スーパー ファーストトマト
スーパーファーストトマトは、愛知県で生産されているファーストトマトを元に、
生まれた品種です。愛三交配が販売しています。
ファーストトマトの良さを引き継ぎ、
さらに耐病性をつけた育てやすく、味も良いのが特徴です。
スーパーファーストトマトの元となったファーストトマトは、
先端のとがった形が特徴でしたが、スーパートマトは先がとがりません。
ただ、低温期に着果・肥大した実は、先端がとがることがあるそうです。
標準的なスーパーファーストトマトの実は、先端はとがらず丸い形をしています。
色はほとんど深紅に近いような濃い桃色をしています。
肉質は少し硬めですが、切っても形が崩れないのが特徴です。
果肉が硬めだと、味が青っぽかったり薄かったり酸っぱかったりしそうですが、
スーパーファーストトマトは糖度が高めで、甘みの強い品種です。
実の大きさは230g~250gと立派な大玉です。
品種の特性として、草勢も強めで着果後の実の肥大具合も良いので、
大玉としてしっかり育ちます。
初心者の方にとって、大玉トマトは難しそうなイメージがあるかもしれません。
確かにミニトマトに比べると、大玉トマトは着果率が悪くなったり、
実の肥大がうまくいかないこともあります。
着果してから収穫までの期間も、ミニトマトより長くなるので、
その分病気にかかる可能性も高くなります。
ファーストトマトに比べ、アルターナリア茎枯病や萎凋病、
TMV(TM2a)に対して耐性があるので、
初心者の方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。
スーパーファーストトマトはハウス栽培を基準にして作られた品種なので、
冬~春のハウス栽培にも使えます。
もちろん夏のトマト栽培として育てられるので、
トマト栽培に慣れた方にもお勧めの品種です。
[スーパー ファーストトマト]
■特徴
・1玉が230g~250gになる大玉種です。
・皮は濃い赤桃色で、発色が美しい品種です。
・形は丸っこいですが、低温期に育った実は少し先端がとがった形になりやすいです。
・果肉は硬めですが甘みが強く、生食に向いています。
・草勢が強めで、栽培後半になってもスタミナ切れの心配が少ないです。
・着果率が高く、玉伸びも良いです。
・ハウス栽培を基準として作られた低温期用の品種ですが、夏栽培も可能です。
・萎凋病、アルターナリア茎枯病、TMVに対する耐病性があります。
■栽培のコツ
・もともと草勢が強いので、多肥にならないように調整します。
・根が旺盛で強いので、栽培後半までしっかりと着果・肥大します。
・栽培後半まで実をきちんとつけるので、後半は肥料切れしないよう注意します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方