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トマト テントウムシダマシ類 

読了までの目安時間:約 8分

 

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トマトの害虫となるテントウムシダマシと食べ痕

 

 

[トマト テントウムシダマシ類]

 

 

テントウムシダマシ類は、テントウムシ科、
マダラテントウムシ亜科に属す甲虫類です。

 

テントウムシダマシ類には、国内で数種いますが、
そのうちトマトの害虫となるのは、

 

ニジュウヤホシテントウ(学名:Epilachna vigintioctopunctata Fabricius)と、
オオニジュウヤホシテントウ(学名:Epilachna vigintioctomaculata Motschulsky)です。

 

この2種のテントウムシを
「テントウムシダマシ(類)」と呼びます。
テントウムシダマシ類は主に葉を食害する害虫です。
「テントウムシ=アブラムシ類を食べる益虫」と定義される、
テントウムシのほとんどはナミテントウ(テントウムシ科テントウムシ亜科)です。

 

以下、ニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウを、
「この2種」と表記します。

 

 

■テントウムシダマシ類 被害

 

この2種の成虫も幼虫も、主にトマトなど葉の裏側から食害します。

 

食害の特徴は、表皮や葉脈を残して網目状になり、透けた葉になることです。
食害された葉は、しだいに褐色になり、縮れて枯れてしまいます。

 

被害が大きくなると、トマトの花や茎までも食害されることがあります。

 

 

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こちらが益虫のナナホシテントウ

 

 

■テントウムシダマシ類 生態

 

この2種の成虫と幼虫の好物は、アブラムシではありません。
この2種はナス科の植物の葉が好物で、寄主作物を渡り歩く害虫です。

 

●寄主作物
ナス科:ナス、トマト、ピーマンなど

 

●生息範囲
同じナス科の植物を食べる二種ですが、生息範囲に違いが見られます。

 

ニジュウヤホシテントウは、
関東南部をはじめ、東海、近畿、山陽、四国、九州といった、
暖かい地方に生息しています。

 

オオニジュウヤホシテントウは、
北海道、東北、北陸、山陰、高原など
気温の低い地域に生息しています。

 

生息範囲の境目は、年平均気温14℃の等温線といわれています。

 

●生態
この2種は、木の割れ目や石の下などで成虫で越冬します。
越冬する成虫を越冬世代と言います。

 

この2種の越冬世代の成虫は、
気温が15℃前後(4~5月)になると、活動を開始します。

 

4~5月といえば、暖地や中間地では、
ナス科の作物のジャガイモが圃場で栽培中の時期に当たります。

 

また、ナス科の植物のキダチチョウセンアサガオは常緑樹で、
この2種の寄主作物でもあります。

 

じゃがいもやキダチチョウセンアサガオといった、
ナス科の植物にこの2種の越冬世代が飛来し、
目立たない下葉の菓裏に1度に50個前後の卵を1か所に産卵します。

 

産卵数は雌1頭あたり600~700個にもなります。
卵は1週間ほどでふ化します。

 

ふ化した幼虫は、トマトなどの葉の表にはなかなか出ません。
小さいうちは集団で食害しますが、大きくなると分散して食害します。

 

20日ほどの幼虫期間を経て蛹になります。
蛹の期間は1週間弱です。

 

越冬世代の産んだ世代を第一世代と言いますが、
第一世代は5週間ほどで成虫になります。

 

暖地では第一世代がトマトやナスやピーマンなどの圃場に飛来します。
第一世代は食害し、葉の裏側に第二世代を産卵します。

 

ふ化した第二世代の幼虫は、トマトなどのナス科植物の葉や果実を食害し、
8~9月に成虫になります。

 

この第二世代の成虫は、羽化後しばらくナスなどのナス科の圃場で食害したのち、
越冬場所に飛び去り、翌年の越冬世代となります。

 

 

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害虫のテントウムシダマシ

 

 

■テントウムシダマシ類 対策
この2種は、冬場の寒い時期と蛹のときだけ食害しません。
始末に負えないと思われるかもしれませんが、
生態や習性を利用した対策や駆除を行います。

 

 

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ソルゴー

 

 

●定植前の対策
近隣のナス科の植物を伐採・除草できる場合は、定植前に始末しておき、
近隣からの成虫の飛来機会をあらかじめ排除しておきます。

 

近隣の畑や野原などにナス科の植物があり、
伐採・除草などができない場合は、
障壁作物(ソルゴーデントコーンなど)を利用し、飛来を防ぎます。
*障壁作物は、丈が伸びる植物を畑の周り植え付け、
障壁をつくることで、畑に飛んでくる害虫を防除する作物です。

 

障壁作物を植えられない場合は、
防虫ネットを利用し、侵入や産卵を防ぐ方法もあります。

 

