トマト 育て方

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ティオ・クックトマト

目安時間:約 6分

 

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ティオ・クックトマト

 

 

ティオ・クックという調理用の中玉トマト品種があります。
実は1個の重さがだいたい70gほどで、真っ赤な色に色づきます。

 

ころころとした印象ですが、少し縦長の形をしていて、
頭部がやや凹んでいることもあり、ハート型をしている実もあります。

 

実の形は一定ではなく、縦長気味になることだけは同じですが、
頭部の凹みの有無は個体差によるものが大きいです。

 

実を切ってみると、中の子室が2つ~3つほどしかなく、
それぞれの子室に入っているゼリーの量も少ないが特徴です。

 

ゼリーが少ないため、そのまま調理に使うこともできますし、
取り除いて使う時も、取り除きやすくなっています。

 

調理用トマトとなっていますが、生食ができないわけではありません。
けれど、一般的な生食用のトマトに比べると酸味が強めです。

 

最近人気のフルーツトマトは、糖度12以上のことも多いですが、
ティオ・クックの糖度は4.5程度なので、
生食するよりは調理して食べた方が、
ティオ・クックのおいしさを感じることができます。

 

果肉が厚く、煮炊きをしても煮崩れしにくいため、
調理後に形を残しておきたい時にも使えます。

 

水煮にして保存しておいても良いですし、
もちろんソースのように調理後に形が残らないものにも使えます。

 

分厚い果肉のためか、栽培中の裂果が非常に少なく、
完熟状態で収穫をしても割れることがほとんどありません。

 

収穫後の日持ち性も高く、
完熟収穫後10日~14日ほどは生の状態で置いておくことが可能です。

 

性質が丈夫なので、低温期も高温期もきちんと着果して育ちます。
ハウスなどの施設を利用すれば、1年中栽培が可能なのも嬉しいです。

 

家庭菜園では、ハウスまで設置することは少ないですが、
トマトのシーズンである夏の露地栽培も可能なので、
気軽に育てて楽しむことができます。

 

性質は丈夫ですが、草勢が強すぎることがないので、
栽培するのも難しくありません。

 

節間は少し広いですが、葉の大きさも普通のトマトと変わらず、
支柱を立てて栽培する一般的な方法で栽培可能です。

 

1段の花房につく実は、だいたい6個くらいです。
花の質と着果性も良いので、家庭菜園でも安心して育てられます。

 

ただし、最低気温が12度以下の低温時には、
開花した時にホルモン処理をしておいた方が、着果率が安定します。

 

ティオ・クックには、萎凋病や斑点病などに耐病性があります。
草勢は強くありませんが、多肥にしないのが、栽培成功のポイントです。

 

栽培初期から肥料効果が強く出ると、過繁茂の状態となります。
過繁茂になると風通しが悪くなったり、病害虫にかかりやすくなったり、
花付きや実付きが悪くなる「樹ボケ」になるので、できる限り避けます。 

 

また、栽培初期に過繁茂の症状が出ると、
着果しても尻腐れの症状が出やすくなります。

 

 

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加熱したほうが旨みが出る中玉で形も味も良いです

 

 

[ティオ・クックトマト]

 

 

■特徴

 

・1個70gの中玉トマトです。

 

・肉厚でゼリー質が少なく、調理するのに向いています。

 

・色は真っ赤で、ヘタの際までキレイに色づきます。

 

・少し縦長の形で、個体差でハートのような形になることもあります。

 

・糖度が4.5と低く酸味が強く感じられるので生食よりも調理に向きます。

 

・果肉が硬いので栽培中の裂果が少なく、収穫後の日持ち性も高いです。

 

・加熱調理をしても煮崩れしにくいのが特徴です。

 

・低温期、高温期でも生育が安定しやすく1年中育てることができます。

 

・家庭菜園では夏の露地栽培がお勧めです。

 

・萎凋病、斑点病などに耐病性があります。

 

・1段の花房に6個ほど着果し、着果率も安定しています。

 

・低温期には受粉不良が起きる可能性があるので、ホルモン処理をします。

 

 

■栽培のコツ

 

・基本的なトマト栽培に準じて問題なく元気に育ちます。

 

・多肥にすると過繁茂になりやすいので注意します。

 

・栽培初期の過繁茂は、病害虫の原因になったり、
尻腐れ果の発生を助長するので避けるようにします。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

ビーフステーキトマト

目安時間:約 5分

 

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Beefsteak tomato03

こちらのビーフステーキトマトという名前を聞いたことがありますか?

 

 

初めて聞く方には、厚切りトマトをステーキのように焼いたものや、
トマトと一緒に焼かれた牛肉のステーキなどを思い浮かべるかもしれません。

 

実は、ビーフステーキトマトというのは、トマトの品種の名前です。
では、ビーフステーキトマトとは、どのようなトマトなのでしょうか。

 

 

[ビーフステーキトマト]

 

 

■ビーフステーキトマトとは

 

ビーフステーキトマトとは、もともとは1つのトマトの品種名でした。

 

このトマトがビーフステーキトマトと呼ばれるようになったのは、
切った断面の形や合う調理法からではなく、色からといわれています。

 

ビーフステーキトマトの果肉の色は、ステーキ用ビーフの色に似ていたため、
ビーフステーキトマトと呼ばれるようになったとか。

 

その後、数々の育種家によって品種改良と固定化がすすみ、
今では平べったく大きい形をしたトマトや、

 

ゼリー質が入っている部屋が細かく分かれていて、
断面が霜降りの肉のように見えるトマトなどが、
ビーフステーキトマトと呼ばれるようになりました。

 

