トマト 育て方

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トマト 無農薬栽培

読了までの目安時間:約 5分

 

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桃太郎のいちばん大きな実をタバコガにやられました(6月6日)

 

 

トマトを育てていると、
どうしても農薬を使う場面が出てきてしまいます。

 

無農薬で、なるべく農薬を使わずに栽培することはできます。
そのためには、何をするべきなのでしょうか?
無農薬栽培の方法についてご説明します。

 

 

[トマト 無農薬栽培]

 

 

■無農薬栽培とは?

 

名前の通り、農薬を使わずに栽培することです。
近年、野菜の残留農薬について注目されていて、
無農薬で栽培し、販売されている作物もあります。

 

農薬は毒劇物に分類されるものもありますが、
希釈倍率や散布回数を守れば影響はありません。

 

それでも不安な方や、どうしても農薬を使いたくないという方は、
無農薬で栽培してみましょう。

 

いきなり農薬をゼロに減らすのは難しいです。
自分で工夫して、だんだんと農薬を減らし栽培するのも楽しみです。

 

 

■無農薬栽培の準備

 

・苗の準備
苗を用意するときは、なるべく接ぎ木苗を使いましょう。
病気に耐性がありますので、病気にかかりにくくなり、
農薬を撒く回数がかなり下がります。

 

また、近くに草が生えていたり、
残さ置き場、資材置き場がある場所は避けるようにしましょう。

 

・畑、土の準備
病気の原因となるので、植え付け場所の連作は避けるようにします。

 

地植え栽培では、ワラやマルチを敷いて泥はねを防いだり、
前年に、畑を冬の霜と寒さで凍らせたり、
太陽熱で、土の消毒ができていればさらに良いです。

 

また、簡易ハウスなど作れるようであれば用意します。

 

・コンパニオンプランツの用意
トマトの株と株の間にコンパニオンプランツの植物を植えて病害虫を予防できます。
アスパラガス、ニラやネギ、マリーゴールドなどを用意しましょう。

 

 

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キュウリにうどんこ病が出てきました

 

 

■無農薬栽培で使えるもの

 

無農薬栽培で、活用できるものは何でしょうか?

 

・コンパニオンプランツ 
病害虫の予防になります。

 

・天敵
テントウムシはアブラムシを食べます。
アブラバチ、ヒラタアブも効果があります。

 

・粘着補虫テープの利用
コナジラミ、アブラムシがくっつきます。

 

・粘着くんを使う
農薬に分類されますが、人体に影響がないデンプンを主成分とした農薬です。
アブラムシ、コナジラミ、ハダニなどに効果があります。

 

 

■栽培方法

 

基本的な栽培は一般的なトマトと同じように行います。

 

トマトの苗の株間は、やや広めにとって、風通しの良い環境を作ります。
日当たり、排水性なども、できるだけ良い状態にしてください。

 

わき芽かきなど、傷口から菌が入るような作業は慎重に行います。
清潔な手やハサミを使い、使った後はよく洗い流しましょう。

 

肥料は、与えすぎに気をつけ適切な量を与え、病害を防ぎます。
また、収穫が終わった花房の下までの葉は全部切り取るようにします。

 

トマトの苗を元気に育て、病気の発生源を作らないことが、とても大切です。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 育て方

ミニトマトの病気

読了までの目安時間:約 7分

 

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ミニトマトは、大玉トマトや中玉トマトに比べると育てやすく、
トマトの中でも初心者向きといわれています

 

 

育てやすいミニトマトですが、育て方を間違えていたり、
栽培環境が悪ければ、病気にかかります。

 

ここではミニトマトがかかりやすい病気をご紹介します。

 

また、ご紹介した病気以外はかからないというわけではありません。
ミニトマトがかかる可能性のある病気は、
大玉トマトや中玉トマトと共通と考えておきましょう。
*あわせてこちらをご覧ください。
>>トマトの病気

 

 

■ミニトマトの病気

 

・うどんこ病
葉の表面に、うどん粉をふったような白いカビが発生する病気です。
うどんこ病は、色々な植物がかかる可能性のある病気ですが、
ミニトマトがかかる時には、2種類の症状が出ます。

 

1つ目は、うどん粉をふったような白いものが葉の表面に発生するパターンです。
ひどくなれば、葉の表面だけでなく、葉柄やヘタなどにも白いものができます。

 

最初は白いカビが点々と葉に出ますが、
徐々にこれが大きくなっていき、葉全体に広がります。
白いカビができた部分の組織は黄色く変色し、だんだんと弱っていきます。

 

2つ目は、白いカビはほとんど発生しません。
かわりに、葉の表面が黄色く変色したり、葉の裏面が薄い赤褐色に変色します。

 

これは菌が葉の表面で菌核を作らず、葉の内部で繁殖して蔓延するためです。
この場合は、葉の表面に1つ目のようなカビはほとんど発生することはありません。

 

症状に2つのパターンがあるのは、うどんこ病の菌が2種類あるためです。
いずれも乾燥して風通しの悪い環境になると発生しやすいので、
乾燥し過ぎないよう気をつける必要があります。

 

ミニトマトは少し乾燥気味に育てますが、過乾燥は良くありません。
水を与える時、葉の裏に葉水を与えるなどして、乾燥しすぎるのを予防します。

 

