トマトの花言葉
トマトの花と実
トマトは夏野菜の代表として、今では日本に定着した野菜です。
ところが、トマトが初めて日本にやってきた頃は、
その姿形と味から、受け入れられなかったそうです。
当時のトマトは日本人にとっては青臭すぎて、食べにくかったようです。
トマトの真っ赤な色も、気味が悪いと敬遠されていたとか。
そんなトマトですが、花言葉がつけられています。
野菜の花は観賞用ではないので、地味で目立たないものも多いのですが、
トマトにはどのような花言葉がつけられているのでしょうか。
[トマトの花言葉]
■トマトの花言葉は?
トマトの花には、「完成美」や「感謝」といった花言葉がつけられています。
7月26日の誕生花です。
7月26日は、ストーンズのミック・ジャガー氏の誕生日です。
明晰で才能と運に恵まれる人が多いです。
トマトの花って、どんな花が知っていますか?
家庭菜園でトマトを育てたことがある人なら、よく知っているかと思いますが、
育てたことがない人にとっては想像もできないかもしれません。
あの赤くて丸い、大きな実ができるトマトの花は、意外と小さく地味な姿をしています。
花びらは5枚で、花の形は星のような形をしています。
黄色で花自体がそれほど大きくない上に、下向き加減に咲くので目立ちません。
トマトの花は、雄しべと雌しべの両方が1つの花に存在するので、
開花した後は軽い衝撃だけで受粉することが可能です。
キュウリやスイカのようなウリ科の植物だと、同じ株に雄花と雌花が咲くものの、
花自体は離れた場所にあるため、虫や人の手による受粉が必要となります。
トマトは同じ花の中に雄しべと雌しべがあり、雄しべが花粉を出している時に、
風などで揺れると、雌しべの先端に花粉がついて受粉する仕組みになっています。
秋トマトとして栽培中のシシリアンルージュ
■トマト 花言葉の由来
けれど、地味で目立たない花なのに、
どうして「完成美」や「感謝」のような花言葉がつけられたのでしょうか。
おそらくこれらはトマトの花そのものをイメージした花言葉ではなく、
トマトそのものをイメージした花言葉なのでしょう。
トマトの実は、丸くて赤くてツヤがあり、とても完成された美しい形=「完成美」です。
日本にやってきた当初は受け入れられなかった赤い色も、
今となっては美しいと素直に認められます。
品種改良が進むトマトは、実の形も円形1つではありません。
表面がゴツゴツしているもの、洋ナシのような形をしたもの、
楕円形のもの、ハート型のものまであります。
どのような形であっても、それぞれに魅力があり、美しい姿をしています。
ではもう1つの「感謝」はどのような意味があるのでしょうか。
トマトにはとてもたくさんの成分が含まれています。
その中でも、βカロチンやリコピン、ケルセチンといった成分が注目を浴びています。
人にとって、トマトは健康になるためのたくさんの成分を含んだ植物です。
いつまでも元気で過ごせるために必要な成分を持つトマトに対し、
人が感謝したくなる気持ちはとてもよく分かります。
わき芽の挿し木で咲いたトマトに感謝♪
多収で甘く育てやすいフルティカ
■人気野菜の花言葉
ところで、トマトにつけられた花言葉はなかなか意味深ですが、
あまりロマンチックではありませんね。
花言葉といえば、もっとロマンチックな言葉をイメージしたくなるものです。
では、トマト以外の人気野菜には、どのような花言葉がつけられているのでしょうか。
キャベツ=利益
タマネギ=不死
ダイコン=潔白、適応力
ジャガイモ=恩恵
アスパラガス=私が勝つ
ブロッコリー=小さな幸せ
ホウレンソウ=活力、健康
以外とロマンチックな言葉って少ないものですね。
この中では、ブロッコリーの「小さな幸せ」ぐらいでしょうか。
キャベツは、これはたくさん巻いてある葉の中には、
宝物が入っているというイメージからつけられたのだとか。
そのため、海外ではキャベツから赤ちゃんが出てくるといった童話もあるのです。
ジャガイモは広い世界でも栽培されている地域が多い野菜です。
日本ではダイエットの敵とされることもありますが、
このジャガイモがあることで、命を救われた国や人たちが多くいるのは事実です。
土質にこだわらず、痩せた土地でも育てられるジャガイモは、
人間にたくさんの恩恵を与えてくれています。
この中で一番人間の生活に直結してるのは、ホウレンソウでしょうか。
「活力」や「健康」なんて、人間が生きていく上で大切なことですからね。
観賞用ではないけれど、人のためになる野菜の花には、
人間のリアルな心情が花言葉に表れるのかもしれません。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方