園芸店やホームセンター、インターネットのお店などには、
ビーフステーキトマトという名前で種などが売られることがありますが、
本来のビーフステーキトマトである確証はありません。

 

似たような形や色のためビーフステーキトマトと呼ばれるトマトも、
最初はビーフステーキトマトと交雑し固定化された品種もあります。

 

ビーフステーキトマトそのものではなくても、
ビーフステーキトマトの血を受け継いでいる品種である可能性もあるのです。

 

 

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ビーフステーキトマトのオレンジ色

 

 

■ビーフステーキトマトの種類

 

現在、ビーフステーキトマトと呼ばれているトマトは、
形や色によってそう呼ばれていることが多いため、
とても多くの品種のトマトが、ビーフステーキトマトと呼ばれています。

 

最近は家庭菜園が流行していることもあり、
海外からビーフステーキトマトの種を入手して育てている人もいますが、
まだまだ日本ではマイナーなトマトです。

 

日本では、今でもトマトは生で食べるものというイメージが強いため、
ビーフステーキトマトのように、生でも焼いても食べられるようなトマトは、
馴染みが薄いのが現状です。

 

それでも、海外の食事の情報がたくさん入り、
日本人の食生活も昔に比べるとかなり様変わりしています。

 

表面がごつごつとして平たく、いびつな形のビーフステーキトマトですが、
ゼリー質の少ない肉厚な果肉や、濃厚でトマトの香りが強い、
ビーフステーキトマトは、今後日本でも人気が出そうなトマトです。

 

ビーフステーキトマトは、最初は牛肉の色に見立てて呼ばれましたが、
現在では形が優先されて呼ばれることが多いため、
様々な色のトマトがビーフステーキトマトと呼ばれています。

 

黒に近い濃い赤色、鮮やかな赤色、ピンク系の赤色もあります。
他にも、黄色っぽい色やオレンジ色、緑色のものまで、
ビーフステーキトマトと呼ばれているので、品種はとても多いです。

 

日本でも比較的種が手に入りやすいのが、
ブランディーワインレッド、ブランディーワイン・ブラック、
ブランディーワイン・イエローです。

 

日本ではまだまだ流通している種類が少ないので、
珍しい種を見つけたら、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

サンマルツァーノ

目安時間:約 8分

 

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サンマルツァーノ

 

 

サンマルツァーノは、加工用のトマト品種です。
イタリアントマトの中でも、日本では有名で人気の高い品種です。

 

サンマツルァーノという名前がついている品種でも、
サンマルツァーノ・リゼルバやサンマツルァーノ・レッドマジック、

サンマルツァーノ・ベビードッグなどの品種もあります。

 

これらのサンマルツァーノも、加工用のトマトとしてとても優秀な品種ですが、
本種のサンマルツァーノとの大きな違いは固定種かどうかです。

 

レッドマジックなどのサンマルツァーノは、同じサンマルツァーノでもF1のため、
種をとって育てても同じ性質に育つことはありません。

 

本種のサンマルツァーノは固定種なので、
種をとれば何代でも同じ性質のトマトを育てることが可能です。

 

F1種も育てやすさなどの良い特徴がたくさんありますが、
オーソドックスなサンマルツァーノを長年にわたって育てたいのであれば、
本種を選ぶのがお勧めです。

 

サンマルツァーノの最大の特徴は、やはり加工をすることで良くなる味わいです。
生のままでも食べられないことはありませんが、
一般的な生食用のトマトに比べると粉っぽく、
そのまま食べても決しておいしいとは言えません。

 

ところが、火を通すと途端にそのおいしさが分かるようになります。
軽くソテーをするだけでも風味が変わったことが実感できますが、
サンマルツァーノの真価を発揮できるのは、やはりソース系です。

 

ミートソースやケチャップ、ピューレなどはもちろんですが、
トマト缶の代わりにシチューやカレーなどに使えば、味がぐんと良くなります。

 

 

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トマトソースを作っておくと料理に大活躍します

 

 

日本で最も広く知られている桃太郎は、
甘さと酸味のバランスが良く、生食に向いている品種です。

 

桃太郎と比べると、サンマルツァーノは酸味が少なく、
ほのかな甘みとトマトの風味がする程度です。

 

生だととても味が薄いのですが、火を入れることで香りが強くなり、
旨みとコクが濃厚になります。

 

酸味が少ない分、トマトの香りと甘さを存分に味わうことができるのも、
サンマルツァーノの特徴です。

 

同じ作り方でトマトソースを作ると、桃太郎はサラサラとしてパスタに絡みにくく、
酸味がある分さっぱりとした仕上がりになります。

 

それに対しサンマルツァーノは、パスタに絡みやすい濃いソースになります。
そのままでも濃厚な味に仕上がるサンマルツァーノのソースですが、
パスタに絡みやすい分、さらに濃厚に感じられるようです。

 

そもそも、サンマルツァーノは果肉がとても厚く、少し硬めです。
その割りには皮は薄くて柔らかく、中のゼリー質の部分や種がとても少ないです。

 

そのため、火を入れることで果肉が柔らかくなり、風味が濃厚になります。
丸ごと火を入れると煮崩れにくいのですが、刻んで火を入れて混ぜていくうちに、
果肉がとろけてなめらかなソース状になります。

 

この特徴を生かして、缶詰のような水煮を作り、冷凍保存しておくと便利です。
保存が効くなら、栽培して多く収穫できても安心です。

 

◎加湿と多肥に気をつけます
海外の野菜は日本では育てにくいこともありますが、
サンマルツァーノはもともとの性質が強く、日本でも育てることができます。

 

