トマト 育て方のコツ
コツを覚えていろいろなトマトを育てよう!
トマトが美味しくできない、うまく育たない、育て方のコツを知りたい!
そんな方にはこちらを読んで栽培してみてください。
トマトがおいしく栽培できるようにトマトの育て方のコツをご紹介します。
トマトをよく観察して、トマトが良く生長できるように導きましょう。
大きく分けて、コツは4つあります。
一つ一つをしっかりと行い、トマトをよく観て栽培を行います。
トマトを観察することはおいしいトマトを作るためにとても重要です。
トマトの育て方には、どのようなコツがあるのでしょうか?
トマト ブラック 育て方
ブラックトマト(ブラックチェリー)
トマトといえば、一般的に、赤、黄色、オレンジ色です。
黒いトマトは、ブラックトマトとも呼ばれていて、
その名前の通り、表皮は黒っぽく希少価値があります。
トマトの赤色も少し入っているので、赤黒い色のこともあります。
この黒トマトが美味で健康によく、果汁が1万円台で販売されるほどです。
トマト 初心者の育て方
■トマト 栽培スケジュール
■トマト 栽培データ
英名・学名 tomato・solanum lycopersicum
形態 多年草 (日本では一年草)
原産地 南アメリカの高原地帯
草丈/樹高 50cm~200cm
開花期 4月中旬~7月
花色 黄色
栽培難易度(1~5) 2
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途 初心者向き、暑さに強い
我家も、大玉トマトをじょうずに育てられるまで3年、かかりました(汗
トマトは、家庭菜園を始めるかたが、
まず育ててみたい夏野菜の1つです。
樹上で熟したトマトの味は、家庭菜園でしか味わえません!
とくに大玉トマトは、熟成させて食べてみたい野菜です。
ミニトマトも、愛らしく連なって実を輝かせるのが魅力です。
しかし、トマトは、意外と育てるのが難しく、
初めて栽培したときに、実を1つも収穫できないこともあります。
初めてトマトを育てるのであれば、いきなり難しいことをせずに、
楽に、多くの実を収穫できる秘訣をお伝えします。
桃太郎トマトの育て方
シュガートマト 育て方
シュガートマトは、糖度が7度~8度以上のフルーツトマトで、
高知県の日高村から出荷されています
糖度がとても高く、甘みが非常に強く、濃厚な旨みが特徴です。
また、甘みだけではなく、トマト本来の酸味もきちんとあるため、
トマトらしい味わいも楽しむことができます。
では、シュガートマトの育て方のポイントをご紹介しましょう。
マイクロトマトの育て方
ミニトマトよりもさらに小さい、1cmほどの実をつけるマイクロトマトは、
見た感じがとても可愛く、近年人気が高まっています
実が小さいですが、味はしっかりとトマトの味がし、
小さな実を口に入れてプチッと歯でつぶすと、
トマト独特の甘みと酸味が口いっぱいに広がります。
サラダなどにちらして彩りにするのも素敵ですし、
そのままおやつ感覚で食べるのもお勧めです。
食べる目的だけでなく、実をつけている様子は見ているだけで美しいです。
マイクロトマトには、トマトらしい真っ赤な実がつく品種と、
オレンジがかった黄色の実がつく品種があります。
色による味の違いはほとんどありません。
マイクロトマトを色違いで1株ずつ並べて育てると、それだけで見応えがあります。
特徴と育て方のコツをご紹介します。
トマト 簡単な育て方
大きく育ってきたホーム桃太郎(2016.06.11)
トマトの育て方は難しくないの?
そんなに簡単には育てられないかも?
