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トスカーナバイオレット 連続2段摘芯法
■トスカーナバイオレット 捻枝
トスカーナバイオレット、
6月8日から10日後の18日に手入れをしました。
トスカーナバイオレット 6月18日
観察をしながら、
本日は、少し変わった摘芯と仕立て方をしようと思います。
本来、摘芯は、収穫の終わり頃、大体6段7段くらいでするのですが、
今回は2段目で行います。
以前から、第2花房まで見えたら摘芯をして、
連続2段摘芯法、という仕立て方をしようと思っていました。
2段目で摘芯して、わき芽を伸ばして曲げて、次も2段で摘芯。
こうすることで、6段以上は収穫できる計算です。
この連続2段摘芯法は、収穫量が激増すると評判の方法です。
今回、この仕立て方をするためにわき芽を残して、摘芯を行いましたが、
普通に栽培するときは、摘芯は樹の上部でします。
最初にわき芽を取らずに残しておかないと難しいかもしれません。
ということで、早速思い切って摘芯をしてしまいましょう!
第2花房の上の葉、1枚を残して切ります。
そして、次に行う作業は、捻枝です。
捻って曲げる、という技術が必要になります。
捻枝で必要なのは、一気に曲げようとしないことです。
わき芽の根元から捻るようにして曲げてみると、こうなります。
かなり曲がりましたね。
この枝が横になるくらい曲げていきます。
捻枝をしていると、トマトの茎がポキッと鳴ることがあり、
見てみても折れていない、ということがあります。
このように、縦に裂けます。
縦に裂ける分にはどうにかトマトは頑張ってくれるので、このくらいは大丈夫です。
折れてしまったら修正がしにくいので、とにかく折らないように。
2株とも、曲げ終わりました。
ちょっと不恰好ですね。
もう少し、形よく捻枝をしかったです。
捻るときには、節と節の間で90度ずつ捻っていくイメージで行います。
また、この捻枝は、横に曲げるだけではなく、
花房が別の方向に向いてしまったときに正面を向かせることもできます!
ちなみに、捻枝は、基本的には枝がしなっとしている夕方に行った方が良いそうです。
シャキッとしていると、その分折れやすくなるようです。
連続2段摘芯法、成功するかちょっとドキドキです。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
スーパー ファーストトマト
スーパーファーストトマトは、愛知県で生産されているファーストトマトを元に、
生まれた品種です。愛三交配が販売しています。
ファーストトマトの良さを引き継ぎ、
さらに耐病性をつけた育てやすく、味も良いのが特徴です。
スーパーファーストトマトの元となったファーストトマトは、
先端のとがった形が特徴でしたが、スーパートマトは先がとがりません。
ただ、低温期に着果・肥大した実は、先端がとがることがあるそうです。
標準的なスーパーファーストトマトの実は、先端はとがらず丸い形をしています。
色はほとんど深紅に近いような濃い桃色をしています。
肉質は少し硬めですが、切っても形が崩れないのが特徴です。
果肉が硬めだと、味が青っぽかったり薄かったり酸っぱかったりしそうですが、
スーパーファーストトマトは糖度が高めで、甘みの強い品種です。
実の大きさは230g~250gと立派な大玉です。
品種の特性として、草勢も強めで着果後の実の肥大具合も良いので、
大玉としてしっかり育ちます。
初心者の方にとって、大玉トマトは難しそうなイメージがあるかもしれません。
確かにミニトマトに比べると、大玉トマトは着果率が悪くなったり、
実の肥大がうまくいかないこともあります。
着果してから収穫までの期間も、ミニトマトより長くなるので、
その分病気にかかる可能性も高くなります。
ファーストトマトに比べ、アルターナリア茎枯病や萎凋病、
TMV(TM2a)に対して耐性があるので、
初心者の方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。
スーパーファーストトマトはハウス栽培を基準にして作られた品種なので、
冬~春のハウス栽培にも使えます。
もちろん夏のトマト栽培として育てられるので、