最近では家庭菜園で育てられることも増え、
毎年ホームセンターなどで苗や種が並ぶようになってきました。

 

草勢はとても強く、栽培初期からぐんぐん伸びますが、
梅雨明けまでの日照時間が短いうちは、土が湿りすぎることがあるので、
雨除けなどをして調整しておくと安心です。

 

サンマルツァーノの実は縦長でお尻の方が少し膨らんだ形をしていますが、
栽培している環境によっては、お尻が細くなることもあります。

 

濃い赤色は火を通してもキレイに残るので、
ケチャップなどにした時にも色がとても映えます。

 

性質が丈夫なサンマルツァーノですが、過湿や過乾燥には敏感なので、
乾燥と過失の幅が広くなる栽培方法は合いません。

 

草勢がとても強いので、窒素分の多い肥料を元肥としたり、
窒素が多くなるように調整していると、あっという間に樹ボケ状態となります。
肥料の中でも窒素は特に控えめにしておいて構いません。

 

 

[サンマルツァーノ]

 

 

■特徴

 

・1玉100gほどの中玉種です。

 

・縦長の形をしていて、加工用に適したトマトです。

 

・皮は薄く柔らかいですが、果肉は厚くしっかりとしています。

 

・生では粉っぽく味が薄いですが、火を通すと濃厚な風味と旨み、コクが生まれます。

 

・ゼリー質と種が少ないので、そのまま料理に使って水っぽくなりません。

 

・真っ赤な色が火を通しても残ります。

 

・トマトソース、ケチャップ、ピューレはもちろん、スープなどの具としても使えます。

 

・性質はとても丈夫で生育旺盛です

 

・窒素が多い土だと樹ボケしやすくなるので注意します。

 

・極端に湿気たり、乾燥させたりすると生育が悪くなります。

 

 

■栽培のコツ

・基本的なトマトの育て方で問題ありません。

 

・肥料過多(特に窒素)には注意します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

ローマV.F

目安時間:約 7分

 

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Pomodoro roma VF

ローマV.F

 

 

ローマV.F(Pomodoro roma VF)は、加工用のトマトとして人気の高い品種です。
生で食べられますが、加熱・加工すると断然美味しいトマトです。

 

1玉はだいたい70g~80gと、中玉サイズです。
上手に育てれば、1段に5個~7個くらいの実をつけさせることができるので、
1段をすべて熟すように育てれば、加工できる量を一度に収穫できます。

 

形は洋ナシ型なので、房状に実がついたものはボリュームがあります。
色も真っ赤で美しく、表面にはツヤがあります。

 

ローマV.Fが加工に適しているのは、果肉がとても肉厚だからです。
皮は薄めですが張りがあり、中には果肉がぎゅっと詰まっています。

 

ゼリー質の部分が少なく、生でかじってもゼリーの飛び出しがほとんどありません。
加工する際にゼリー部分を取り除かなくても、水っぽくならないのが嬉しいです。

 

果肉がとても厚いので、ソースなどにすると濃厚な味わいが楽しめます。
一度に多く収穫したら、試したいのがトマトソースやペースト、ケチャップです。

 

 

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ローマV.F、トマトソースを作ると抜群の美味しさです

 

 

日本ではスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど、
どこにでもケチャップは売られています。

 

けれど手作りのケチャップというのも、とてもおいしいです。
味の調整も好みでできますし、何より保存料などが無添加なので安心です。

 

その分、日持ちはしませんが、いつも使っているケチャップとは、
一味違った、トマトの味が濃くおいしいケチャップを楽しむことができます。

 

もし育てられる株数が少なく、一度に収穫できる量が少ない場合は、
加熱料理の具として使うのがお勧めです。

 

 

tomato-ryori02

パエリアやピザに最適です♪

 

 

ローマV.Fを軽く炒めてから卵でとじたり、スープの具にすれば、
トマトの風味を存分に味わうことができます。

 

皮があまり分厚くないので、湯剥きをしなくても口に残りにくいです。
肉厚な果肉は、火を通すととろりとほどけるような食感となります。

 

チーズなど洋風な味付けはもちろん、
焦がし醤油など和風な味付けでもおいしくいただけます。

 

ローマV.FのVとFは、耐病性を表しています。
Vは半身萎凋病、Fは半枯れ病を指していて、
これらの病気に抵抗性があるのが特徴です。

 

ローマV.Fの育て方はあまり難しくはありませんが、
一般のトマトのように上に伸びず、横に広がる性質があります。

 

一般的なトマトは、支柱に沿わせて上に伸ばし、わき芽は摘みますが、
ローマV.Fはあまり上には伸びず、わき芽を発生させて横へ横へと伸びていきます。

 

横へ伸びる分栽培スペースを広く必要としますが、
基本的には放任栽培で育てるため、何度もわき芽を摘む必要がありません。

 

ただし、最初の花房のすぐ下から発生するわき芽よりも下に発生するわき芽は、摘みます。
最初に摘んでしまえば、後で発生することもあまりないので、たいした手間ではありません。

 

低い位置で広がるため、実や葉が地面についたり、泥跳ねが当たることがあります。
泥は病気の原因になることがあるので、できれば栽培スペースには黒色マルチをかぶせておくか、

 

生長してきたら、枝が伸びた部分の下にワラなどを敷いておくと、泥跳ね防止に役立ちます。
仕立て方以外は、一般的なトマトの育て方と同じでも構いませんが、

 

ローマV.Fは、わき芽を摘まずに放任するため、肥料切れには注意します。
栽培前の土作りの段階で、完熟堆肥をしっかりとすきこんでおき、

株の様子を見ながら追肥をするのがポイントです。

 