●定植後の対策
近隣のトマト畑や野原などにナス科の植物があり、伐採・除草などができず、
障壁作物や防虫ネットを利用しない場合は、

この2種の成虫が飛来することを想定し、普段から葉の裏などをチェックします。

 

成虫を見つけた場合、すぐに捕殺します。
卵・幼虫・蛹を発見した場合は、卵の付いた葉とともに圃場外で処分します。

 

成虫の飛来が多く捕殺が間に合わない場合は、迷わず薬剤を使います。
薬剤は葉の裏に丁寧に散布します。

薬剤の散布は、幼虫の分散前に行なうのが効果的です。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 病害虫 生理障害

トマト 白絹病

読了までの目安時間:約 7分

 

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白絹病は感染前に予防策を

 

 

トマト 白絹病(しらきぬびょう)は、
株元に白いカビが発生し症状が進むと枯死するため、
同じカビ系の病気であるうどんこ病などよりも、よほど厄介です。

 

感染した後に治療するよりも、感染を予防する方が有効なので、
できる限りの予防はしておきましょう。

予防方法も、難しいことはありませんので、ぜひ実行してみてください。

 

 

[トマト 白絹病]

 

 

■トマト 白絹病の症状

 

トマト 白絹病の症状はおもに株元に出ます。
地際近くの軸に病斑が出て、だんだんと軸を囲むように広がっていきます。

 

軸が病斑で覆われる頃になると、病斑部分がくびれたようになり、
それより上の部分が急速に枯れていきます。

 

最初のうちは、少しへこんだような褐色の病斑ができますが、
症状が進むにつれ、表面には白いカビが発生します。

 

この白いカビは、マット状で、表面にべったりとついたようになっています。
その後、薄い褐色や白い菌核が多数あらわれるようになります。

 

トマト 白絹病の菌核の大きさはあまり大きくなく、ケシ粒くらいの大きさです。
この菌核は病斑上だけでなく、株元付近の土にも発生します。

 

トマトの葉や実など、地面に降れている場所があると、そこから菌がうつります。
そのため、地際近くだけでなく、葉や実にも症状が出ることがあります。
*トマト 白絹病の画像はこちら
http://www.takii.co.jp/tsk/bugs/atm/disease/sirakinu/

 

 

■トマト 白絹病の原因

 

白絹病の原因菌は、25度~35度と高温で活動します。
そのため、7月~9月頃に発生が多くなりやすく、
ハウスなどでは少し早い5月~6月に発生が多くなります。

 

トマト 白絹病の菌は未熟な堆肥などをエサにして増えるため、
土作りの時に未熟な堆肥を使うと発生しやすいです。

 

特に耕す時に深く掘らず、
浅いところに堆肥を混ぜ込むと菌が増えやすくなります。

 

また、感染して枯死した株にも菌が残ります。
そのため、感染して枯れた株を、土にすきこむと土に菌が残ります。

菌は長期間、土の中に存在するため、何年もの間発生のリスクが高くなります。

 

 

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畑は天地返しが効果的です

 

 

■トマト 白絹病の予防

 

土作りの時に使う堆肥は、必ず完熟しているものを使うようにします。
牛糞などの堆肥だけでなく、雑草や前作の植物などをすき込んだ場合も含め、
有機質のものが未熟な状態で残っていると菌が増幅します。

 

他にも、ぬかや生のワラなども、未分解の状態だと菌の繁殖を促してしまいます。
市販されている牛糞などの堆肥も、自作している堆肥も、
必ず完熟させた状態のものを使うことで、感染を軽減できます。

 

また、トマト 白絹病の菌は、酸素がたっぷりある場所で繁殖します。
そのため、地面でも表面に近い場所で増えやすくなります。

 

つまり、酸素を減らすことで、菌を減らすことができるのです。
トマトを栽培する予定の場所を、一度天地返しをすることで、
地表にいる菌を深い場所に移動させることができます。

 

深い場所に移動させられた菌は、酸素の供給が足りずに死滅します。
あまり一般家庭ではできませんが、
栽培予定地を一度水で埋めてしまうという手もあります。

 

元が田んぼのような水が溜められる場所であれば、
水を溜めて土を水でいっぱいにすることで、酸素が抜けて菌が死滅します。

 

水を溜めておくのは、3ヶ月~4ヶ月ほどの期間が必要とされています。
さらには熱消毒も有効です。

 

太陽熱を利用することで、簡単に熱消毒できますし、
特別な道具もほとんど必要ないのでお勧めです。

 

白絹病の菌は、トマトだけでなく、
ナス科・マメ科・アブラナ科・ウリ科などの植物にも感染します。

 

そのため、トマトでない他の植物であったとしても、
白絹病にかかった株を土にすきこむのはやめておきましょう。

 

 

