ミニトマト アイコ 育て方

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ミニトマト アイコの育て方

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アイコ、雨除け無しでも裂果せず甘~く育ちました

 

 

ミニトマトのアイコは、とても人気がありますね。
園芸店やホームセンターなどでも、苗をよく見かけます。

 

アイコはもともと、とても育てやすく、実がたくさんつき、
味も良く、糖度は普通に育てて9度以上と甘く、
フルーツトマトとしても美味といった特徴があります。

 

基本的な育て方としては、その他のミニトマトと同じですが、
育てやすくおいしいアイコを、さらにおいしく育てるコツをご紹介します。

 

 

[ミニトマト アイコの育て方]

 

 

■水やりの加減

 

トマト全般にいえることですが、トマトはあまり水を欲しがりません。
そのため、雨の当たる畑で育てる場合は、水やりの必要がほとんどありません。

 

雨除けをしていたりして、なかなか雨が当たらない場合は、
土の乾燥具合によって水やりが適宜必要になります。

 

鉢やプランターで育てている場合は、地植えよりも乾燥しやすくなるので、
地植えよりも水やりの頻度が高くなります。

 

アイコは他のミニトマトに比べると皮が少し硬く、
急な雨などによって大量の水分を吸いあげてしまっても、
裂果がとても少ないという特徴があります。

 

しかし、基本的な水やりの方法は、他のミニトマトと同じです。
裂果しにくい特性があるだけで、しないわけではないので、
雨除けをしておくと、裂果もなく、より糖度が増します。

 

 

■収穫のタイミング

 

アイコは1段につける実の数がとても多く、まさに鈴なり状態になります。
鈴なりのミニトマトを、房ごと収穫したい! という方も多いのではないでしょうか。

 

ただし、房ごとの収穫は、房の付け根と先端とで、熟度が違ってしまいます。
ミニトマトは房の付け根の花から開花し、先端に向かって徐々に開花します。

 

開花した順番に着果するので、実が大きくなり色づくのも、付け根の方が早いです。
当然、熟度も付け根側の方が早くなるので、
同じたタイミングで収穫すると、付け根と先端とで熟度が変わってくるのです。

 

付け根の実が完熟した状態で収穫すれば、先端の実がまだ完熟しておらず、
反対に先端の実が完熟したタイミングで収穫すれば、
付け根の実が熟しすぎている状態になります。

 

熟しすぎたアイコは、皮が柔らかすぎたり、逆に皮が硬くなりすぎたり、
味も薄く甘みも酸味もなく、味気なくなります。

 

熟度が浅い実も、追熟できますが、樹上で熟した実よりも旨みが少なくなります。

アイコを房ごと収穫するのも、一度体験すると面白いですが、
できれば熟した実から順次収穫するのが美味しいアイコの収穫法です。

 

 

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色づいていくのがきれいなアイコ

 

 

■日によく当てる

 

アイコは裂果が少ないという嬉しい特性がありますが、
その特性のためかやや皮が厚く、皮が硬くなりやすい傾向があります。

 

生食することの多いミニトマトは、皮が硬いと口に残り、
小さなお子さまには食べにくいこともあります。

 

皮が厚く硬くなる原因の1つに、着果から完熟までの期間が長いことがあります。
ミニトマトが着果し色がつくまでの時間は、日当たりと大きな関係があります。

 

日当たりが悪いと、色づくまでの時間が長くなり、皮が硬くなっていきます。
反対に日当たりが良く、色づくまでの時間が短ければ、
皮は比較的薄く、柔らかいうちに収穫することができます。

 

アイコを日当たりの良い場所で育てていたとしても、
雨や曇りなど、天気の悪い日が続くと、日照不足と似たようになります。

 

また、ベランダで育てていると、開けた場所で育てるよりも日当たりが悪くなります。
地植えの場合は、植え付けた後に場所を変えることができませんが、
鉢やプランターであれば、移動が可能です。

 

時間帯によって日当たりの良い場所も変わることがあります。
できるだけ日当たりを確保するため、時間ごとに場所を変えるのも1つの方法です。

 

 

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イエローアイコも美味です!

 

 

■草勢のコントロール

 

アイコはとても育てやすい品種ですが、それだけ生長に勢いがあります。
主枝の生長も早いですし、わき芽も次から次へと発生します。

 

生長が早いということは、それだけ株を大きくすることに養分を使います。
放任して、伸びるままに主枝を伸ばし、発生するだけわき芽を育てていると、
過繁茂になって花付き・実付きが悪くなり、風通しも悪くなってしまいます。

 

当然、実の味も落ち、病害虫に弱くなるため、過繁茂には注意が必要です。

 

アイコを育てる時、支柱を立てて主枝を誘引しますが、
主枝が支柱のてっぺんまできたら、必ず摘芯して頭を止めておきます。

 

こうすることで、それ以上主枝が伸びることがなく、
上へ伸びる養分を他に回すことができます。

 

同じように、わき芽も小さいうちに摘むことが大切です。
気を抜くと、あっという間にわき芽も大きくなってしまい、そこに花が咲きます。

 

花がたくさん咲いて着果すれば、それだけ養分が分散します。
アイコを育てる時は、放任せず主枝は支柱の高さで摘芯し、
わき芽を早めに摘んでおくことで、草勢を落ち着かせることがポイントです。

 

 

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花房の向きに注意して植え付けます

 

 

■花房の向き

 

トマトは、花房がつく方向が決まっています。
アイコの苗を植え付ける時、すでに花芽がついたものを植えますが、
この時に花房の向きに注意します。

 

どれだけ生長しても、花房がつく方向は同じです。
そのため、花房を手前側に向けることが大きなポイントです。

 

花房を後ろに向けてしまうと、日陰になって実の生長が遅くなることがあります。
また、壁際で育てていると、花房を後ろにしてしまうと、
花房が長く伸びるアイコは、壁と花房がぶつかってしまいます。

 

花房の方向を少し注意するだけで、実の生長が違ってくるので、
花房が必ず手前側になるように植えましょう。

そうすると、栽培管理の作業もしやすくなります。

鉢植えの場合は、鉢ごと回転させることで、花房を手前にできます。

 

プランターで複数株栽培している場合は、花房の方向を同一にしないと、
生育に差が出たり、途中で花房同士が触れて傷む原因になります。

 

同じプランター内の株は、いずれも手前側に花房がくるように植え付けます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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