また、株間が狭かったり、株が大きくなって葉が多くなると、
風通しが悪くなってうどんこ病が発生しやすくなります。

 

株間は十分にとっておき、葉が多くなって風通しが悪いと感じたら、
不要な葉を摘んでしまうようにします。

 

 

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うどんこ病にかかったトマトの葉

 

 

・黄化葉巻病
この病気は、1998年に見つかった新しい病気なので、
もしかすると聞いたことがない方も多いかもしれません。

 

症状としては、葉の葉脈以外の部分が、
色抜けしたように黄色く変色し、葉の縁が内外に巻きます。

 

おもに生長点付近の株の上部にある葉から症状が出ます。
症状が出た部分よりも上は、葉が縮れたようになり、
節間も極端に狭くなって、全体的に縮こまったようになっていきます。

 

その後は生育が悪くなり、花や実がついてもすぐに落ちてしまいます。

 

この病気はウィルス性の病気で、虫の媒介によって感染します。
媒介する虫は、タバココナジラミという害虫です。

 

黄化葉巻病の感染を予防するためには、
このタバココナジラミを株に寄せないようにすることが一番です。

 

タバココナジラミは、黄色い色に寄っていく性質があるため、
黄色い色をしたテープを近くに設置しておき、
そこに寄せ付けることでミニトマトに近寄らせないようにする方法があります。

 

・青枯病
青枯病は、梅雨明けくらいから起こりやすくなる病気です。
高温になると症状がでやすくなります。

 

晴れた日の日中、葉が萎れたようになるものの、夜には元に戻ります。
翌日、また日中に葉が萎れて夜に戻るを数日繰り返します。

 

その後は、ミニトマトの株は、長く生きることはなく、
葉が萎れた状態から戻らなくなって枯れてしまいます。

 

症状が出てから枯れるまでの進行が早く、
まだ株が青いうちに枯れてしまうため、この名前がついています。

 

青枯病がミニトマトに感染するのは、わき芽をかいた後や、
収穫、葉かきした後などにできた傷口からです。

 

感染した株を触った手や、処分した時に使ったハサミなどを、
消毒せずにそのまま健全な株に使うと、そこから菌が入り込んで感染します。

 

道具を使う時、特にハサミなど傷をつける道具を使う時は、
あらかじめ消毒してから使用した方が安全です。
*ライターで軽くあぶったり、アルコール(消毒用エタノール)で消毒します。

 

青枯病は、感染すると治療できずに枯れてしまう厄介な病気です。
できる限り感染を防ぐためにも、できる限りのことをしておきましょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 病害虫 生理障害

トマト 袋栽培

読了までの目安時間:約 4分

 

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そのまんまトマト畑は便利です

 

 

鉢もプランターもない、
そのようなときは培養土の袋でも栽培できます。

 

培養土の袋はあらかじめ肥料が入っていますし、
袋の上部を開けるだけで植え付けができます。

 

基本的な栽培は一般的なトマトと変わりません。
手軽に栽培してみましょう。

 

 

[トマト 袋栽培]

 

 

■用意するもの

 

・配合された培養土(20~30リットル)
あらかじめ配合された培養土であればそのまま植え付けができます。
最初に育つための肥料=元肥も入っている培養土を選びましょう。
・支柱
・誘引するための紐(麻紐など)
・針金
・追肥用の肥料や液体肥料

 

最近は、袋栽培専用のセットが売っています。
支柱なども入っているのセットもあり便利です。

 

 

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手作りの栽培袋(培養土の袋を利用)

 

 

■栽培の方法

 

基本的な栽培は鉢、プランター栽培と同じです。
こちらも合わせてご覧ください。
>>トマト プランターの育て方
>>トマト 鉢の育て方

 

苗の選び方は、茎がしっかりしていて、
葉の色が濃く、間伸びしていない元気な苗を選びましょう。
詳しい苗の選び方についてはこちらをご覧ください。
>>トマト 苗の選び方

 

植え付け、わき芽かきなども同様に行います。

大玉トマト、中玉トマトの場合は、必要に応じて摘果を行いましょう。

 

袋栽培の場合は、第3花房までで摘芯することが多いです。
それ以上育てる場合は追肥が必要になります。

針金、支柱などで補強すると安心です

 

 

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■支柱立て

 

袋栽培専用の袋なら、支柱を挿す部分がありますので、そこに挿します。
無い場合は、苗のそばに挿して立ててください。

 

苗用の支柱の立て方は1本仕立てが良いです。
袋は以外と小さいので、無理せずに1本にしましょう。

 

 

■水やり

 

もともと、トマトはそれほど水は必要としないので、
土の表面が乾いて、触ってみて乾いていたらたっぷりと水をあげます。

 

苗の葉のしおれも水やりのサインです。
朝に水やりをして、夕方にしおれてきたら、
夕方も水やりをするようにしてください。

 

 

■追肥

 

先ほど書いたように、袋栽培は第3花房までで収穫を終えることが多いです。
それ以上収穫したい場合は、第3花房の花が咲いたころから追肥をします。

追肥の量は、化成肥料一握り程度です。
これを2週間を目安に行ってください。

*写真協力 C)ガーデニングどっとコム

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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