・トマトの胡麻ドレ スパサラダ
・ミニトマトの厚焼き玉子
アメーラ
アメーラ、多くの店で販売しています(楽天市場)
アメーラというトマトの名を聞いたことがありますか?
アメーラは、最近とても注目されている、高糖度のブランドトマトです。
アメーラとは、どのような特徴を持ったトマトなのでしょうか。
また、人気の秘密をご紹介しましょう。
トマト 健康本 お勧め!
トマトは健康に良いのは分かるけれど、
どのように良いか分からないという人は多いでしょう。
また、トマトをただ食べるだけではなく、
トマトに秘められた健康効果を効率よく引き出す調理法を知っておきたいものです。
トマトにはどのような効果があるのか、日常の食事に組み込む方法など、
トマトと健康に関する情報がたくさん入った本をまとめました。
*古書で1円から購入できる本もあります!
ラークナファースト
ラークナファーストという、大玉品種のトマトがあります。
名前に「ファースト」という言葉が入っていることから分かるように、
ラークナファーストはファーストトマトを品種改良して作られた品種です。
サンマルツァーノ
サンマルツァーノ
サンマルツァーノは、加工用のトマト品種です。
イタリアントマトの中でも、日本では有名で人気の高い品種です。
サンマツルァーノという名前がついている品種でも、
サンマルツァーノ・リゼルバやサンマツルァーノ・レッドマジック、
サンマルツァーノ・ベビードッグなどの品種もあります。
これらのサンマルツァーノも、加工用のトマトとしてとても優秀な品種ですが、
本種のサンマルツァーノとの大きな違いは固定種かどうかです。
レッドマジックなどのサンマルツァーノは、同じサンマルツァーノでもF1のため、
種をとって育てても同じ性質に育つことはありません。
本種のサンマルツァーノは固定種なので、
種をとれば何代でも同じ性質のトマトを育てることが可能です。
F1種も育てやすさなどの良い特徴がたくさんありますが、
オーソドックスなサンマルツァーノを長年にわたって育てたいのであれば、
本種を選ぶのがお勧めです。
サンマルツァーノの最大の特徴は、やはり加工をすることで良くなる味わいです。
生のままでも食べられないことはありませんが、
一般的な生食用のトマトに比べると粉っぽく、
そのまま食べても決しておいしいとは言えません。
ところが、火を通すと途端にそのおいしさが分かるようになります。
軽くソテーをするだけでも風味が変わったことが実感できますが、
サンマルツァーノの真価を発揮できるのは、やはりソース系です。
ミートソースやケチャップ、ピューレなどはもちろんですが、
トマト缶の代わりにシチューやカレーなどに使えば、味がぐんと良くなります。
トマトソースを作っておくと料理に大活躍します
日本で最も広く知られている桃太郎は、
甘さと酸味のバランスが良く、生食に向いている品種です。
桃太郎と比べると、サンマルツァーノは酸味が少なく、
ほのかな甘みとトマトの風味がする程度です。
生だととても味が薄いのですが、火を入れることで香りが強くなり、
旨みとコクが濃厚になります。
酸味が少ない分、トマトの香りと甘さを存分に味わうことができるのも、
サンマルツァーノの特徴です。
同じ作り方でトマトソースを作ると、桃太郎はサラサラとしてパスタに絡みにくく、
酸味がある分さっぱりとした仕上がりになります。
それに対しサンマルツァーノは、パスタに絡みやすい濃いソースになります。
そのままでも濃厚な味に仕上がるサンマルツァーノのソースですが、
パスタに絡みやすい分、さらに濃厚に感じられるようです。
そもそも、サンマルツァーノは果肉がとても厚く、少し硬めです。
その割りには皮は薄くて柔らかく、中のゼリー質の部分や種がとても少ないです。
そのため、火を入れることで果肉が柔らかくなり、風味が濃厚になります。
丸ごと火を入れると煮崩れにくいのですが、刻んで火を入れて混ぜていくうちに、
果肉がとろけてなめらかなソース状になります。
この特徴を生かして、缶詰のような水煮を作り、冷凍保存しておくと便利です。
保存が効くなら、栽培して多く収穫できても安心です。
◎加湿と多肥に気をつけます
海外の野菜は日本では育てにくいこともありますが、