■白絹病にかかったら

 

トマト 白絹病に気づいた時には、すでに枯れてしまっていることが多く、
感染後に治療することが難しい病気です。
感染している株を見つけたら、周りの土ごと掘り上げて処分します。

 

特に地表部分には菌核ができていることもあり、そこには病原菌がたくさんいます。
できるかぎり菌を残さないためにも、感染株は取り除き、処分しておきましょう。

 

処分する時は、次に使う土に混ぜたりせず、ゴミとして処分するようにします。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 病害虫 生理障害

トマト 白星病

読了までの目安時間:約 5分

 

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トマトは、実だけでなく葉も観察します

 

 

トマト 白星病は、葉に症状が出る病気ですが、

感染スピード、株の弱り方もゆっくりで、生育にはあまり影響がないように見えます。

 

ところが、感染株をそのまま放置し、土にすき込むなどして置いておくと、
翌年にトマトを栽培した時、また同じように感染します。

 

白星病の感染を繰り返しているうちに菌の数は増え、株の弱り方もひどくなるため、
感染した場合は症状が軽いうちに治療しておく必要があります。

 

感染しないように予防し、かつ感染した時の対応しだいで、
ごく軽い症状でおさまることが多いため、症状を見逃さないようにしましょう。

 

 

[トマト 白星病]

 

 

■トマト 白星病の症状

 

主に症状は葉に出ますが、葉柄や葉の付け根に出ることもあります。
最初は葉の表面ではなく、葉の裏側に病斑が出ます。

 

葉の裏側にできた病斑が少しずつ大きくなり、広がっていくと、
今度は葉の表面にも病斑が出るようになります。

 

病斑は、最初は薄い茶色をしていますが、その後茶色から灰褐色に変わり、
縁が茶色っぽくなっていきます。

 

さらに症状が進むと、墨を飛ばしたような小さい黒点が現れるようになります。

 

病斑の出た葉は、葉の縁が上向きに巻くようになり、
葉柄にも葉と同じような病斑ができ始めると、葉が垂れ下がります。

 

症状が広がっていくと、葉が黄色くなり、下葉から落ちていきます。
落葉する頃に、実にも影響が出て直射日光に当たると焼けたようになります。
*トマト 白星病の画像はこちら
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/346624.pdf

 

 

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トマトを密植させると病気にかかりやすいです、間株をとり摘葉します

 

 

■トマト 白星病原因

 

白星病の原因菌はカビの仲間で、22度~26度くらいの気温で生育します。
多湿を好むため、涼しくて湿度の高い時期に発生が多くなります。

 

病斑上では菌が繁殖し、水が当たると胞子を飛散させます。
株間が狭く、葉が触れ合う状態だと、風通しが悪くなり、発生が増えます。

 

また発生株が出た場合、
近くに植えているトマトにも感染する可能性が高くなります。

 

 

■トマト 白星病予防

 

できるだけ多湿にならないよう、水はけの良い状態を作ります。
また、排水性に加えて風通しが悪くなると発生が多くなり、
発生後の他株への感染も増えるため、株間は広くとるようにします。

 

感染した株から落ちた葉をそのままにしておくと、葉が感染源となります。
また感染した株でなくても、落ちた葉が株元に溜まっていると、
株元の風通しが悪くなり、湿度も高くなります。

 

落葉した葉は、その都度掃除して処分し、風通しを良くしておきます。
また、症状の出ている葉に水がかかると、胞子が飛んで他に感染するため、
水やりの時には葉に水が当たらないようにしておきます。

 

感染した株も、土にすき込んだりせずに、
必ず焼却処分をして畑に残さないようにしておきます。
毎年、白星病にかかる場合は、予防策としてダコニール1000を散布するのもお勧めです。

 

 

■白星病にかかったら

 

ごく初期の段階であれば、
症状の出ている葉を摘んで処分するだけで治ることがあります。

 

症状が初期の段階であれば、
予防薬であるダコニール1000を散布することで、防除することができます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方

 

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トマト 病害虫 生理障害

トマト 根腐疫病

読了までの目安時間:約 6分

 

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トマトは多湿で育てると、病気になりやすいです

 

 

トマト 根腐疫病は、地上部の目に見える症状が、
青枯病などと似ているため、よく間違われる病気です。

 

地下の根へのダメージが大きく、症状が出てからの治療が難しい病気です。

 

トマト 根腐疫病は、栽培前や栽培中に予防の工夫をし、
もし感染した場合は、その後の対応により他への感染が防ぎます。

 

 

[トマト 根腐疫病]

 

 

■トマト 根腐疫病の症状

 

地上部では、株の先端部分が、晴れた昼間に萎れる症状が出ます。
夜になると萎れていた葉は元に戻り、また翌日晴れると萎れます。

 