 

[ローマV.F]

 

 

■特徴

 

・1玉70g~80gの中玉サイズです。

 

・洋ナシ型で真っ赤な色が美しく、表面にはツヤがあります。

 

・皮は薄めで張りがあり、果肉がとても分厚くゼリー質が少ないのが特徴です。

 

・果肉が厚く加工に適しています。

 

・Vは半身萎凋病、Fは半枯れ病を指し、これらに抵抗性があります。

 

 

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ローマV.Fを使うと、ミートソースの味わいも深くなります

 

 

■栽培のコツ

 

・横に広がる性質なので、基本的には放任栽培で問題ありません。

 

・肥料切れを起こさないよう、様子を見ながら追肥を行います。

 

・泥跳ね防止のためにマルチをしておくのがお勧めです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

なつのこまトマト

目安時間:約 8分

 

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なつのこまトマト

 

 

なつのこまトマトという、調理用品種があります。

 

調理用トマトは、ローマV.F.やサンマルツァーノ、しゅほうなどが有名ですが、
なつのこまトマトも調理用の品種の中では育てやすく人気があります。

 

1玉がだいたい50gくらいと、中玉トマトではあるものの、
他の調理用トマトに比べると少し小さめです。

 

一般的な支柱を必要とするトマトと仕立て方が異なるので、注意します。

 

なつのこまトマトは、1玉が50gほどで、球形というより少し縦長の形です。
ですがプラム型やペア型ほども長方形の形をしていないので、
ちょうど球形とペア型の中間のような形をしています。

 

色はヘタの際まで真っ赤で、その色は火を通した後でもきちんと残ります。
トマトの味を料理に加えるだけでなく、その赤さを生かすことができます。

 

ケチャップやソース、ペーストなどにすると、キレイな色に仕上がるのでお勧めです。
果肉は調理用トマトらしい、肉厚で硬めです。

 

完全に煮崩れさせるソース系や、炒め物の具としても使うことができます。
なつのこまトマトを半分に切って炒めたところに、とき卵を加えて炒めると、
卵の黄色になつのこまの赤色がとても映えます。

 

糖度はそれほど高くなく、だいたい5度~6度程度です。
けれどほどよい酸味があるおかげで、甘みが引き立ち、
トマトとしての旨みも強く感じられます。

 

この甘みと酸味のバランスの良さが、なつのこまの強みです。
バランスの良いトマトの味わいが、ソースとして煮詰めるとさらに強まるため、
たくさん収穫できた時には、ペーストなどにして保存しておくのがお勧めです。

 

常備すると、トマト料理だけでなく、シチューやカレーなどの隠し味としても使え、
ミートソースなども本格的な味に仕上がります。

 

何より、自分で育てて収穫したトマトを、加工して保存しておくことで、
安心・安全な調味料がいつでも使える状態となります。

 

皮をつけたまま調理しても良いですが、より滑らかな食感を求めるのであれば、
湯剥きをしてからソース類にすると舌触りが良くなります。

 

 

Meatsauce

なつのこまトマトで、ミートソースも本格的な味に

 

 

◎芯止まり性品種の育て方
なつこまトマトが他の一般的なトマトと違う点は、芯止まり性があることです。
芯止まり性とは、一般的な品種のように、主軸がどんどん上へ伸びていくのとは違い、
わき芽を育てて実をつけさせるのが主となる性質です。

 

最初の主軸には2段目まで花房がつきますが、それ以降はまず枝が伸びません。
そのため、花房の下から伸びるわき芽を伸ばし、花房をつけさせます。

 

この2番目の主軸となったものにも、2段目までしか花房はつきません。
また花房の下から伸びるわき芽を伸ばして新しい主軸とし、花房をつけさせます。

 

2段目まで花房をつけたら、わき芽を伸ばして新しい主軸にすることを繰り返し、
実を付けさせるのが芯止まり性の仕立て方となります。

 

2段目の花房までは通常と同じですが、そこから先は横へ横へと広がっていくため、
一般的なトマトのように支柱は必要ありません。

 

いわゆる地這い栽培となるため、少し広めのスペースが必要となります。
また、地面に近い位置に葉や実がつくため、
できれば泥の跳ね返りを予防するために、ワラなどを敷いておくようにします。

 

通常のトマトであればわき芽はほぼすべて摘み取るのが基本ですが、
芯止まり性の場合は、わき芽を伸ばして新しい主軸とするため、
わき芽を摘むと収穫量が激減してしまいます。

 

基本的には新しい主軸として伸ばすわき芽以外は摘み取るようにします。
すべてのわき芽を放任しても良いのですが、過繁茂になりやすいため、
わき芽かきによって草勢をコントロールした方が無難です。

 

なつのこまトマトは、生育も旺盛なので、特に過繁茂になりやすい品種です。
不要なわき芽を摘んで整理することも大切ですが、
肥料や水などを必要以上に与えないように注意します。

 

肥料は草勢を見ながら控えめに与えるようにすると、失敗が少なくなります。
過繁茂に注意して樹ボケ状態にならなければ、性質は強くて生育も旺盛なので、
今まで調理用のトマトを育てたことがない方にもお勧めです。

 

実の1つ1つは調理用のトマトにしては小さいですが、
実が小さい分、着果から収穫までの期間が短くなるのは利点です。

 

 

[なつのこまトマト]

 

 

■特徴

 

・調理用のミディトマトです。

 

・1玉50gと小さめです。

 

・形は縦に少し長い形をしています

 