サンマルツァーノはもともとの性質が強く、日本でも育てることができます。
最近では家庭菜園で育てられることも増え、
毎年ホームセンターなどで苗や種が並ぶようになってきました。
草勢はとても強く、栽培初期からぐんぐん伸びますが、
梅雨明けまでの日照時間が短いうちは、土が湿りすぎることがあるので、
雨除けなどをして調整しておくと安心です。
サンマルツァーノの実は縦長でお尻の方が少し膨らんだ形をしていますが、
栽培している環境によっては、お尻が細くなることもあります。
濃い赤色は火を通してもキレイに残るので、
ケチャップなどにした時にも色がとても映えます。
性質が丈夫なサンマルツァーノですが、過湿や過乾燥には敏感なので、
乾燥と過失の幅が広くなる栽培方法は合いません。
草勢がとても強いので、窒素分の多い肥料を元肥としたり、
窒素が多くなるように調整していると、あっという間に樹ボケ状態となります。
肥料の中でも窒素は特に控えめにしておいて構いません。
[サンマルツァーノ]
■特徴
・1玉100gほどの中玉種です。
・縦長の形をしていて、加工用に適したトマトです。
・皮は薄く柔らかいですが、果肉は厚くしっかりとしています。
・生では粉っぽく味が薄いですが、火を通すと濃厚な風味と旨み、コクが生まれます。
・ゼリー質と種が少ないので、そのまま料理に使って水っぽくなりません。
・真っ赤な色が火を通しても残ります。
・トマトソース、ケチャップ、ピューレはもちろん、スープなどの具としても使えます。
・性質はとても丈夫で生育旺盛です
・窒素が多い土だと樹ボケしやすくなるので注意します。
・極端に湿気たり、乾燥させたりすると生育が悪くなります。
■栽培のコツ
・基本的なトマトの育て方で問題ありません。
・肥料過多(特に窒素)には注意します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
大型福寿
大型福寿
大型福寿トマトは、昔から日本の家庭菜園で活躍しているトマトです。
発売されたのは1952年と、今から60年以上も昔ですが、
いまでも、家庭菜園では人気のある品種です。
1玉が250gくらいにもなる立派な大玉種で、
今までミニトマトばかりで大玉トマトが初めての方にもお勧めです。
着果率が安定していて、栽培後半までちゃんと実がつくので、豊産性もあります。
福寿という名前らしい、ふくふくとした丸い形をしていて、
桃太郎に比べると、丸くて少し扁平な形も愛らしいです。
色はややピンクがかった赤色で、ヘタの際までキレイに色づきます。
ツヤツヤとしていて、まるでケチャップのパッケージの写真のように、
赤くて丸くてトマトのイメージそのままの形をしています。
味は旨みが強く、昔ながらのトマトの風味が強い味をしています。
もいだ時からトマトの香りが広がり、思わずかぶりつきたくなります。
最近、人気のある甘みだけが目立つトマトに比べると、
やや甘さは控えめで、酸味と甘さとのバランスが良いため、食味は抜群です。
生のまま切って冷やしトマトとして食べたり、
サラダの彩りに加えるのももちろんおいしいです。
他には、トマトを使った煮込み料理や厚めにカットしてステーキにしたりと、
火を通した料理でもおいしい品種です。
ピンクがかっていても鮮やかな色を生かして、
ケチャップやトマトペーストにするのもお勧めです。
大型福寿は、もともと露地栽培を目的として交配された品種です。
そのため、雨避けをしなくても収穫までたどりつけます。
初心者の方や、ハウスなどのない家庭菜園をしている方にはぴったりの品種です。
ただ、古くから品種のため、病気にはあまり強くありません。
連作を避けたり、どうしても連作してしまう場合は、
土壌の消毒やトマト栽培に合った環境作りをすれば、十分予防できるものです。
どうしても心配な場合や、毎年病気が頻発する場合は、
薬剤による防除も視野に入れると良いでしょう。
豊産性がある聞くと、樹勢が強い品種なのかと思いますが、
大型福寿はそれほど樹勢が強くありません。
肥料成分を吸い上げ過ぎず暴れることが少なく、落ち着いた草勢を保てます。
落ち着いた生育スピードが、後半のスタミナ切れを予防できる秘訣でしょう。
サラダにも加熱料理にもおいしいです!