上から徐々に下の葉へと症状が広がり、
最終的には萎れた状態から戻らなくなって枯死します。

 

目に見える地上部は萎れと戻るを繰り返すため、
青枯病と間違われることがたいへん多いです。

 

トマト 根腐疫病の場合は、
地下部分の根にも症状が出ることで区別することができます。

 

根の中でも、細根は腐ってぼろぼろに崩れてしまい、
太い根だけが残るような状態になります。

 

健康なトマトの根は白い色をしていますが、根腐疫病にかかった株の根は、
半透明になり、中心が赤っぽい茶色や、茶色に変色しています。

 

根腐疫病の症状が進むと、根から十分な水分を吸いあげることができないため、
自衛のためにトマト自身が気根を出し始めます。

 

健康なトマトも、乾燥気味だで気根が出ることはよくありますが、
根腐疫病に感染している場合は、それよりも多く気根が発生します。

 

また、地際から50cm~60cmくらいまでの高さまで、
茎の中の導管が褐変することもあります。
症状がひどいものは、茎の中が空洞になってしまいます。

 

 

■トマト 根腐疫病の原因

 

一度感染した場所では、土の中に原因となる菌が残っています。
根腐疫病の原因菌は、水カビの仲間のため、
湿気た場所を好む上に、水の中を動くことができます。

 

そのため、多湿の環境では発生が多くなる傾向にあります。
根から菌が入り込むため、作業で根を傷めたり、過湿や多肥で根を傷めたり、
土中の害虫によって根に傷が入ると、感染率が高まります。

 

また、連作でセンチュウ被害にあったり、菌の濃度が高くなります。

感染した株の根には菌が残るので、処分時に根を残すと感染源となります。

 

育苗中であっても、多湿の環境にしていると感染することがあります。
また、種から育てる場合、種播き用土に古土を使うと、
古土に菌が含まれていて感染することがあります。

 

 

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連作も苦手なので、土壌消毒、新しい用土にする、接ぎ木苗を使うなど工夫します

 

 

■トマト 根腐疫病の予防

 

ハウス栽培だと3月~5月、露地栽培だと7月~9月頃に発生が多くなります。
多湿での発生が多くなるため、できるだけ水はけの良い状態を維持します。

 

土を水はけの良い状態にしておくのはもちろんですが、
少し畝を高くしておくと、さらに水はけが良くなります。

 

水を与える時も、過湿にならないように注意するのはもちろんですが、
やや乾燥気味に保つと予防になります。

 

もともとトマトは乾燥に強い植物なので、
少し乾燥気味にしたところで、枯れることはまずありません。

 

また、根を傷めないように、作業する時は乱暴にせず、
追肥をする時は株元近くではなく少し離した場所に与えます。

 

連作はできるだけ避け、センチュウ被害が出ないようにします。
栽培前に、土はできるだけ消毒しておきましょう。
薬剤を使った消毒でもいいですし、太陽の熱を利用した熱消毒も有効です。

 

自分で種から育苗して栽培する場合は、種播き用土は新しいものを使います。
古土を使いたい場合は、露地栽培の時と同じように熱消毒をしてから使用します。

 

鉢やプランター栽培でも、新しい清潔な培養土を使うようにします。
また、市販されている培養土であっても、水はけが悪い場合があります。
水はけが悪いと感じたら、パーライトなどを混ぜて水はけを調整しておきます。

 

 

■根腐疫病にかかったら

 

感染株を見つけたら、残念ですがすぐに抜いて処分します。
根を残すと、そこが感染源となってしまうため、
抜いた後に植わっていた場所の土も一緒に掘り上げて、
根が残らないようにしておきましょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方

 

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トマト 炭そ病

読了までの目安時間:約 5分

 

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tomato

熟してきたトマト

 

 

炭そ病(炭疽病)は、トマトの実が大きくなり熟す頃から出始める病気です。
もう少しで収穫という時期に発生するので、
炭そ病にかかると、とても残念な気持ちになります。

 

ただし、炭そ病は発病後の対処次第で、
最小限に被害をおさめることができる病気です。

 

症状が出たからといって落胆せずに、
素早く対応してその後の生育に期待しましょう。

 

 

[トマト 炭そ病]

 

 

■トマト 炭そ病の症状

 

トマトの場合は、実に症状が出ることが多いです。

実が肥大している時期にはあまり出ず、
熟期にさしかかったあたりから発生が増えてきます。

 

まず実に、黒っぽい小さな斑点ができます。
この斑点がだんだん大きくなっていき、少しへこんだようになっていきます。

 

さらに症状が進むと、病斑の中央あたりに小さな黒いつぶつぶが密集します。
湿度が高い時は、病斑にサーモンピンクの粘液質のものが発生することもあります。

 