・色は真っ赤で、ヘタの際までよく色づき、火を通しても色がよく残ります。

 

・糖度は低めですが、ほどよい酸味があるのでバランスのとれた味わいです。

 

・果肉はよく詰まっていて硬めです。

 

・萎凋病と半身萎凋病に抵抗性があります。

 

 

■栽培のコツ

 

・芯止まり性の品種のため、支柱は不要です。

 

・芯止まり性の仕立て方に準じます。

 

・生育が旺盛なので過繁茂にならないように注意が必要です。

 

・肥料は控えめにしておくと失敗が減ります。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

食用ほおずき ストロベリートマト

目安時間:約 8分

 

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食用ほおずき ストロベリートマト C)engei.net

 

 

ストロベリートマトというものがありますが、実はトマトではありません。
名前に「トマト」と「ストロベリー」が入っていますが、トマトでもイチゴでもありません。

 

こちらは食用ホオズキです。

 

ホオズキは、古くからある植物で、袋の中に実が入っているおもしろい植物です。
袋は熟してくるとオレンジ色になり、緑色の葉とのコントラストが美しいため、
観賞用として栽培されていました。

 

夏の観葉植物として昔から人気があったので、ほおずき市もあるほどです。
ただし、観賞用のホオズキの実には毒性のある成分が含まれています。

 

特に妊娠中の女性は食べると危険なので、絶対に口にしないようにします。
食用のホオズキであっても、微量ながら毒性のある成分が含まれているので、
妊娠中の方は、食べない方が安心です。

 

観賞用のホオズキは見たことがあるけれど、
食用は知らないという方がけっこういます。

 

海外では食用のホオズキは以前から栽培されていましたが、
日本ではあまり主流ではありませんでした。

 

食用のホオズキが安定して栽培されるようになったのは、つい最近のことです。
栽培している地域の近くでは、スーパーや直売所などで見かけますが、
そうでなければスーパーなどではあまり見かけることがありません。

 

栽培されている量が少ないので、まだまだ流通しにくいです。
そんな食用ホオズキの中でポピュラーな品種なのが、ストロベリートマトです。

 

名前にストロベリーと入っている通り、甘酸っぱい香りと味が、
ぷちっとした食感の後に広がります。

 

ホオズキもナス科の植物で、トマトもナス科の植物なので、
甘酸っぱい味のするミニトマトというのが、近い表現ではないでしょうか。

 

観賞用のホオズキの袋がオレンジ色に色づくのに比べ、
ストロベリートマトの袋は緑から薄い茶色へと変わります。

 

あまり美しい色ではありませんが、
袋を観賞するためのものではないので気にはなりません。

 

袋の色が茶色くなってから収穫し、袋を破いてみると、中には実が入っています。
実は熟していれば黄色い色をしていますが、袋が茶色くなっていても、
実がまだ緑のままの場合があります。

 

食べられないことはありませんが、熟していないと酸っぱいので、
できれば黄色く熟してから食べた方がおいしく食べられます。

 

袋が緑から茶色に変化するのも面白いので、
収穫するまでは半分観賞用として育てても面白いかもしれません。

 

 

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食用ホオズキ

 

 

◎育て方
育て方はそれほど難しくありません。
ミニトマトやナスを育てた人なら、特に苦労せずに育てられるかと思います。

 

トマトやナスほど日当たりを必要としないので、
花数が少なくなりますが、日向~半日陰までで育てることができます。

 

実はトマトに似ていますが、株の生長の仕方はナスに似ています。
主枝とわき芽を育てた側枝が伸びたところに花が咲き、実がつきます。

 

そのため、枝が伸びるほど横に広がりやすくなります。
地植えで育てていると、特に枝張りが広くなるので、複数の株を育てる場合や、
他の植物と並べて育てる場合は、少し株間を広めにしておいた方が良いでしょう。

 

枝が増えすぎて風通しが悪くなってきた場合は、
間引き剪定をして、通しを良くしておくことで病害虫予防になります。

 

病気にはあまりかかりませんが、
ニジュウヤホシテントウやカメムシなどの害虫がつくことがあります。

 

その場合は、捕殺する方が早いので、見つけ次第捕殺するようにしましょう。
特にニジュウヤホシテントウは成虫だけではなく、幼虫も葉を食害します。

 

卵を産み付けられると厄介なので、葉の裏を時々チェックして、
成虫や幼虫がいたら捕殺します。

 

もし卵を見つけた場合は、卵がついている葉だけを摘み取って処分します。

 

トマトではないけれどトマトと名づけられたストロベリートマト。
地植えだけでなく、鉢植えとしても育てることができます。

 

鉢植えの場合は、地植えより少しコンパクトに仕立てるのがお勧めです。
鉢植えは、地植えと違って移動ができるので、鉢植えのストロベリートマトを、
見える場所に置いて生長を眺め楽しむのも面白いです。

 

 

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観賞用のホオズキ

 

 

[食用ほおずき ストロベリートマト]

 

 

■特徴

 

・ストロベリートマトという名前ですが、イチゴでもトマトでもありません。

 

・食用ホオズキは、ナス科ホオズキ属です。

 

・花はナスの花と形が似ていますが、花びらは黄色で中心が黒っぽい紫色になります。

 

・袋が緑から茶色く変わったら収穫し、中の実を食べます。

 

・実はミニトマトくらいのサイズで、甘酸っぱい味と香りがします。

 

 

■栽培のコツ

 

・ナスと同じような株張りなので、栽培スペースは広めにとっておきましょう。

 

・水分管理は、トマトほど乾燥させず、ナスほど水を欲しませんので、
土が乾いたら水を与えるようにします。

 

