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レジナ
レジナは、鉢植え用のコンパクトな可愛いミニトマトです。
なかなかスペースが取れない、でもトマトを作りたい!
そんな方にはレジナをお勧めします。
小さなスペースや、室内でも栽培できます。
ハート形 トマト シリーズを、以前、紹介しましたね。
同じように小さな鉢で栽培できますが、
レジナは、普通の形、丸い形をしたミニトマトです。
ハート形 トマトよりレジナのほうが入手しやすいです。
レジナは観賞用としても人気があり、見て、食べて楽しめる品種です。
鉢は、5号鉢(15cm)くらいの大きさで大丈夫です。
培養土を入れて植えるだけ!
鉢が小さいもので良いですし、支柱も不要なので便利です。
丈も小さいので、基本的には放任栽培です。
なかなか世話をできないという方でも育てやすいトマトです。
初心者でも見て楽しめるのでトマトを作りたい、
普通のトマト栽培は難しそう、と思う方はまずレジナを育ててみては?
簡単に育てられ、おいしいミニトマトです
[レジナ]サカタのタネ
■特徴
・5号鉢くらいの大きさの鉢、プランターで栽培できます。
・形は丸い形をしていて、赤色、または赤橙色をしたミニトマトです。
・実のサイズも小さく15g~20gで、実もたくさんつきます。
・完熟してから収穫すると、酸味と甘みのバランスが良いです。
・生食はもちろん、加熱調理をしてもおいしく食べられます。
・小さい鉢で栽培でき、支柱が不要です。
・節と節の間がとても狭く、丈が15cm~20cmくらいになりますが、
それ以上には伸びませんので、コンパクトです。
■栽培のコツ
・種まきは、普通のトマトと同じように行い、
本葉が2枚くらいになったら2.5~3号鉢に植え替え、
その後に5号鉢など使いたい鉢やプランターに植えつけます。
・複数株を植える場合は、株間を40㎝くらいにします。
・植え付け後は放任栽培で良いです。
・室内で栽培する場合、日当たりが良く、風通しの良い場所に置いてください。
・アブラムシなどの虫の防除は早期に発見し徹底して行います。
・完熟する前に収穫すると、青臭さが残りますので、
完熟させてから収穫しましょう。
・その他基本的な栽培は普通のミニトマトと同じように行います。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
トマト 萎ちょう病
トマトがかかる病気の中に、萎ちょう病(萎凋病)という病気があります
園芸を初めて間もない方などは、聞き慣れない名称かもしれません。
トマト以外にも、ナス、ジャガイモもかかる可能性のある病気です。
萎ちょう病は、感染してしまうと、たいへん厄介な病気の一つです。
感染しないように事前に対策を知り、感染してしまった時のために、
症状と対策を覚えておきましょう。
[トマト 萎ちょう病]
■萎ちょう病の症状
萎ちょう病の最も分かりやすい症状は、萎れの症状です。
トマトの株のどちらか片側の、下方の葉が萎れる現象が出ます。
不思議なことに、夜になるとその葉は萎れが治り、元に戻ります。
ところが、また朝になって気温が上がってくると、葉が萎れてしまいます。
これを何度か繰り返しているうちに、
葉の色がだんだんと薄くなり、黄色っぽく変わっていきます。
さらに症状が進むと、下の方にだけ出ていた症状が、
上の方にも出るようになってきます。
そのうち、最初に症状が出始めた葉は、
元に戻ることがなくなり、枯れて落葉します。
また、よく見ると株元から萎れの症状が出て黄変した葉のあたりまで、
茎が硬くなっているのが分かると思います。
トマトの地上部は見るからに葉が萎れたり、
茎の繊維が硬くなるなどの症状が出るため、すぐに分かります。
ところが、感染して症状が出るのは地上部だけではなく、根にも現れます。
感染してすぐの頃は、根にはあまり変化が見られません。
トマトの萎ちょう病の症状が進むと、根のところどころが茶色く変色し、
最終的には全体的に茶色くなってしまいます。
根や葉、茎に異常が出ることから、株全体の生育が悪くなります。
何株か同じ品種のトマトを育てている時、他よりも生育の遅い株があれば、
上記の症状がないかチェックしましょう。
萎ちょう病の菌は、土中に数年も潜んでいます
■萎ちょう病の原因
萎ちょう病の原因となる菌は、カビの仲間です。
高温の時期に感染し、発病することが多いため、
高温期に植え付け・生育するトマトは、栽培中常に感染する可能性があります。
以前に萎ちょう病に感染した場所には、原因菌が土の中に潜んでいます。
萎ちょう病の原因菌は、土の中に長く存在し、数年経ってからでも感染します。
トマト、ナス、ピーマンなどナス科の連作をすることにより、
原因となる菌が年々増えていき、感染率が上がり、
感染してまた菌が増えるという悪循環に陥りやすくなります。
連作をする場合は、萎ちょう病に耐性のある接ぎ木苗を育てたり、