病斑の出た実は、病斑が広がっていくとともに、
急激に熟したようになり、最終的には腐って落ちてしまいます。

 

 

■トマト 炭そ病の原因

 

炭そ病の原因菌は、カビの仲間です。
気温が高く、湿度も高い環境だと発生しやすくなります。

 

そのため、梅雨でも気温の高い日が続いたり、
梅雨明け以降も雨の多い年に発生が多くなる傾向にあります。

 

炭そ病の症状が出た実は、そのまま腐って落果しますが、
病斑部分やその他の部分には、原因菌が繁殖した状態となっています。

 

雨が降ると、病斑部分で繁殖した菌が飛び散り、周りの株にも影響を出します。

 

また、落花した実にも菌が残っていて、
そのまま放っておくと越冬し、翌年に植えたトマトにも感染します。

 

炭そ病の症状が出た実は、落果したものも、樹上のものも、
放置せずに処分しておくようにします。

 

 

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マルチを張るのも病害全般に効果的です

 

 

■トマト 炭そ病の予防

 

天候による多雨や湿度の高さはどうしようもありませんが、
できるだけ風通しの良い環境を作ってあげるようにします。

 

水はけの悪い土で育てていると、湿気が溜まりやすくなるので、
必ず水はけの良い土を使うようにします。

 

泥の跳ね返りもよくないので、株元にマルチをしいておくのも有効な手段です。
また、被害株が雨に当たることで菌が飛散するため、雨除けするのも予防の一つです。

 

被害の出た実は早めに取り除いて処分することも大切です。

 

■トマト 炭そ病にかかったら

 

まだ症状が初期の状態であれば、薬剤を使用せずに、
被害の出ている実を取り除いて処分するだけで済む場合があります。

 

ただ、発病した実から雨や水やりで他の実へ菌が飛ぶことも考えられるため、
できれば薬剤散布した方が、その後の防除には役立ちます。

 

すでに一部ではなく、株全体に症状が出ている場合は、
被害部分を取り除くだけでは治すことができません。

 

薬剤を使わず育てたいという気持ちがあっても、
薬剤を使わないとしょうがない部分はどうしても出てきます。

 

薬剤はどうしても使いたくないという場合は、
症状が広がっている株ごと抜いて処分します。

 

他にも症状が出た株があれば、
それも抜いて周りに飛散しないように努める他ありません。

 

◎効果的薬剤
薬剤は、ダコニール1000やアミスターオプティフロアブルなどが使えます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
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トマト 軟腐病

読了までの目安時間:約 7分

 

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雨の日の収穫、わき芽かきは、できるだけ避けます

 

 

軟腐病(なんぷびょう)は、字の通り、茎が腐敗していく病気です。
この病気自体は、トマト特有の病気ではありません。

 

トマトを含む様々な植物が感染する病気で、その細菌は常に土中にいます
青枯病などと同じ細菌性の病気で、感染し発病すると治療が困難です。

 

 

[トマト 軟腐病]

 

 

■軟腐病の症状

 

軟腐病の症状は、わき芽や不要な葉を摘んだ部分や、
紐などを使って誘引している部分が変色することから始まります。

 

始めは黒から褐色の病斑ができ、徐々に横に広がって茎をぐるりと囲みます。
その後、今度は上下に広がります。

 

茎の内部では腐敗が始まり、柔らかくなって指で簡単につぶせるようになります。
指でつぶした時、白濁した液体が出るのも大きな特徴です。

 

病気が進むと、皮層部分を残して、茎の中は感染で腐敗して空洞になります。
空洞となった部分は、皮層が縦に裂け始めます。

 

茎に病状が出やすく、中が空洞化するため、症状が出始めてからしばらくすると、
萎凋(いちょう=なえてしぼむこと)の症状が出るようになります。

 

萎凋の症状が現れる病気に、青枯病萎ちょう病などがあります。

青枯病や萎ちょう病と軟腐病の違いは、
青枯病などであれば茎が褐変しても、中が腐敗することがないことです。
また、軟腐病は腐敗すると悪臭がすることでも区別できます。

 

トマトの実に症状が出ることもあり、
茎に症状が出るよりも、はっきりと腐っているのがわかります。

 

*トマト軟腐病の画像はこちら↓
http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3272

 

 

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茎を支柱に結ぶ時も、八の字にゆったり結んで茎を傷つけないようにします

 

 

■軟腐病の原因

 

軟腐病は、根や茎の傷から細菌が入り込み 伝染します。
根は過湿による傷みや、支柱を挿したり中耕したりといった、
作業中にできた傷が、侵入口となります。

 

茎や葉も傷から細菌が入ることが多く、
特にわき芽摘みや不要な葉を切除した時の裂け目や切り口から侵入します。

 