・地植えでも鉢植えでも育てることができます。

 

・枝葉がよく茂るので、風通しが悪くなってきたら枝を間引くようにします。

 

・枝が長く伸びると、風で折れることがあるので、支柱を立てて誘引します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

レッドペア

目安時間:約 5分

 

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レッドペア

 

 

レッドペアというミニトマトの品種があります。
名前に入っている「ペア」とは、洋ナシを指しています。

 

実は真っ赤な色で、形は洋ナシのような形をしているため、
一般的なミニトマトとはまた少し違った楽しみ方ができる品種です。

 

洋ナシ型なので、ぷっくりと肥ったナスのようにも見える形をしていて、
実が連なってついている様子を眺めているだけでも楽しめます。

 

日本ではあまりメジャーなミニトマトではありませんが、
1玉がだいたい15g~20gくらいと、ミニトマトにしては少し大きめです。

 

一般的なミニトマトのように丸い形ではなく、少し縦長でスリムですが、
小さな丸いミニトマトに比べると重量があるため、食べ応えがあります。

 

甘みが少し強く、酸味とのバランスも良いので、
夏の間のヘルシーなおやつとしても活躍してくれます。

 

もちろんサラダなどにして食べたり、お弁当の彩りや隙間埋めにも適しています。

 

一般的なトマトとは違う洋ナシ型をしているため、目新しさがあり、
ミニトマトが少し苦手なお子さまでも気づかず食べてしまうかもしれませんね。

 

基本的には一般的なミニトマトと同じ育て方で問題ないのも嬉しいところです。
固定種なので、昔から育てられていて、比較的丈夫で育てやすいです。

 

1段の花房には、6個~8個くらいの実がつきますが、
環境が合っていればそれ以上の実をつけることもあります。

 

実が大きめで、やや肥料を好む性質ですが、無理に多肥にせずに、
基本的な育て方を守っていれば、特に大きな問題が起こることはありません。

 

むしろ肥料を与えすぎると、樹ボケを起こして実がつかなくなることもあるので、
初めて育てる方などは、標準内を出ないように肥料を与えましょう。

 

地植えはもちろん、鉢植えやプランター植えでも育てることが可能です。
レッドペアの色違いで、イエローペアという品種もあります。

 

赤と黄色の洋ナシ型の実が、鉢植えのミニトマトで並んで育っている姿は、
なかなかかわいらしく食欲もそそります。

 

赤と黄色の2色でカラフルなので、観賞価値も生まれます。
味よし、見た目よしのレッドペアなら、楽しみながら育てられます。

 

 

redpear

 

 

[レッドペア]

 

 

■特徴

 

・1玉15g~20gで、洋ナシのような形をしています。

 

・色は濃い赤色で、表面にツヤがあってヘタの際までキレイに色づきます。

 

・甘みがやや強いバランスの良い味わいで、食べやすいです。

 

・1段に6個~8個くらいの実がつきますが、それ以上つくこともあります。

 

・黄色種のイエローペアと並べて栽培すると、観賞価値が生まれます。

 

・比較的丈夫で、育てやすい品種です。

 

・固定種なので、種をとって翌年に育てることも可能です。

 

 

■栽培のコツ

 

・一般的なミニトマトと同じ育て方で問題ありません。

 

・肥料を好む傾向がありますが、無理に追肥をすると樹ボケすることがあるので、
最初は標準的な追肥を心がけ様子を見て量を変えます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

ルネッサンス トマト

目安時間:約 7分

 

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ルネッサンス トマト

 

 

ルネッサンストマトは、サカタのタネが販売している品種で、
ちょうど大玉トマトと中玉トマトの境目くらいのサイズです。

 

ルネッサンストマトは1玉が150gほどなのですが、
大玉トマトは150g以上、中玉トマトは150gまでのトマトを指すことが多いため、
本当に境目という言葉がぴったりの大きさです。

 

育て方によっては、実が少し小さくなることもあるでしょうか、
そうなると中玉トマトとなりますし、
大きく育ったものは150gを越えることもあるでしょうから、
そうなると大玉トマトということになります。

 

ルネッサンストマトは、水分の量を調整して与えることで、
実の中の水分量をコントロールし、高糖度に仕上げることができる品種です。

 

スーパーなどで「フルーツトマト」という名前で売られているトマトが、
ルネッサンストマトである場合が、意外と多いようです。

 

けれど、フルーツトマトとして栽培されることの多いルネッサンストマトを、
あえて高糖度にせず、昔ながらのトマトの風味を強めて栽培している農家もあります。

 

ルネッサンストマトは、まん丸な形ではなく、少し腰高で先端がとがった形です。
ヘタの際までキレイに色づき、表面にはツヤが出るので、
見るからにおいしそうなトマトという姿をしています。

 

育った環境では、円形に近い腰高になったり、少し縦長の形になることもあります。
果肉は少し硬めで、ゼリー部分が少ないのが特徴です。

 

ゼリー部分が少ないため、味が濃厚になりやすく、
丸かじりした時に汁が飛び出ることが少ないです。

 

果肉は硬めですが、皮は薄く柔らかいので、
そのまま切って食べても、皮が口に残りません。

 

また、肉質が硬めなのに、口に入れるとほろりと崩れるような食感があります。
この口当たりは繊維質な部分が少ないためで、糖度が高いのも手伝って、
まるで本当にフルーツのような味わいと食感になります。

 

濃厚な味と崩れるような食感を生かし、生食だけでなく加熱調理しても楽しめます。

 

