トマト 皮が柔らかい品種

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トマト 皮が柔らかい品種

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中玉トマト フルティカは育てやすく皮も薄く美味しい♪

 

トマトは家庭菜園でも、とても人気が高い野菜です。
日本では、トマトといえば生食が基本です。

 

そのためか、生で食べた時の甘酸っぱさやみずみずしさが、
優先されて、改良が進んできました。

 

たくさんあるトマトの品種の中には、
見た目が良いように改良されたものもあり、
食味は二の次ということもあります。

 

けれど、せっかく育てるのであれば、
皮が柔らかく食味の良いトマトを育てたいです。

 

トマトは、大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトの3つに分けられます。
それぞれのトマトの中で、皮の柔らかい品種をまとめたので、
ぜひ品種選びの参考にしてください。

 

青のリンクから品種詳細説明に飛びます。

 

 

[トマト 皮が柔らかい品種]

 

 

■皮が柔らかい大玉品種

 

大玉トマトは、150g以上の重さになるものがそう呼ばれます。
日本では桃太郎が主流となっていますが、
この他にもたくさんの品種が存在します。

 

大玉トマトは、着果してから収獲するまでに少し時間がかかるため、
皮が硬くなることもあります。

 

皮が柔らかい品種を選び、おいしい大玉トマトを収穫してください。

 

・ベルナーロゼ
ベルナーロゼは、スイスの伝統品種のため、固定種となっています。
丸い形と大きめのサイズが魅力的で、1玉が250g~300gほどにもなります。
海外の固定種ですが、日本でも比較的育てやすく、収量も期待できます。

 

・パルト
パルトは、単為結果と呼ばれる性質を持った品種です。
単為結果とは、簡単に説明すると、受粉しなくても実がなる性質です。

 

トマトは風による振動や揺れ、虫の助けなどを借りることで、自然に受粉します。
ところが、ハウス栽培などでは、外気に触れず虫もいないので、
自然な受粉ができない場合があります。

 

そんな時は、人力で揺らしたり、ホルモン剤を使うなどして、受粉してきました。
単為結果の性質を持っているパルトなら、それらの作業が不要となります。
性質は特殊ですが、食味はたいへん良い品種です。

 

異常茎や異常果の発生が少なく、みっしりと詰まった肉質なのに、
皮は柔らかく、口に残ることはありません。

 

・ホーム桃太郎
桃太郎は、家庭菜園でも育てることができる品種です。
ホーム桃太郎は、特に家庭菜園向きに育種されたので、
とても育てやすく、元祖桃太郎の食味の良さも兼ね備えています。

 

株が暴れにくく、草勢が安定しているので、
大玉トマト初心者の方にもお勧めです。

 

・麗夏
麗夏は、裂果の発生が非常に少ない品種です。
肉質がとても締まっていて硬いため、裂果が少ないので、
皮が厚すぎることがありません。

 

裂果に強いので、赤熟状態での収穫が可能で、樹上完熟ができます。
樹上完熟させたトマトは、青い状態で収穫したトマトよりも栄養価が高く、
旨みも甘みも強いといわれています。

 

・ファースト
ファーストは、ポンテローザという品種をもとに作られたトマトで、
お尻の先端が尖っているのが特徴です。

 

桃太郎ができる前までは、主力品種として広い地域で栽培されたそうですが、
尖った形があだとなり、生産量が激減しました。
現在は、そのおいしさが見直され、流通量も少し増えたようです。

 

 

毎年育てるホーム桃太郎も口あたりが良いです

 

 

■皮が柔らかい中玉品種

 

近年、中玉トマトも人気が高まっています。
ミニトマトより食べ応えがあり、大玉トマトよりも気軽にチャレンジでき、
家庭菜園で育てている方も多いです。
育てやすい品種も多いですが、その中でも食味の良い品種をまとめました。

 

・フルティカ
つやつやで真っ赤な実がつくミディトマトです。
中玉トマトの中でも特に人気が高く、毎年苗の流通量も多いです。

 

見た目の色鮮やかさもさることながら、食味が良く、
皮が口に残らず糖度が高いです。
草勢がやや強めなので、元肥は控えめにするのがポイントです。

 

・レッドオーレ
糖度が高いだけでなく、酸味がほとんどない味わいです。
そのため、トマトの酸味が苦手という方でも食べやすく、
しかも皮が柔らかいので、トマトの皮が苦手という方にも向いた品種です。
果肉に粘りがあるので、食べ応えもあります。

 

・スタピス
スタピスは、旧チェコスロバキアの伝統的な品種です。
早生タイプなので、早くから実をつけさせますが、
スタミナがあって株が丈夫なので、遅くまで収穫が楽しめます。

 

皮が柔らかく、風味も良いので、生食を好む日本人に向く品種です。
栽培状況により、中玉サイズを越えて大玉サイズにまで育つこともあるそうです。

 

・フルーツルビーEX
トマトケチャップで有名な、デルモンテが改良して作った品種です。
色が濃くて、先端が少し尖った形をしているのがチャーミングです。
糖度が高く、皮も柔らかいので食べやすく、育てやすさも魅力です。

 

 

■皮が柔らかいミニ品種

 

ミニトマトは、口に入れるとぷちっと弾けるような食感が良く、
サイズも手ごろということで、サラダやお弁当の彩りに欠かせません。

 

トマトの中ではダントツで育てやすいということもあり、
家庭菜園でもトップクラスの人気があります。

 

けれど、実際に育ててみると、皮が硬くなるという失敗談もよく耳にします。
皮が柔らかいミニトマトには、どのような品種があるのでしょうか。

 

・CFプチぷよ
1個が15gほどのミニトマトで、果皮がとにかく薄く、柔らかいのが特徴です。
果肉も硬くなく、口に含むととろけるような食感が楽しめます。

 

甘みが強く、風味も良いので、目を閉じて食べると、
トマトと気づかないかもしれません。

 

・ピンキー
ピンキーも、CFプチぷよと並んで果皮の薄い品種では、人気が高いです。
まだ新しい品種ではあるものの、苗の流通量も年々増えてきています。

 

1個が20gほどと、ミニトマトとしては十分なサイズがありながら、
食べても皮が口に残らず、不快感がまったくありません。

 

1段に2つの果房がつくダブル果房になりやすい品種なので、収量もとても多いです。
甘みと酸味のバランスが良いので、たくさん食べても飽きることがありません。

 

・キラーズ
キラーズは、果皮が薄く柔らかいだけでなく、濃い黄色をしているのが特徴です。
赤いミニトマトも良いですが、少し珍しい黄色のミニトマトも、
料理に花を添えます。

甘みが非常に強く、果皮と果肉の食感も良いので、
食事としてはもちろん、デザートやおやつにおいしいミニトマトです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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