シュガートマト 育て方
シュガートマトは、糖度が7度~8度以上のフルーツトマトで、
高知県の日高村から出荷されています
糖度がとても高く、甘みが非常に強く、濃厚な旨みが特徴です。
また、甘みだけではなく、トマト本来の酸味もきちんとあるため、
トマトらしい味わいも楽しむことができます。
では、シュガートマトの育て方のポイントをご紹介しましょう。
[シュガートマト 育て方]
■シュガートマト 育て方
シュガートマトは、実は特別な品種を育てているというわけではありません。
シュガートマト以外のフルーツトマトにもいえることです。
糖度が高くなる品種を育てているのではなく、
一般的によく見かける品種を甘くなるように育てています。
残念ながら、シュガートマトとして出荷されている品種は公表されていませんが、
育て方次第では、シュガートマトのように甘いトマトが育てられるはずです。
シュガートマトのようなトマトを育てるためには、どうすれば良いのでしょうか。
・詳細な栽培方法の有無
シュガートマトを育てるためには、高糖度であることが絶対条件ですが、
それ以外にもいろいろと決められていることがあります。
育てるトマトの品種や栽培する場所の土、与える肥料などが、
JAによって細かく定められています。
この規定に関しては、公表はされていませんので、
今のところ詳しい栽培方法を知る術はありません。
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・完璧な水分コントロール
シュガートマトのように高糖度のトマトを育てるために、
絶対に欠かせないのが、完璧な水分コントロールです。
シュガートマトを栽培している農家の方は、点滴のような器具を使い、
秒単位で与える水分をコントロールしています。
1日に与える水分量がこれくらい、というのではなく、
その時にトマトが必要としている水分だけを与える方式ということになります。
葉の萎れ方や株全体の生育具合などを見ながら、
刻一刻と変わるトマトに合わせた水分量を与えるようにします。
シュガートマトは、緑赤白のイメージ戦略をしています
・ゆっくり育つ環境を作る
シュガートマトは、気温の低い涼しい場所で栽培することによって、
ゆっくりと生育するように管理されています。
ゆっくりと時間をかけると、トマトの実の中に甘みや旨みが凝縮されていきます。
一般的なトマトの場合、5月頃に苗を植え付けて育てますが、
それでは高温期に収穫することとなるため、生育が早すぎます。
ゆっくり生育させるために、
残暑が過ぎた頃に収穫できるよう、調整する必要があります。
8月~9月に苗を植え付け、そこから焦らずゆっくりと育てます。
すでに1段目が開花している苗であれば、60日くらいで最初の実が収穫できるので、
9月に植え付けた場合、11月頃に収穫開始ということになります。
気温が低くなりすぎると、株が寒さによって枯れてしまうので、
温室やハウスなどを作って低温になりすぎないように管理します。
一般家庭で管理できることには限りがありますが、この方法でトマトはゆっくりと育ち、
実には甘みと旨みが凝縮されるはずです。
*シュガートマトの収穫時期を、12月~6月中旬に合わせる栽培方法もあります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方