と思う方はこちらをご覧ください。
初心者の方でも簡単に育てられるように要点をまとめました。
もしも、もっと詳しい内容が知りたい方は、青いリンクを参考にしてくださいね。
こちらでは初心者の方でも分かりやすいよう、簡単に説明します。
■トマト 簡単な育て方
人工受粉をしてでも、実をつけます、人工受粉は数分でできます
1.一番花は必ず実をつける
一番花は必ず実をつける、こちらが一番重要です。
それまでは水を切らさず、適度に水を与えましょう。
用土の表面だけが乾いている状態だと、
まだ中のほうが湿っていることがあるので、
手で1~2㎝掘って、確認してから水を与えるようにしましょう。
花房=花たちの下のわき芽が強いので気をつけます
2.わき芽とりをする
トマトは、一般的に主枝の一本を栽培するので、
不要なわき芽は取るようにしましょう。
小さいうちから手で取れば、簡単に折れます。
わき芽を取ったあとも、少し経つとまた伸びてくるので、
そのわき芽も取るようにします。
特に、各花房すぐ下のわき芽は伸びやすいです。
見落としてしまうと、大きいわき芽になり、栄養が分散されます。
また、大きいわき芽は無理に手で折ろうとすると、
他の部分まで折れるので、清潔なハサミで切りましょう。
トマトの苗が小さいうちから、週に2回くらいは観察して取りましょう。
小さい果実や形の悪い果実は摘んでしまいます
3.摘果をする
大玉トマトの場合は1房あたり、3~4つ程度、
中玉トマトは品種によりますが、同じようにいくつか実を落とし、
他の実に養分が行きわたるようにします。
>>トマトの摘果
4.水やりは乾き気味に
植え付け直後から、
植えつけて2週間くらいの水やりはたっぷりと与えます。
その後は水やりを控えめにします。
毎日たっぷり水を与えると、実が割れてしまったり、
湿度が高く根が腐ったり病気になりやすいです。
トマトは過湿に弱く、乾燥には割と強いので
葉の元気が少しなくなってきたと感じたら水をあげます。
>>トマト 水やりのコツ
5.追肥は適切な量を
トマトは肥料が多いと葉が丸まって、茎ばっか太くなりますし
逆に少ないと生育が悪くなったり、尻腐れ果が多くなります。
追肥のタイミングや量を間違えないようにしましょう。
接ぎ木苗は、病気にかかりにくく育てやすいです
6.接ぎ木苗を使う
接ぎ木苗は、少し値段は高いのですが、
接ぎ木苗で栽培すると、病害虫に強く育やすいのでお試しください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
トマト サントリー 育て方
サントリーフラワーズの本気野菜のトマトは、
3つの種類に分けられています
あまさセレクト、かんたんセレクト、欧州グルメセレクトの3つです。
他のトマトと違う甘さ、育てやすさ、加熱調理専用トマトです。
美味で個性的なトマトが多いので、
少し上級者向けでは? と思うかもしれません。
基本的な栽培方法を行えば、どの本気野菜トマトも育てられます。
サントリーの苗の特徴などをまとめて、育て方を紹介します。
[トマト サントリー 育て方]
■サントリーの苗の特徴
サントリーの苗は、
甘さが詰ったあまさセレクト、初心者でも育てやすいかんたんセレクト、
本場の味を再現できる欧州グルメセレクトに分けられています。
中でもあまさセレクトは、食感も食味もとくに際立った美味しさです。
どれも病気に対しての抵抗性があり、
ネマトーダに対しても耐病性があるので丈夫で育てやすいです。
トマト栽培の基本を守っていれば簡単に育てられます。
それでも不安な方は、かんたんセレクトのトマトから育てるのはいかがでしょうか?
サントリーからは生食用トマトだけではなく、
加熱調理に限定されたトマトも販売しています。
特に、調理用トマトは耐病性をしっかり持っていますので丈夫です。
調理用トマトの品種も豊富なので、一度は育ててみてください。
■トマト サントリーの品種
*青いリンクから各種の詳細説明をご覧いただけます。
◎あまさセレクト
・純あま
・ハニーイエロー(イエロートマト)
・リッチゴールド(オレンジトマト)
◎かんたんセレクト
・ルビーノ
◎欧州グルメセレクト
・ボンリッシュ
・ルンゴ
・ズッカ
・ロッソロッソ
それぞれ異なる特徴を持ったトマトを紹介しました。
紹介していない品種にも魅力的なトマトがたくさんあります。
■トマト サントリー栽培の注意点
基本的な栽培は、一般のトマトと同じように育てます。
品種によっては、容器栽培より地植え向けのものもあります。
一部品種は抵抗性、耐病性などが記載されていませんので、注意します。
また、抵抗性、耐病性があるから、といって放っておくと、被害が出ます。
病気が発生する条件の影響を受けにくい、
ということを頭に入れて栽培します。
魅力いっぱいのサントリーの本気野菜、育てる楽しみが詰まっています。
http://www.sakataseed.co.jp/product/search/word.php?width=300&id=87
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
トマト 育て方 イエロー
シンディーオレンジは、綺麗でおいしいです!