味が良いトマトは育てるのが難しそうですが、そうでもありません。
確かに高糖度に仕上げるには、水分調整などのコツが必要ですが、
普通に育てて収穫する分には、特に難しいことは何もありません。

 

モザイク病、萎凋病、根腐萎凋病、斑点病などに抵抗性があるのも魅力的です。
しかもルネッサンストマトには、単為結果性の性質があるため、
人工受粉やホルモン剤による処理が必要ありません。

 

農家の方の中には、マルハナバチを使って受粉させていることもありますが、
そういった受粉の手間が不要になります。

 

開花したものはそのまま着果するため、
着果率が非常に良いのも、ルネッサンストマトの特徴です。

 

トマトの中では草勢がおとなしい方なので、
最初はひょろひょろと伸びて心配になることもあります。

 

けれど草勢が強すぎるトマトは、樹ボケするともあり育てにくいです。
少し細くて心配になっても、多肥にせず、様子を見ながら追肥と灌水と行います。

 

一般的な品種の大玉トマトに比べると、葉が小さいため、
上から当たる光は、株のすみずみまで当たりやすくなります。

 

各段の花房にできる最初の実は、奇形果ができることが多いため、
各段で最初の実を摘果するのがお勧めです。

 

栽培前半は1段につく花数も安定していますが、
後半になると1段につく花数が多くなることがあります。

 

それぞれの実に十分な養分が回るように、
トマトの上段も、様子を見て摘果すると、大きさも安定します。

 

 

[ルネッサンス トマト]

 

 

■特徴

 

・1玉150gほどで、色づきの良い腰高の形をしています。

 

・甘みと酸味があり、トマトの香りが強い品種です。

 

・果肉は硬めですが、繊維質が少ないためほろりと崩れるような食感です。

 

・皮は薄いので口に残りにくいです。

 

・水分を抑えた栽培をすることで、高糖度トマトにすることができます。

 

・根腐萎凋病、萎凋病、モザイク病、斑点病に抵抗性があります。

 

・単為結果性があるので、ホルモン処理や人工受粉が不要です。

 

 

■栽培のコツ

 

・草勢が少し弱めで、特に栽培前半はおとなしいので、
草勢が弱まりすぎないように注意します。

 

・各段の最初に着果した実は摘果します。

 

・上段になると花房の花数が増えるため、摘果をして様子を見ます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

パルト

目安時間:約 8分

 

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PARUTO

パルト

 

 

パルトというここ最近発売されたばかりの大玉トマトの品種があります。

 

2012年6月に、生産者向けに種の販売を始めたのが最初で、
この頃はJAを通じてでないと購入できませんでした。

 

現在では、JA以外の種苗小売店からも購入できるようになったので、
一般の方でも手に入れることができます。

 

サカタのタネが交配して作ったパルトには、他のトマトにはない特徴があります。
それが単為結果性があるという性質です。

 

単為結果とは、簡単に言うと受粉せずに着果した実のことです。
一般的な果菜類(トマト、ナスなど実をつける野菜)は、
受粉することにより実をつけるようになります。

 

単為結果が可能な野菜は少ないですが、
夏野菜ならキュウリが単為結果する野菜として有名です。

 

今は改良が進み、ナスにも単為結果できる品種がありますが、まだ少ないです。
トマトも単為結果できる品種はかなり限られていて、
日本では、ラークナファーストとルネッサンスの2種類しかありませんでした。

 

本来虫や人工的な受粉が必要なトマトを、受粉なしで着果させるのですから、
上記2種の単為結果可能な品種も、実付きや実の大きさにばらつきがあったり、
日持ちしなかったりといった性質がありました。

 

なぜパルトのような単為結果性の品種にこだわるかというと、
受粉が不要という点が、農家さんにとっては大幅な省力化になるからです。

 

トマトが受粉するためには、風による揺れや虫による手伝いが必要となります。
育てている環境によっては、それが難しいことがあるのです。

 

育てる株数の少ない家庭菜園では、人工受粉をするにしても手間は限られています。
ところが、これを農家の方に置き換えると、その労力は計り知れません。

 

特にハウスなどで栽培している場合、風も吹かず虫の飛来もほとんどありません。
こうなると人工受粉を地道に行うか、人工的に揺れを発生させるか、
マルハナバチという昆虫を使って受粉させることが必要となります。

 

あるいは、ホルモン剤を利用して着果を促進させますが、
どれも手間がかかり、やり方を間違えると奇形果が増えてしまったりと、
なかなか良い着果ができませんでした。

 

こういった労力を減らすことができ、
ホルモン剤などで失敗のない単為結果は、農家にとって重要なことです。

 

パルトは以前からある単為結果の品種にあった、
実のばらつきと日持ちしない性質を克服することができました。

 

1玉はだいたい200gほどとなる立派な大玉種で、玉の揃いも良いです。
裂果が少なく、実がしっかりとしているので、
赤く熟してから収穫して出荷することができます。

 

パルトは樹上完熟が可能なので、食味も期待できます。
甘みがあって旨みの強いトマトなので、
単為結果であっても従来のトマトと変わらない味を楽しむことができます。

 

収穫してからの日持ちも良く、家庭菜園やプロにも向いている品種です。

 

単為結果のように、特殊な性質のある品種は、
病害虫に弱いこともありますが、パルトには耐病性・耐虫性があります。

 

特にモザイク病、萎凋病、半身萎凋病、斑点病、葉かび病に抵抗性があり、
センチュウ類にも抵抗があります。

 

パルトは、同じモザイク病でも、抵抗性があるのはToMVです。
アブラムシが媒介するモザイクウィルスである、CMVには抵抗性がありません。

 

