トマト 皮が固い原因は?
トマトを食べてみて皮が固く、口に残ることはありませんか? シシリアンルージュ
トマトの皮が固くなる原因と軟らかくする方法をご紹介しています。
[トマト 皮が固い原因は?]
■トマト 皮が固い原因は?
ハウス栽培に使われている一般的なトマト品種の皮は軟らかく、
家庭菜園向けのトマト品種は、皮が固い傾向にあります。
ハウス栽培では、トマトが雨に当たる心配もないため、
皮が軟らかい品種でも栽培が容易です。
市場に出回っているトマトは、早くに収穫するので裂果がありません。
しかし家庭菜園の地植え栽培では、雨に当たっても、
裂果しにくく育てやすい皮が厚い品種が主体になっています。
地植え栽培でも、トマトの樹の上にビニールを張って、
簡易ハウスのようにして雨よけをすれば、
皮の薄いトマトでも栽培できますし、裂果の心配もありません。
またトマトの育て方によっては固くなります。
たとえば、トマトを甘く育てたいからと水やりを少なめにしている場合、
確かに水を少なめにすることで、甘いトマトができます。
果実に栄養を蓄えるために、甘いトマトにはなりますが、
その代わり皮が固くなる傾向があります。
トマト 皮を軟らかくする方法が、
いくつかありますので紹介していきましょう。
桃太郎シリーズは、皮が薄くて美味しいです
■トマト 皮を軟らかくするには?
1.皮の薄い品種を選ぶ
家庭菜園であれば完熟で収穫できますし、皮が薄く食べやすいです。
そのかわり裂果が多くなりやすいので、雨除け対策すると良いです。
お勧め品種は、ホーム桃太郎(大玉トマト)、フルティカ(中玉トマト)、
トスカーナバイオレット(ミニトマト)などです。
*トスカーナバイオレットは入手が難しいですが特に皮が薄い品種です。
2.水分管理を適切に
甘く育てるために必要以上に水を切っていませんか?
切り過ぎると、甘いトマトにはなりますが、
皮が固く、水分も少ないので小さいトマトになってしまいます。
適度に水を切ることで、皮が薄い甘いトマトができます。
3.生長スピードの管理
トマトは早く生長させることで実が軟らかくなります。
畑やプランターの土づくりをしっかりして、元肥と追肥を適切に与え、
成長スピードを上げることで実が軟らかくなります。
しかし、肥料を与え過ぎるのも病害虫の原因となるので注意します。
基本的な栽培方法を行っていれば問題はありません。
摘果をすると甘く皮の薄いトマトが育ちます
4.摘果を適切に
適度に実を落として結実数を減らして、
甘さと皮の薄さが両立できるようにします。
実が、多過ぎると皮が固くなる傾向にあります。
5.秋トマトは日に当てる
夏の終わりから秋に収穫予定の秋トマトなどは、
日光によく当てて生長を促し、収穫を早めます。
夏~秋は、夜の温度が低く、トマトの皮が硬くなりやすいので気をつけます
以上のような基本的なトマトの栽培の仕方ができていれば、
品種の選定や水分管理だけで、皮が薄くおいしいトマトが栽培できます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方