リコピーナブラック
リコピーナブラック C)花みどりマーケット 楽天市場店
リコピーナブラックは、ハクサンインターナショナル株式会社が販売している、
ミニトマトの品種です。
黒真珠のように輝くリコピーナブラックの特徴と、栽培のコツをご紹介します。
[リコピーナブラック]
◎珍しい黒いミニトマト
近年、日本でも様々な色のトマトが流通しています。
以前は赤色ばかりでしたが、黄色やオレンジ、緑色など、
カラフルなトマトもたくさんお店に並ぶようになりました。
その中でも目を引くのが、黒いトマトです。
日本人にとっては、黒いトマトはあまりなじみがないものです。
そのため、初めて見た時には驚く方も多いでしょうが、
食べてみると、意外と親しみやすく、食べやすいことが多いです。
リコピーナブラックは、1個が20ｇほどのミニトマトなので、口に含みやすいサイズ感です。
特徴的な黒い表皮は、光の当たり方によっては、
茶色っぽく見えたり、濃い紫色に見えたりと、魅惑的です。
◎裂果に強く甘い
日本で流通しているブラックトマトの中には、
意外と味があっさりとしていて、甘みも少ないものがあります。
けれどリコピーナブラックは、糖度が9度まで容易に上がるため、強い甘みがあります。
しかも甘みだけでなく、深いコクもあるので、彩りとしてだけでなく、
しっかりとしたトマトの風味や甘み、旨みも楽しめます。
皮はそれほど硬くなく、果肉も程よいジューシーさで、
とても食べやすいリコピーナブラックですが、意外と裂果に強い性質があります。
家庭菜園でも育てやすい上に裂果にも強いため、
しっかりと樹上完熟させてから収穫することができます。
◎リコピン含有量が高い！
トマトの赤い色の素となっているのは、リコピンと呼ばれる成分です。
このリコピンは、近年の研究で美容や健康に良いものとして、とても注目されています。
リコピーナブラックは、このリコピンの含有量がとても高く、
販売しているハクサンインターナショナル株式会社内の比較では、
他のトマトより25％も含有量が多いと報告されています。
しかも葉緑素も多く含まれているので、女性にとっては嬉しいことばかりです。
◎収穫のタイミングがカギ
リコピーナブラックは、黒い表皮とたっぷり含まれたリコピン、
それからコクのある甘みが特徴です。
これらの性質を最大限に生かすためには、やはり樹上完熟が重要となります。
トマトは樹上で完熟させることにより、栄養素や甘み、旨みが増えていきます。
特にリコピンは、若い実と熟した実とでは、含有量に大幅な差が出ることがあるので、
できるだけ樹上完熟させることで、多くのリコピンを含むトマトを育てることができます。
ただ、リコピーナブラックは黒い色をしているため、収穫のタイミングが
分かりにくい場合があります。
実の色で判断するなら、全体が赤茶に染まった頃が目安です。
この他にも、実を手で軽くもぎるようにした時、
ヘタとつながっている軸の部分が簡単にはずれれば、完熟している証です。
もし軸の部分が簡単にはずれない場合は、数日後にもう一度チャレンジしてみます。
育てていくうちに、収穫の時の力の入れ具合や、
どれくらいの色になれば収穫が可能になるかが、自然と分かるようになっていきます。
リコピーナブラック自根苗
■リコピーナブラック
◎特徴
・1個が20ｇほどのミニトマト品種です。
・表皮は黒っぽい色をしていて、光の当たり方によって赤茶や濃い紫に見えます。
・皮は硬くなく、果肉は程よくジューシーなので、食べやすいです。
・糖度は9度くらいまで上がり、コクのある甘さが楽しめます。
・リコピンと葉緑素の含有量が多く、特にリコピンは同社の一般トマト品種と比べ、
25％も含有量が高いです。
・育て方は難しくなく、家庭菜園でも気軽にチャレンジすることができます。
・樹上完熟させて収穫することで、リコピンの含有量が増え、甘みも増します。
・裂果に強いので、樹上完熟させやすい品種です。
・トマトモザイクウィルスに耐病性があります。
・夏秋栽培が基本です。
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・十分に熟してから収穫します。
・色による収穫適期の判断が難しい場合は、手で実を包むようにして斜めに持ち上げた時、
簡単にはずれるかどうかで判断します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
