マイクロトマト 育て方

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マイクロトマトの育て方

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ミニトマトよりもさらに小さい、1cmほどの実をつけるマイクロトマトは、
見た感じがとても可愛く、近年人気が高まっています

 

 

実が小さいですが、味はしっかりとトマトの味がし、
小さな実を口に入れてプチッと歯でつぶすと、
トマト独特の甘みと酸味が口いっぱいに広がります。

 

サラダなどにちらして彩りにするのも素敵ですし、
そのままおやつ感覚で食べるのもお勧めです。

 

食べる目的だけでなく、実をつけている様子は見ているだけで美しいです。
マイクロトマトには、トマトらしい真っ赤な実がつく品種と、
オレンジがかった黄色の実がつく品種があります。

 

色による味の違いはほとんどありません。
マイクロトマトを色違いで1株ずつ並べて育てると、それだけで見応えがあります。

特徴と育て方のコツをご紹介します。

 

[マイクロトマトの育て方]

 

 

■小さくてもトマト

 

マイクロトマトは、実はとても小さいですが、
実際に育ててみると、他のトマトと同じように、丈は意外と大きく育ちます。

 

実が小さいからといって、矮性種のミニトマトのように、
コンパクトに育つわけではないことを理解しておきましょう。

 

手のひらサイズの鉢におさまると思って育てていたら、
大きくなってしまって困ってしまうこともありますし、
マイクロトマトにとっても窮屈な環境となってしまいます。

 

地植えで育てる時も、鉢などの容器で育てる時も、
ミニトマトを育てる時と同じ要領で育てます。

 

鉢栽培の場合の目安は、10号です。
さらにマイクロトマトの場合、縦に長く伸びるのではなく、
複数の枝に仕立てて育てるため、横幅が必要となります。

 

ミニトマトに比べると、枝が細いので、
ネットや支柱をあらかじめ準備しておきましょう。
>>マイクロトマト もあわせてご覧ください。

 

 

■仕立て方

 

マイクロトマトは、放任栽培でもしっかり実をつけてくれます
マイクロトマトは枝が細く、脇芽の発生も多いです。

 

一般的なミニトマトのように、1本仕立てて育てるよりも、
複数の主枝を仕立てて育てた方が、管理がしやすいのでお勧めです。

 

仕立てる場合は、まず、枝が伸びてきた時、主枝となる2本~4本の枝を選び、
あとはハサミなどを使って切るか、折って摘んでおきます。

 

残した枝を育てていきますが、
脇芽は次々と出てくるので、繁茂しすぎないように小さいうちに摘みます。
少し大きめに育てた脇芽を摘んで、挿し木にしてみるのも楽しいです

 

複数本残した枝は、そのまま地這いにできますが、広いスペースが必要なので、
スペースが狭い場合は、支柱やネットに誘引します。

 

 

マイクロトマトは、放任栽培でもしっかり実をつけます

 

 

◎マイクロトマトの誘因方法

1. 各枝に支柱を当てる
残した主枝それぞれに、棒状の支柱を挿して紐で誘引する方法です。
1本の枝に1本の支柱を当てるので、かなりしっかりと支えることができます。

 

枝と枝の間の空間も確保できるので、風通しも悪くなりにくいです。
ただ、挿した支柱が四方に広がるので、やや広いスペースが必要となります。

 

2. ネットに誘引する
キュウリネットなどを設置し、そこに枝を誘引する方法です。
ネットの幅分、枝を自由に誘引することができるので、
壁面に近い場所で育てる時は、壁を有効活用できます。

 

誘引する幅も自由に決められるので、こちらも風通しを確保できます。
ネットを準備する手間が必要で、風に煽られるので気を付けます。

 

3. あんどん支柱を使う
アサガオの栽培などに使う、あんどん支柱を使った誘引法です。
マイクロトマトの株を囲むようにあんどん支柱を設置することで、
枝が伸びても外に倒れ込まなくなります。

 

紐などを使って、軽く誘引しておけば、一部に枝が偏ってしまうのも避けられます。
ただ、あんどん支柱の中にすべての枝を入れるので、
枝数や茂り具合によっては、風通しが悪くなる場合があります。

 

 

マイクロトマトの種は、ネットでも入手しやすいです

 

 

■水、肥料の管理

 

水の管理は、通常のミニトマト栽培と同じです。
地植えの場合は、少し葉が萎れているなと感じたら、水をたっぷり与えます。

 

容器栽培の場合も、土の表面が乾くまで待ってから与えるようにしましょう。
マイクロトマトも、通常のトマトと同じように過湿を嫌います。

 

肥料も与えすぎに注意します。
特に窒素が多い状態となると、樹ボケを起こして実付きが悪くなります。

 

最初の花が咲き、実がついたことが確認できるまでは、元肥で十分足ります。
着果したのを確認してから、最初の追肥を行いましょう。

 

一度の大量の肥料を与えるより、少量をこまめに与えた方が効果的です。
7日~10日に1回、水代わりに液体肥料を与えるか、
2週間に1回化成肥料を与えます。

 

また、与える肥料は、窒素が多いものではなく、
窒素・リン酸・カリが同等のものか、リン酸が少し多めのものが良いです。

 

 

■収穫

 

実が赤くなったら、収穫できます。

 

1房にたくさんの実がつくので、赤く色づいたものから収穫できます。
また、鈴なりに実ったものを、房ごと収穫するのも嬉しいものです。

 

その場合、どうしても先端の実の色づきが不十分になりやすいです。
房ごと収穫した時、まだ色が浅いものは、追熟して色をつけさせることができます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


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