[大型福寿トマト]
■特徴
・1玉250gの大玉種で、ピンクがかった赤い色をしています。
・上から見ると丸いですが、横から見ると少し扁平な形をしています。
・真っ赤な色と星形のヘタがかわいらしい品種です。
・甘みと酸味のバランスが良く、トマト特有の香りが強い昔ながらのトマトです。
・食味が素晴らしいので、生食も火を通した料理にも向きます。
・大玉トマトの中では豊産性で、栽培後半まで着果して収穫できます。
・草勢が強くなく、肥料の吸いあげも緩やかなので株が暴れにくいのが特徴です。
■栽培のコツ
・大玉トマトの基本的な育て方に準じます。
・病気に少し弱いところがあるので、防除に努めます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
ソプラノトマト
ソプラノトマトという品種は、家庭菜園ではあまり聞くことがない品種でしょう。
ホームセンターなどの苗売り場で見かけることはあまりありませんが、
高糖度のトマトとしてスーパーで見たことがあるかもしれません。
最近はフルーツトマトという糖度の高いトマトの人気が高まっていますが、
実はフルーツトマトという品種が限定されているわけではなく、
糖度8度以上のトマトをそう呼ぶのだそうです。
つまり、水分量を減らしたり、環境を整え栽培することによって、
トマトの糖度を高くしているのがフルーツトマトということになるので、
どのような品種あってもフルーツトマトになれる可能性があるのです。
その中でもソプラノトマトは、もともと糖度が高めで、
普通に育てても一般的なトマトに比べると糖度が高いのだとか。
そのため、糖度を高めるための栽培法で育てると、高糖度になるというわけです。
ソプラノトマトはサカタが交配した品種で、
サカタの説明によると、ソプラノトマトは豊円形とあります。
つまりふっくらとした丸みのある形ということになるのですが、
育て方によっては必ずしも丸くはならないようです。
子室がそのまま外に出っ張ったようになり、
表面がゴツゴツとしていていびつな形になることもあります。
桃太郎のような日本を代表するトマトのような丸い形ではなく、
いわゆるビーフステーキトマトと呼ばれるような、
日本ではあまり見かけない形のものが販売されていることもあります。
どちらが本物ということではなく、
どちらもソプラノトマトという品種を育てた結果ということになります。
形に差が出ても、実際に切って中を見てみると、意外と似ています。
どちらも子室の数が普通のトマトよりも多く、細かく分かれていることがわかります。
水分を制限して育てているかどうかで、中のゼリー質の量は加減されますが、
水分が少なめで果肉がしっかりと硬めなのがソプラノトマトの特徴です。
色は真っ赤になり、ヘタの際まできっちりと赤く染まります。
果肉がしっかりと締まっているため、果実全体が赤くなるまで熟させてから、
収穫・出荷・運搬しても形を保つことができます。
もともと高糖度の実がつくことに加え、
水分調整して高糖度トマト(フルーツトマト)として育てることも可能で、
しかも促成栽培に向いているということもあり、
家庭菜園より農家向けといった印象が強い品種です。
もちろん家庭菜園で育てることは不可能ではありません。
種の販売もあるので、購入して育てることはできます。
ただ促進栽培や半促進栽培に向く品種のため、
一般的な品種のように夏秋に露地栽培するのには不向きなところがあります。
トマトがかかると厄介な病気である、
萎凋病や半身萎凋病、根腐萎凋病、モザイク病などに抵抗性があり、
センチュウにも強いので、その点では安心して育てることができます。
葉が小さいので育てる時に必要なスペースも少なく、
栽培スペースが限られている場合でも育てやすい品種です。
簡易的でもハウスを設置して育ててみたい方や、
高糖度のトマトを育てて食べてみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
[ソプラノトマト]
■特徴
・豊円か少しいびつな形をしていることもあります。
・表面は真っ赤で、ヘタの際まで色がつきます。
・子室の数が多く、ゼリー質の部分がやや少なめです。
・甘みが強く、高糖度になるように栽培するとさらに甘くなります。