また、誘引している部分の茎は、揺れて傷になり、細菌が侵入しやすいです。
トマトの実に症状が出る場合も、傷から細菌が入ったことによって出ます。

 

害虫や鳥などがつついた後、傷ついた実を放置しておいたところに、
雨が降ったりすると、感染が多くなります。
湿気のあるところで広がりやすく、雨によって飛散しやすいです。

 

高温多湿で起きやすくなるため、早いうちから気温が高くなり、
雨の多い年は、軟腐病の発生が多くなるので注意します。

 

 

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鳥に突かれた後も、感染口になります

 

 

■軟腐病の予防

 

感染後の治療が難しい軟腐病の場合、予防が最大の防除です。
湿気が高いと感染しやすくなるので、トマト栽培の土は水はけを良くします。

 

畝を少し高くするだけで、水はけが良くなるので、
排水性に不安がある場合は少し高くしておきます。

 

また、雨や水やりの時に起こる泥跳ねによって、
葉の裏や茎に泥が付着し、そこから細菌が入り込むことも多いのです。

 

植え付け後は、株元にワラなどを敷くと、泥跳ねを軽減することができます。
また、畝を立てる時に、ビニールマルチをかぶせておくと、
植え付けた段階から泥跳ねを減らせます。

 

茎の傷口から細菌が入り込むので、できるだけ傷つけないよう作業すべきですが、
わき芽かきや実の収穫では、どうしても傷を作ることになります。

 

だからといって、わき芽を摘まないでいと、生育に支障が出てしまいます。
軟腐病の細菌は、湿気によって広がりますが、乾燥にはとても弱いのです。

 

わき芽かき、収穫といった、傷を伴う作業は、晴れた日に行いましょう。
晴れた日に作業すると、傷口が乾燥して塞がりやすく細菌も増えにくいです。

 

また、連作でも、感染の可能性が高くなります。
特に、以前に軟腐病の被害のあった場所は、要注意です。

 

◎効果的薬剤
できれば、カッパーシン水和剤やコサイドモルドーなどの薬剤で、
定期的に消毒しておくと効果的な予防になります。

 

 

■軟腐病にかかったら

 

軟腐病にかかっている株は、治す手だてがありません。
細菌性の病気は、感染してから薬剤を使用しても顕著な効き目がないのです。

 

できる限り他の株に感染しないよう、
感染株は、早めに掘り起こして、畑の外に出して処分するようにします。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

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トマト 萎ちょう病

読了までの目安時間:約 8分

 

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トマトがかかる病気の中に、萎ちょう病(萎凋病)という病気があります

 
園芸を初めて間もない方などは、聞き慣れない名称かもしれません。

トマト以外にも、ナス、ジャガイモもかかる可能性のある病気です。
萎ちょう病は、感染してしまうと、たいへん厄介な病気の一つです。

感染しないように事前に対策を知り、感染してしまった時のために、
症状と対策を覚えておきましょう。

 

 

[トマト 萎ちょう病]

 

 

■萎ちょう病の症状

 

萎ちょう病の最も分かりやすい症状は、萎れの症状です。
トマトの株のどちらか片側の、下方の葉が萎れる現象が出ます。

 

不思議なことに、夜になるとその葉は萎れが治り、元に戻ります。
ところが、また朝になって気温が上がってくると、葉が萎れてしまいます。

 

これを何度か繰り返しているうちに、
葉の色がだんだんと薄くなり、黄色っぽく変わっていきます。

 

さらに症状が進むと、下の方にだけ出ていた症状が、
上の方にも出るようになってきます。

 

そのうち、最初に症状が出始めた葉は、
元に戻ることがなくなり、枯れて落葉します。

 

また、よく見ると株元から萎れの症状が出て黄変した葉のあたりまで、
茎が硬くなっているのが分かると思います。

 

トマトの地上部は見るからに葉が萎れたり、
茎の繊維が硬くなるなどの症状が出るため、すぐに分かります。

 

ところが、感染して症状が出るのは地上部だけではなく、根にも現れます。
感染してすぐの頃は、根にはあまり変化が見られません。

 

トマトの萎ちょう病の症状が進むと、根のところどころが茶色く変色し、
最終的には全体的に茶色くなってしまいます。

 

根や葉、茎に異常が出ることから、株全体の生育が悪くなります。

何株か同じ品種のトマトを育てている時、他よりも生育の遅い株があれば、
上記の症状がないかチェックしましょう。

 

 

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萎ちょう病の菌は、土中に数年も潜んでいます

 

 

■萎ちょう病の原因

 

萎ちょう病の原因となる菌は、カビの仲間です。
高温の時期に感染し、発病することが多いため、
高温期に植え付け・生育するトマトは、栽培中常に感染する可能性があります。

 