トマトは赤い色だけではなく、
鮮やかな黄色のイエロートマトも人気でです。
イエロートマトの育て方は、どのようにすれば良いのでしょう?
基本的な育て方は普通のトマトと変わりませんが、
品種ごとの特徴を知っておくと便利です。
同じ系統でオレンジ色のトマトも魅力的、ご紹介していきます。
[トマト 育て方 イエロー]
■イエロートマト・オレンジトマトの特徴
黄色のトマトは赤いトマトより酸味が少ないのが特徴です。
品種によっては赤いトマトより糖度が高いものがありますが、
あまり変わらないか、やや低いです。
その分酸味が抑えられているので、糖度以上に甘みを感じます。
赤いトマトと違ってイエロートマトとオレンジトマトは、
ベータカロテンとリコピンの含有量が多く、栄養的にも注目されています。
しかしイエロートマトにも弱点があります。
実が割れてしまうことが多く、水やりの管理が難しいことです。
普通に水管理をしていればおいしいイエロートマトができます。
基本的な施肥量や追肥、育て方は普通のトマトと同じです。
さて、イエロートマト、どんな品種があるのでしょうか?
イエローアイコは育てやすいですね
■イエロートマト・オレンジトマトの品種
[イエロートマト]
・初心者向け
いずれも病害に耐性を持っていますので
初心者でも簡単に栽培することができます。
イエローアイコ(ミニトマト)
イエロートマトの王道!アイコの黄色版です。
アイコとほぼ同じ育て方で良く、栽培しやすいです。
皮がやや硬く、実が割れる心配がありません。
アイコよりやや糖度が落ちます。
ハニーイエロー(ミニトマト)
地植え栽培、プランター栽培の両方の栽培に適していますので、
初心者のかたには育てやすい、美味な品種です。
栽培は普通のミニトマトと同じように栽培してください。
フルーツイエローEX(ミニトマト)
普通のミニトマトより小さく、実も割れにくいです。
・中級者向け
トマト栽培に慣れてきて、もっといろいろなトマトに挑戦してみたい!
という方にオススメです。
桃太郎ゴールド(大玉トマト)
桃太郎シリーズ唯一のイエロートマト!
大玉トマトの中でも食味が良いです。
こちらも桃太郎シリーズと同じ育て方で、栽培がしやすいです。
場所によっては、栽培がやや難しいので注意が必要になります。
クックゴールド(中玉~大玉トマト)
果肉が厚く、加工に適しています。
生食、加熱処理のどちらでも美味しく食べられます。
・甘いトマト品種<
ハニーイエロー
フルーツイエローEX
桃太郎ゴールドも大玉種のなかでは栽培しやすいです
[オレンジトマト]
・初心者向け
シンディーオレンジ(中玉トマト)
サカタのタネから発売されており、入手が容易で、
いろいろな病害に耐性を持っているので栽培がしやすいです。
皮がややしっかりしていますが、甘みが強いのでフルーツ感覚で食べられます。
フルーツゴールドギャバリッチ(中玉トマト)
GAVAが多く含まれている唯一の品種です
日本デルモンテから販売されています。
皮がややしっかりしているので実が割れにくいです。
・中級者向け
バレンシア(大玉トマト)
入手するのが難しく、病害に対して弱いので栽培に気配りが必要です。
皮が薄く、甘みと酸味のバランスがとれているのが特徴です。
・甘いトマト品種
ピッコラカナリア(ミニトマト~中玉トマト)
トマトモザイクウイルスにしか耐性を持っていないので栽培には注意します。
オレンジ色のトマトの中でも酸味が少なく、甘みが強いのが特徴です。
■収穫時期
・イエロートマト
青いうちに収穫してしまうと若干の青臭さが残ります。
ヘタの際までしっかり黄色になってから収穫しましょう。
・オレンジトマト
こちらもヘタの際まで着色するまで待ちます。
オレンジトマトは緑から黄色、黄色からオレンジ色に着色してから収穫します。
色の変化も楽しめます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
トマト 鉢の育て方
大玉トマトは、少し難しい部分もありますが、
こちらをご覧になって実践すれば大丈夫!