他にもトマト黄化葉巻病や黄化えそ病にも抵抗がないため、
アブラムシ・アザミウマ・コナジラミなど、
病気を媒介する害虫に対しては防除が必須となります。

 

受粉作業が不要で耐病性もあるので、初心者の方にもお勧めですが、
摘果作業が必要となることが多いので気をつけて観察して摘果しましょう。

 

単為結果だからこそ、着果性が高く、開花すれば着果することが多いです。

 

大玉トマトの一般的な品種であったとしても、1段の花房に実をつけすぎると、
実が小さくなってしまうことがあるため、摘果が必要となります。

 

咲けば着果するパルトの場合、1房につく実の数が多くなりやすいです。
そのため、株の状態を見ながら摘果の作業が必要となってくるのです。

 

パルト自体はスタミナのある品種なので、
栽培後半になっても安定して着果し、実が大きくなります。

 

ただ、前半であまりにたくさんの実をつけさせると、
株が疲れてバテることがあるので注意します。

 

何度か大玉品種を育てたことがあり、
草勢を見ながらの摘果に慣れているのであれば、
パルトは育てやすい高品質のトマト品種です。

 

 

PARUTO2

家でもパルトを栽培しています、単位結果になるでしょうか?

 

 

[パルト]

 

 

■特徴

 

・1玉200gほどの大玉種で、丸みがあってヘタの際まで色づきます。

 

・果肉は硬く、裂果も少ないため、赤く熟してから収穫・出荷が可能です。

 

・熟してから収穫することで、甘みと旨みが強くなります。

 

・単為結果の性質を持っているため、
人工受粉・マルハナバチによる受粉・ホルモン剤による処理が必要ありません。

 

・モザイク病(ToMV)、萎凋病、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に耐病性があり、
センチュウ類にも抵抗性があります。

 

 

■栽培のコツ

 

・草勢は中くらいですが、スタミナがあるので栽培後半までしっかり実をつけます。

 

・着果性に優れているため、あまり多く着果した場合は、
様子を見ながら摘果が必要となります。

 

・モザイク病(CMV)、黄化葉巻病、黄化えそ病には抵抗性がないため、
媒介するアブラムシ・アザミウマ・コナジラミの防除が必要になります。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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トマト 品種

大型福寿

目安時間:約 5分

 

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大型福寿

 

 

大型福寿トマトは、昔から日本の家庭菜園で活躍しているトマトです。
発売されたのは1952年と、今から60年以上も昔ですが、
いまでも、家庭菜園では人気のある品種です。

 

1玉が250gくらいにもなる立派な大玉種で、
今までミニトマトばかりで大玉トマトが初めての方にもお勧めです。

 

着果率が安定していて、栽培後半までちゃんと実がつくので、豊産性もあります。

 

福寿という名前らしい、ふくふくとした丸い形をしていて、
桃太郎に比べると、丸くて少し扁平な形も愛らしいです。

 

色はややピンクがかった赤色で、ヘタの際までキレイに色づきます。
ツヤツヤとしていて、まるでケチャップのパッケージの写真のように、
赤くて丸くてトマトのイメージそのままの形をしています。

 

味は旨みが強く、昔ながらのトマトの風味が強い味をしています。
もいだ時からトマトの香りが広がり、思わずかぶりつきたくなります。

 

最近、人気のある甘みだけが目立つトマトに比べると、
やや甘さは控えめで、酸味と甘さとのバランスが良いため、食味は抜群です。

 

生のまま切って冷やしトマトとして食べたり、
サラダの彩りに加えるのももちろんおいしいです。

 

他には、トマトを使った煮込み料理や厚めにカットしてステーキにしたりと、
火を通した料理でもおいしい品種です。

 

ピンクがかっていても鮮やかな色を生かして、
ケチャップやトマトペーストにするのもお勧めです。

 

大型福寿は、もともと露地栽培を目的として交配された品種です。
そのため、雨避けをしなくても収穫までたどりつけます。

 

初心者の方や、ハウスなどのない家庭菜園をしている方にはぴったりの品種です。
ただ、古くから品種のため、病気にはあまり強くありません。

 

連作を避けたり、どうしても連作してしまう場合は、
土壌の消毒やトマト栽培に合った環境作りをすれば、十分予防できるものです。

 

どうしても心配な場合や、毎年病気が頻発する場合は、
薬剤による防除も視野に入れると良いでしょう。

 

豊産性がある聞くと、樹勢が強い品種なのかと思いますが、
大型福寿はそれほど樹勢が強くありません。

 

肥料成分を吸い上げ過ぎず暴れることが少なく、落ち着いた草勢を保てます。
落ち着いた生育スピードが、後半のスタミナ切れを予防できる秘訣でしょう。

 

 

salad (2)

サラダにも加熱料理にもおいしいです!

 

 

[大型福寿トマト]

 

 

■特徴

 

・1玉250gの大玉種で、ピンクがかった赤い色をしています。

 

・上から見ると丸いですが、横から見ると少し扁平な形をしています。

 

・真っ赤な色と星形のヘタがかわいらしい品種です。

 

・甘みと酸味のバランスが良く、トマト特有の香りが強い昔ながらのトマトです。

 

・食味が素晴らしいので、生食も火を通した料理にも向きます。

 

・大玉トマトの中では豊産性で、栽培後半まで着果して収穫できます。

 

・草勢が強くなく、肥料の吸いあげも緩やかなので株が暴れにくいのが特徴です。

 

 

■栽培のコツ

 

・大玉トマトの基本的な育て方に準じます。

 

・病気に少し弱いところがあるので、防除に努めます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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