以前に萎ちょう病に感染した場所には、原因菌が土の中に潜んでいます。
萎ちょう病の原因菌は、土の中に長く存在し、数年経ってからでも感染します。

 

トマト、ナス、ピーマンなどナス科の連作をすることにより、
原因となる菌が年々増えていき、感染率が上がり、
感染してまた菌が増えるという悪循環に陥りやすくなります。

 

連作をする場合は、萎ちょう病に耐性のある接ぎ木苗を育てたり、
土壌を消毒してから栽培するようにします。

 

萎ちょう病の原因となる菌は、根にできた傷から侵入します。
水はけの悪い土で育てていると、根が傷むこともあるため、感染率が上がります。

 

他にも、土寄せや中耕をする時、追肥の時など、乱暴に株元を触ると根が傷みます。
こういったことによってできた傷からも、萎ちょう病の原因菌は侵入します。

 

トマトの根が病気に感染しないためにも、生育のためにも傷つけないように扱いましょう。
また、連作をすることで、センチュウ被害に合うことがあります。

 

センチュウによる根への攻撃で傷が入り、
そこから菌が侵入することもあるので注意が必要です。

 

また萎ちょう病は、種子による感染も確認されています。
自分で種を採って翌年も同じトマトを栽培する場合は、
萎ちょう病に感染していない株から種を採取するようにします。

 

 

■萎ちょう病にかかったら

 

萎ちょう病は、残念ながら発病した後は薬剤を使っても完治が難しい病気です。
萎ちょう病に感染すると、生育も著しく悪くなり、着果不良も頻発するようになります。

 

そのため、感染後は満足に生育し、収穫量をあげることができません。
そればかりか、長くその場所に居座ることで、菌の数を増やしてしまいます。

 

トマトが萎ちょう病に感染したと分かったら、
感染した株を周辺の土ごと掘り上げて処分します。

 

感染株を畑に残したり、中途半端に地上部だけ刈り取って処分すると、
どこかに残った菌が繁殖し、周りの株に感染して広がっていきます。

 

感染株を処分する時は、必ず根から掘り上げるようにし、
掘り上げた株はその場に残さず処分しておきます。

 

・まずは予防を
感染してからの治療が難しい萎ちょう病を制するためには、
感染しないことが最大の防御となります。
萎ちょう病に感染しないために有効なポイントをご紹介します。

 

◎効果的予防策
・以前に感染した場所は消毒をする
・容器栽培の場合は、新しい用土を使う
・水はけの良い土を使う
・植え付けや栽培中の手入れの時、根を傷めないようにする
・連作を避ける
・連作する場合は接ぎ木苗を利用する

 

土壌消毒をする場合、冬の寒さを利用した消毒法や、
太陽の熱を利用した消毒法なら、簡単で薬剤も使わないのでお勧めです。

 

薬剤を使って消毒をする場合は、ガスタードキルパーベンレート
などの薬剤を使うことができます。

 

トマトの接ぎ木苗であれば、何でも良いというわけではありません。
接ぎ木苗であっても、良苗でなければ、植えてもうまく育つことができません。

接ぎ木苗で病気に耐性があり、良い苗のポイントをクリアした苗を選びましょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方

 

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トマト 病害虫 生理障害

トマトの病気

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tomato
病気にかからない健康な株に育つよう環境を整えます

 

 

トマトがかかりやすい病気の症状と対策をまとめました。

 

もし病気にかかってしまっても、
環境改善や薬剤を使用して治せる場合もあります。

 

トマトにはどのような病気があるのかを知り、
どのように病気に対処するのかも知っておきましょう。

 

 

■トマトの病気

 

●萎ちょう病 
萎凋病(いちょうびょう)は、株のどちらか片側の葉が萎れ、
夜間にもとに戻っては、また昼間に萎れる、
といった状態が繰り返されます。

 

症状が出る葉は徐々に上部まで広がり、
初期に症状が出始めた葉はだんだん黄変して枯れ落ちます。

 

そのうち片側だけでなく、全体の葉に同じような症状が出て、
最終的には枯れてしまいます。

 

病原菌は土壌に潜んでいることが多く、
しかも土の中での生存年数が長いため、
トマトを育てて一度発症した場所には消毒が必要となります。

 

症状が出た場所で何度も繰り返しトマトを育て、
その度に症状が出続けると、菌は土の中で増えていくばかりです。

 

他にも、根腐萎ちょう病や半身萎ちょう病などがあります。
根腐萎ちょう病は、名前の通り根が腐ったようになり、
そのため水分を吸い上げることができなくなり、葉が萎れてしまいます。

 

半身萎ちょう病は、萎ちょう病と症状は似ていますが、
萎ちょう病ほど進行が速くなく、症状の出方も緩やかです。

 