・果肉が硬めなので、赤くなってから収穫して輸送しても傷みにくいです。
・高糖度栽培した時、えぐみは出にくい品種ですが多少のえぐみが出る場合があります。
・葉が小さめなので、やや密植気味に育てることができます。
・花数が安定しているため、高糖度栽培で育てても収穫量が上がります。
■栽培のコツ
・萎凋病、半身萎凋病、根腐萎凋病、モザイク病、斑点病に抵抗性があります。
・葉かび病に耐病性があり、センチュウに耐虫性があります。
・露地栽培より促成栽培や半促成栽培に向きます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
ブランディーワイン
ブランディーワインレッド C)つる新 種苗店
ブランディーワインという品種のトマトは、
アメリカで古くから栽培され、いまでも人気の高いトマトです。
日本で流通している種や苗の表記には、
ブランディーワインやブランデーワイン、ブランディワインなどがあります。
このブランディーワインは、古くから栽培されていたこともあり、
交配の記録が定かではありません。
そのため、どれが正当な系統なのかがはっきりしていないそうです。
出所の不明な種もあり、育ててみるとまったく違った実がつくこともあるとか。
アメリカのトマト愛好家の方が譲り受けた品種を固定化したものが、
ブランディートマトのサダス系と呼ばれ、
こちらはきちんと親の性質を受け継いだブランディートマトが生るようです。
このアメリカで人気のブランディーワインは、
日本ではあまり馴染みのないビーフステーキトマトと呼ばれるものです。
本来、ビーフステーキトマトというのは、
生のステーキ肉のような鮮やかな赤色をしたトマトを指していたようですが、
今日では扁平で大きな形をしたトマトを指すことが多くなったとのことです。
ブランディーワインも、日本でよく見かけるトマトに比べると、
扁平で、表面がゴツゴツとしています。
見慣れないうちは形がやたら悪いように見えますが、これが本来の姿です。
大きさも相当なもので、1玉あたり300g~500gほどにもなります。
育てている環境や管理法によっては、さらに大きくなることもあり、
場合によっては1kg近い重量になることもあるとか。
かなりの巨大トマトですが、色は真っ赤で、
スライスして軽く表面を焼いたものをハンバーガーにすると格別のおいしさです。
日本では現在、糖度の高いトマトの人気が高まっていますが、
ブランディーワインはトマトらしい香りと旨みが詰まった品種です。
甘さも酸味もほどほどなので、
生食すると見た目のわりにパンチの少ない味と感じるかもしれません。
けれど両面をあぶってハンバーガーにしたり、
肉料理の付け合わせにして一緒に食べると、途端にその魅力が溢れます。
また、生のままでもサンドイッチなどにすることで楽しむこともできます。
ブランディーワインは、子室がかなり細かく分かれていて数が多いのですが、
その分ゼリー質が少ないのが特徴です。
そのため、サンドイッチにしても、
余分な水分がパンに染み込むことがないため、おいしくいただけます。
こんなに大きくなるトマトなら、育てるのが大変そうに見えますが、
育て方としては一般的な大玉トマトの育て方で問題ありません。
普通の大玉トマトに比べると、実が大きく重くなるので、
色づくまでに時間がかかります。
そのため、開花から収穫までに時間が必要になりますが、
だからといって育てにくいわけではありません。
むしろ古くから受け継いできた品種なので、
一度に収穫する数が少なくても、育てる手間は他と変わりません。
日本を代表する大玉トマトの品種である桃太郎トマトに比べると、
実によって大きさにかなりばらつきが出ます。
ブランディーワインブラック
超巨大なサイズから、中玉トマトくらいのサイズまで様々ですが、
それもブランディーワインの特徴でもあります。
一定のサイズにならないからこそ、
次はどんな形、どれくらいの大きさの実ができるのかという楽しみがあります。
実がとても大きくなるので、支柱にはしっかりと誘引しておく必要があります。
通常のように、1本仕立てで育てることもできますし、
わき芽を伸ばして2本仕立てで育てることもできます。
その場合も、必ず支柱を準備するのを忘れないようにしましょう。