土壌を消毒してから栽培するようにします。
萎ちょう病の原因となる菌は、根にできた傷から侵入します。
水はけの悪い土で育てていると、根が傷むこともあるため、感染率が上がります。
他にも、土寄せや中耕をする時、追肥の時など、乱暴に株元を触ると根が傷みます。
こういったことによってできた傷からも、萎ちょう病の原因菌は侵入します。
トマトの根が病気に感染しないためにも、生育のためにも傷つけないように扱いましょう。
また、連作をすることで、センチュウ被害に合うことがあります。
センチュウによる根への攻撃で傷が入り、
そこから菌が侵入することもあるので注意が必要です。
また萎ちょう病は、種子による感染も確認されています。
自分で種を採って翌年も同じトマトを栽培する場合は、
萎ちょう病に感染していない株から種を採取するようにします。
■萎ちょう病にかかったら
萎ちょう病は、残念ながら発病した後は薬剤を使っても完治が難しい病気です。
萎ちょう病に感染すると、生育も著しく悪くなり、着果不良も頻発するようになります。
そのため、感染後は満足に生育し、収穫量をあげることができません。
そればかりか、長くその場所に居座ることで、菌の数を増やしてしまいます。
トマトが萎ちょう病に感染したと分かったら、
感染した株を周辺の土ごと掘り上げて処分します。
感染株を畑に残したり、中途半端に地上部だけ刈り取って処分すると、
どこかに残った菌が繁殖し、周りの株に感染して広がっていきます。
感染株を処分する時は、必ず根から掘り上げるようにし、
掘り上げた株はその場に残さず処分しておきます。
・まずは予防を
感染してからの治療が難しい萎ちょう病を制するためには、
感染しないことが最大の防御となります。
萎ちょう病に感染しないために有効なポイントをご紹介します。
◎効果的予防策
・以前に感染した場所は消毒をする
・容器栽培の場合は、新しい用土を使う
・水はけの良い土を使う
・植え付けや栽培中の手入れの時、根を傷めないようにする
・連作を避ける
・連作する場合は接ぎ木苗を利用する
土壌消毒をする場合、冬の寒さを利用した消毒法や、
太陽の熱を利用した消毒法なら、簡単で薬剤も使わないのでお勧めです。
薬剤を使って消毒をする場合は、ガスタード、キルパー、ベンレート、
などの薬剤を使うことができます。
トマトの接ぎ木苗であれば、何でも良いというわけではありません。
接ぎ木苗であっても、良苗でなければ、植えてもうまく育つことができません。
接ぎ木苗で病気に耐性があり、良い苗のポイントをクリアした苗を選びましょう。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
ロッソナポリタン
ロッソナポリタン
ロッソナポリタン(tomato rosso napoletano)をご紹介します。
今回もマウロの地中海トマトです。
シシリアンルージュ、サンマルツァーノリゼルバと同じく、
生食でも食べれる調理用トマトです。
ロッソナポリタンはこの2つより小さく、ミニトマトです。
色は赤色でルージュドボルドー同様に皮が硬くいですが、
生食でも調理してもおいしく食べられます。
他の調理用トマトであるシシリアンルージュ、サンマルツァーノリゼルバより、
甘みが強く、皮が硬いのが2つとの違いです。
栽培ではシシリアンルージュなどと同様に、
ソバージュ栽培(別名:露地放任栽培)が可能です。
その他耐暑性、耐寒性があり、いろいろな地域での栽培ができます。
マウロの地中海トマトのサイトでも栽培がしやすいと書いてあります。
苗の入手はホームセンター、または通販となり、入手は難しいですが、
ルージュドボルドーと同様に栽培がしやすいのでお勧め品種です。
ソバージュ栽培ができます
[ロッソナポリタン]
■特徴
・耐暑性、耐寒性があります。
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、トマトモザイクウイルスに耐病性を持っています。
・縦長で赤色のミニトマトです。
・生食兼調理トマトですのでどういう食べ方をしてもおいしく食べれます。
・シシリアンルージュと違い、赤色が濃いです。
・糖度は9度~11度です。
・シシリアンルージュより甘みと酸味が強く、コクがあります。
・実の大きさは10g~15gでやや小さめです。
・実が割れることが少ないです。そのかわり皮が硬いです。
・花粉の発生が良いので実のつきが良いです。
・極早生品種で伸びやすいです。
■栽培のコツ
・元肥、追肥は普通のミニトマトと同様に行ってください。
・5月から6月いっぱいまで植え付けが可能で、
収穫は7月上旬から10月中旬までできます。
・極早生品種ですので苗はやや若い状態、花が咲く前に定植するようにします。
・トマトの基本を守って栽培すれば簡単に栽培ができます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方