◎対策
抵抗性品種や抵抗性接ぎ木苗を利用すると発病しにくくなります。
保水性や通気性を良くし、元肥、追肥を規定以内に抑えます。

トマトを育てて一度発症した場所は、消毒が必要となります。

 

●根腐病
根腐病は、主に水耕栽培でトマトを育てている時にかかる病気です。
初期の頃は、一部の根が褐色に変わります。

 

そのまま放っておくと、どんどん変色する根が増え、
地上部の葉も萎れるようになってきます。

 

まず頭頂部の葉が萎れるようになり、夜間になると戻り、
また昼間になると萎れる状態が続きます。

 

その後、全体の葉が萎れるようになり、
葉が黄変して枯れ落ちてしまいます。

 

この病気の菌は、水カビの一種であるため、
水耕栽培によって起こる可能性が高まります。

 

◎対策
抵抗性の台木を使い、連作を避けます。
植え付け前に専用の薬剤で消毒すると効果的です。

 

苗を定植する際、スポンジや容器を消毒するだけでも、
菌の増殖を防ぐことができるので、
できるだけ消毒したものを使うようにしましょう。

 

 

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マルチを敷いてどろ跳ねを防止するのも効果的

 

 

●疫病
葉、茎、果実に病斑ができ、徐々にその病斑が大きくなって、
最終的には白いカビが生じます。

 

良く似た症状の病気に、褐色腐敗病がありますが、
こちらは主に実に症状が表れるのに対し、
疫病は葉、茎、果実と広い範囲に症状が表れます。

 

株の下方から病変し、だんだん上部にも症状が表れます。
冷夏で雨が続いた時にこの病気にかかることが多く、
雨の時のどろ跳ねが原因で起こることもあります。

 

◎対策
株元にはマルチを敷いてどろ跳ねを防止するようにしましょう。
また、雨除けやハウス内での栽培も予防になりますが、
窒素分の多い肥料を与えていても、かかる確率が上がるので注意します。

 

●青枯病
突然、地上部が萎れて枯れてしまう症状が出ます。
病原菌はトマトの根から侵入し、まず根を腐らせます。

 

根が腐ったことにより、水を吸うことができなくなって、
トマトは急速に萎れてしまうのです。

 

萎ちょう病は萎れては戻り、戻っては萎れを繰り返し、
だんだんと葉が黄変して枯れていきます。

 

しかし、青枯病の場合は萎れては戻りを何度か繰り返した後、
黄変もせずに枯れてしまうことがほとんどです。

 

葉が青いうちに萎れて枯れてしまうため、
青枯れという名がついたのでしょう。

 

◎対策
抵抗性品種や抵抗性接ぎ木苗を利用すると、
かなり、発病しにくくなります。

 

一度この病気にかかったトマトを栽培した土地には、
菌が数年の間は土に残ります。

 

さらにナス科の野菜には感染する可能性が高いため、
症状が出た土地には消毒が必要となります。

 

 

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茎に傷が! もう少しやさしく世話をします……

 

 

●軟腐病
茎がだんだんと腐ったようになり、
最終的には茎の内部は腐り落ちて空洞になってしまう病気です。

 

病原菌は脇芽かきや支柱誘引の紐で結んだ場所、
害虫の噛み傷などから侵入し、軟腐病の症状を起こします。

 

◎対策
傷口から菌が入らないように、できるだけ傷口を作らず、
できた場合にはできるだけ早く乾くようにすることが重要です。

 

傷口ができた後、雨が続くとさらに感染の確率が高くなります。
脇芽を摘んだりする時は、よく晴れた日の午前中に作業を行い、
支柱に誘引する際は、茎が傷つかないよう、締めすぎないようにします。
害虫駆除も、しっかり行います。

 

●モザイク病
株の上部に生える新しい葉がモザイク柄になり、
だんだんと葉が細くなっていきます。

 

最終的には葉は糸のように細くなり、
それより上には実がほとんどつかなくなります。

 

◎対策
モザイク病には2種類の菌があり、1つはアブラムシによって媒介されます。
病害虫はできるだけ防除するよう、
防虫ネットや防虫用マルチを使用するなど工夫をしましょう。

 

もう1つは感染した株との接触による感染です。
こちらの方が感染力が強いため、発症している株を発見したら、
他に育てているトマトに触れないよう、早急に処分する必要があります。

 

●炭そ病
実が熟してくると、実の表面に水浸状の小さな斑点ができることがあります。
この斑点はだんだんと大きくなり、
大きくなるにつれ中心が凹んだようになってきます。

その後、腐ったようになって自然と落果してしまいます。

 

◎対策
病原菌は被害にあった実の近くに残り、
雨水に当たることで飛散して他の実に感染します。
初期症状が出た頃であれば、ダコニール1000などの、
専用の薬剤を散布して消毒することにより、防除することが可能です。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

 

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