■トマト 鉢の育て方
1.鉢の選び方
立派なトマトを育てるためには、鉢も容量があるものを選びます。
鉢栽培は、地植えに比べると鉢は土の量が限られています。
土の容量が限られているということは、
根が張れるスペースも少ないということです。
トマトが伸び伸びと根を張り、元気に育つような鉢を選びましょう。
鉢のサイズは10号(直径30㎝)に1株が目安です。
浅い鉢より、深型の鉢を選びましょう。
ホームセンターや園芸店などでは、野菜用深型の鉢が売られています。
材質は素焼きやプラスチック、陶器などがありますが、
プラスチック製のものが軽くて扱いやすいのでおすすめです。
見た目や質にも配慮するのであれば、少し重いのですが、
通気性のよいテラコッタ、素焼き鉢などでも良いでしょう。
2.用土は?
用土は、市販されている野菜用培養土で充分です。
自分で用土を作る場合は、
小粒~中粒の赤玉土7、腐葉土2、バーミキュライト1を混ぜたもの使います。
元肥は、規定量よりやや少なめに調節します。
トマトは水はけの良い土を好みます。
市販の培養土であっても、水はけが悪いときは、
パーライトや川砂、赤玉土などを足して調整をしておきます。
また、トマトは生育途中でカルシウムが不足すると、
尻腐れ病という、実のお尻が腐ったようになる症状が出ることがあります。
植え付ける前に、苦土石灰を加えておくことで、
カルシウム不足になるのを予防することができます。
培養土の中には、すでに苦土石灰が加えられているものもあるので、
表示をよく確認しましょう。
また、最近ではトマト専用の培養土も市販されています。
そちらは、水はけや酸度の調整がされ、元肥も含まれていて便利です。
>>トマト栽培の用土
3.水の与え方
トマト栽培において、水の管理はとても重要です。
水が少なすぎると枯れてしまいますし、
反対に多すぎても過湿状態になってしまいます。
鉢で育てる時、苗を植え付けた時には苗に対して鉢がとても大きい状態です。
小さな苗に対して、土の量が多いため、土が乾きにくい時期です。
植物を育てる時の基本としては、
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
けれどその方法だと、まだ鉢の中心では土が湿気ているのに、
また湿らせてしまうことになってしまいます。
そうなると過湿になり、根が傷んでうまく育たなかったり、
最悪の場合は、枯れてしまうことにもなります。
土の表面が乾いているなと感じたら、
鉢の中心まで乾いているかを確認しましょう。
指や箸などで、少し表土を掘り返して乾き具合を確認します。
乾燥していたら、鉢底から水が出てくるまで、
たっぷりと水を与えておきましょう。
慣れてくれば、表土を見ただけで乾き具合がわかるようになります。
4.支柱の立て方
鉢植えでトマトを育てるのにも、支柱は必ず立ててあげます。
苗を植え付けてすぐは、まだ根付いていないため、
風であおられやすくなっています。
根付くまでは、仮支柱を立てて風から守りましょう。
30cmほどの短い棒を用意し、苗に斜めになるようにさします。
紐やテープなどを使って支柱と苗を固定し、
茎がぐらぐらしないようにしておきます。
仮支柱の立て方
支柱の立て方の例
あんどん仕立て
苗が根付いて育ってきたら、本支柱を立てます。
オーソドックスな仕立て方だと、真っ直ぐの長い支柱を1本から4本、垂直に立てて、
それに沿って誘引して、要所を紐で留めていきます。
支柱を立てる時には、立てる場所に注意します。
植え付ける時に、すでに一段目の花芽がついている場合、
花芽のついている方向と反対側に支柱を立てるようにします。
トマトは花芽を同じ側につけるので、花芽と反対側に支柱を立てることで、
実が大きくなった時に、支柱が邪魔にならないようにできます。
また、株元すぐ近くに支柱を立てると、根が傷むことがあります。
株元から5cmほど離れた場所に支柱を立てると安心です。
他にも、あんどん仕立てや、らせん支柱で仕立てたり、
U字型の支柱を組み合わせてオベリスク風に、
仕立てる方法などもあります。
5.雨除け
雨除けをすることで、水分調整をしやすくし、
甘い実にでき実割れを防ぐことができます。
鉢植えは、鉢ごと軒下などの雨の当たらない場所に移動させるのが、
一番簡単な雨除けです。
鉢の移動が難しい場合は、支柱の上からビニールなどをかぶせて
雨が当たらないようにすることもできます。
支柱に透明のビニール傘をくくりつけても、雨除けにできます。
ただし、強風に弱いので注意して使います。