実が大きい分、強風などであおられるとすぐに枝が折れてしまいます。
あるいは花房の付け根からぼっきり折れることもあるので、
台風の時には支柱を補強するなど対策しておく必要があります。
ブランディーワインは、一般的なトマトとは、
葉の形や大きさ、花の形が少し違います。
葉は大きく、まるでジャガイモやホオズキのような形をしています。
花もヘタとなる部分の数が多く、下から覗くと太陽のような形です。
見た目は不思議、でも食べると病みつきになる、
ブランディートマトを家庭菜園で育て、楽しんでみてはいかがでしょうか。
[ブランディーワイン]
■特徴
・1玉が非常に大きく、300g~500gほどにもなります。
・育て方によっては500g以上になることもあります。
・形は扁平で、表面がかなりゴツゴツしています。
・色は鮮やかな赤が基本ですが、
系統によってワインレッドやピンクレッドもあります。
・カットすると子室の数が多く、ゼリー質が少ないので、
生のままサンドイッチに使えます。
・酸味と甘みが強くないが、旨みが強くトマト特有の香りも強いです。
・葉の形がジャガイモのような丸っこい形をしています。
・同じブランディーワインでも、種の系統により色に差が出る場合があります。
■栽培のコツ
・育て方は一般的な大玉トマトの育て方に準じます。
・実が重くなるので支柱は必須です。
・多肥にすると木が暴れ、花房の先に葉が伸びてくる症状が出るので注意します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
トマト 簡単な育て方
大きく育ってきたホーム桃太郎(2016.06.11)
トマトの育て方は難しくないの?
そんなに簡単には育てられないかも?
と思う方はこちらをご覧ください。
初心者の方でも簡単に育てられるように要点をまとめました。
もしも、もっと詳しい内容が知りたい方は、青いリンクを参考にしてくださいね。
こちらでは初心者の方でも分かりやすいよう、簡単に説明します。
■トマト 簡単な育て方
人工受粉をしてでも、実をつけます、人工受粉は数分でできます
1.一番花は必ず実をつける
一番花は必ず実をつける、こちらが一番重要です。
それまでは水を切らさず、適度に水を与えましょう。
用土の表面だけが乾いている状態だと、
まだ中のほうが湿っていることがあるので、
手で1~2㎝掘って、確認してから水を与えるようにしましょう。
花房=花たちの下のわき芽が強いので気をつけます
2.わき芽とりをする
トマトは、一般的に主枝の一本を栽培するので、
不要なわき芽は取るようにしましょう。
小さいうちから手で取れば、簡単に折れます。
わき芽を取ったあとも、少し経つとまた伸びてくるので、
そのわき芽も取るようにします。
特に、各花房すぐ下のわき芽は伸びやすいです。
見落としてしまうと、大きいわき芽になり、栄養が分散されます。
また、大きいわき芽は無理に手で折ろうとすると、
他の部分まで折れるので、清潔なハサミで切りましょう。
トマトの苗が小さいうちから、週に2回くらいは観察して取りましょう。
小さい果実や形の悪い果実は摘んでしまいます
3.摘果をする
大玉トマトの場合は1房あたり、3~4つ程度、
中玉トマトは品種によりますが、同じようにいくつか実を落とし、
他の実に養分が行きわたるようにします。
>>トマトの摘果
4.水やりは乾き気味に
植え付け直後から、
植えつけて2週間くらいの水やりはたっぷりと与えます。
その後は水やりを控えめにします。
毎日たっぷり水を与えると、実が割れてしまったり、
湿度が高く根が腐ったり病気になりやすいです。
トマトは過湿に弱く、乾燥には割と強いので
葉の元気が少しなくなってきたと感じたら水をあげます。
>>トマト 水やりのコツ
5.追肥は適切な量を
トマトは肥料が多いと葉が丸まって、茎ばっか太くなりますし
逆に少ないと生育が悪くなったり、尻腐れ果が多くなります。
追肥のタイミングや量を間違えないようにしましょう。
接ぎ木苗は、病気にかかりにくく育てやすいです
6.接ぎ木苗を使う
接ぎ木苗は、少し値段は高いのですが、
接ぎ木苗で栽培すると、病害虫に強く育やすいのでお試しください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方