トマト栽培に慣れた方にもお勧めの品種です。
[スーパー ファーストトマト]
■特徴
・1玉が230g~250gになる大玉種です。
・皮は濃い赤桃色で、発色が美しい品種です。
・形は丸っこいですが、低温期に育った実は少し先端がとがった形になりやすいです。
・果肉は硬めですが甘みが強く、生食に向いています。
・草勢が強めで、栽培後半になってもスタミナ切れの心配が少ないです。
・着果率が高く、玉伸びも良いです。
・ハウス栽培を基準として作られた低温期用の品種ですが、夏栽培も可能です。
・萎凋病、アルターナリア茎枯病、TMVに対する耐病性があります。
■栽培のコツ
・もともと草勢が強いので、多肥にならないように調整します。
・根が旺盛で強いので、栽培後半までしっかりと着果・肥大します。
・栽培後半まで実をきちんとつけるので、後半は肥料切れしないよう注意します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
世界一トマト
世界一トマト
世界一トマトは、日本で栽培されるようになった、
トマトの中の元祖ともいうべき品種です。
今の日本で、主に栽培され流通しているトマトと比べると、
いろいろと違った特徴があります。
年配の方が、昔のトマトと今のトマトの味が違うと言われるのが分かるほど、
一度食べればその違いは歴然としています。
世界一トマトは、ポンテローザという品種のトマトから選抜・固定させた品種です。
なので、元のポンテローザと少し違う性質を持っているのも面白いところです。
見た目は丸っこく、ピンク色系の色をしていて、
1玉がだいたい250gくらいになる大玉種です。
水分が多いのが特徴で、水分の多さから長距離の輸送が難しかったため、
熟してから収穫して輸送するのに適した、最近の品種が主流になったと思われます。
いわゆる昔のトマトなので、酸味が強いのかと思いきや、
意外と酸味は少なく食べやすい味をしています。
トマトらしい青っぽさが少しあるので、
この点が、好き嫌いが分かれるところかもしれません。
火を通して食べる調理用というよりはやはり生食向きの品種です。
木につけた状態で完熟まで置いた世界一トマトをもぎ、
冷たい水で冷やしてかじれば、体にたまった熱も暑さによるバテも吹っ飛びそうです。
世界一トマトは固定種ではあるものの、育種・販売・栽培が開始された頃は、
まだ固定種の決まりがはっきりしていなかったこともあり、
栽培開始後にも交雑している可能性があるという説があります。
そのため、種の販売店や栽培した世界一トマトの実を売っている店によって、
特徴が少しずつ違う場合があります。
また、育てた環境によって、基準が250gの大玉ではあるものの、
100g~200gと少し小さめに育つ場合もあります。
ともあれ、非常に丈夫で育てやすい品種ではあるので、
トマト栽培初心者の方でも育てやすい品種かと思います。
ただし、多肥にすることは、避けましょう。
トマト全体にいえることですが、多肥にすると良いことはありません。
中でも世界一トマトは、少ない肥料でも育つ力があるため、
多肥にすると樹勢が異常に暴れたり、実付きが極端に悪くなることがあります。
過繁茂の状態になると、せっかく花が咲いても、
着果せずに落ちてしまう症状がよく出ることがあるので、肥料は適量を守ります。
肥料の量がよく分からない場合は、少なめに施肥するのがポイントです。
[世界一トマト]
■特徴
・日本のピンク系トマトの元祖です。
・果肉が柔らかく緻密で、水分が多いのが魅力。
・皮も柔らかめなので、収穫後は早めに消費するのが良いです。
・酸味はまろやかでさっぱりとした味わいです。
・栄養価が高く生食に向く品種。
・実は形の良い円形か少し扁平になります。
・基本の育て方を守れば、耐病性もあり多収穫になるので育てやす品種。
・トマト栽培初心者でも育てやすいです
■栽培のコツ
・基本は他の大玉トマトと同じ育て方でだいじょうぶです。
・多肥にならないよう、肥料は控えめに育てると良い実になります。
・あまり実を枝につけたままにしておくと、
実割れが多くなるので、熟した後は早めに収穫します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方