トマト 苗の選び方
トマトの苗は、一番花がついているものが育てやすいです
*今年はコロナの影響で、家庭菜園を始めるかたが多いです。
ネット販売を見てみると、既に売り切れの品種も多く、予約は早めにしておきましょう。
トマトは品種改良が進んでいて、着果性も上がり、
病気に強く育てやすい品種がたくさん出てきました。
でも、最初に選んだ苗が弱かったり傷んでいると、
その後の生育に大きく影響し、良い花も果実も期待できません。
良いトマト苗を選ぶコツをご紹介してきます。
[トマト 苗の選び方]
■トマト 苗の選び方
元気なトマトの苗を選び抜くコツを、
重要なことから挙げてみました。
1.葉の色が濃い
やはり植物は葉で光合成し、栄養を作って育つものです。
葉の調子の良し悪しで、その苗が良いものかどうかが分かります。
トマトの葉の色が濃く、ピンと張りのあるものは、元気な証拠です。
葉が黄色い、斑点がある、縮れているものは、
何か病気にかかっていたり、栄養状態が悪い可能性があります。
病気によっては、実をつけずに枯れてしまうこともある上に、
他の株に伝染することもあるので、葉が変色している苗は避けます。
2.茎が太く真っ直ぐで節間が狭い
トマトの茎がひょろひょろとして細く、曲がっていたりするものは、
育苗環境が悪く、弱く育っている可能性があります。
しっかりと太く、真っ直ぐ伸びている茎の苗を選びましょう。
節と節の間の間隔が長いトマトの苗は、「徒長」している状態です。
徒長している苗は貧弱に育っていることが多く、
実付きも悪くなりがちですので、節の詰まっている苗を選びます。
3.花がついている
すでに一段目の花が咲いている、あるいは蕾がある苗を選びます。
花が咲いている場合は、できるだけ花が大きい株を選びます。
また、トマト苗の本葉7枚目~8枚目くらいに、
一段目の花がついている苗が良い苗です。
去年、購入したミニトマト(アイコ)の接ぎ木苗:てしまの苗屋さんで購入
去年、購入した大玉トマト(ホーム桃太郎)の接ぎ木苗
4.本葉が7枚以上ついている
本葉が7枚に達していないものは、
まだ蕾もついていないものが多いでしょう。
定植する時には、少なくとも一段目の蕾がある状態の苗が望ましいので、
本葉が少ないトマト苗は避けましょう。
5.害虫がついていない
葉の裏や新芽、茎などに害虫がついていないかよくチェックします。
苗を購入する時期だと、特にアブラムシがついていることが多いです。
アブラムシはあっという間に繁殖し、
株を弱らせ枯らせてしまうことがあります。
できる限り害虫のついていない苗を選びましょう。
6.ポットの底から少し根が見えている
トマト苗の入っているポットの底穴から、
白い根が見えているものは元気に生育しています。
根が見えていなくても、少し揺らしてみて、
ぐらぐらしなければ、しっかりと育っています。
いくら穴から根が出ていても、
見えている根が茶色くなっているものは避けるようにします。
7.双葉が残っている
トマトの苗に養分が足りないなど、元気がなくなると、
葉をどんどん落としてしまいます。
最初に出る双葉は、状態が悪くなるとまず落ちてしまうものです。
双葉が残っているということは、それだけ元気であるという証拠です。
双葉がなくても、他のポイントに当てはまるのであれば問題はありません。
写真の苗たちは、元気によく育ち毎日このくらいトマトが採れました♪
*初心者のかたや、今までトマト栽培で良い結果がでない、
植え付けスペースが少ないなどの場合は、
少し値段は高めですが、接ぎ木苗を購入すると、
病気や害虫に強く元気に育つことが多いのでお試しください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方