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ルビーラッシュ

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2019年06月17日（月）

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ルビーラッシュ

ルビーラッシュは、カネコ種苗株式会社が作って販売している、ミニトマトの品種です。

見た目はどこにでもあるミニトマトのように見えますが、
育ててみて、食べてみてその魅力が分かります。

ルビーラッシュの特徴とは、どのようなものなのでしょうか。
また、栽培のコツもあわせてご紹介します。

[ルビーラッシュ]

■ルビーラッシュ

◎色つやの良いミニトマト
ルビーラッシュは、1個の実のサイズが15ｇ前後と、
一般的によく見かけるミニトマトと同じくらいです。

果皮の色は鮮やかで濃厚な赤色をしていて、ヘタの際までしっかりと赤色に染まります。
また、表面にはツヤも入るので、つやつやピカピカで見るからにおいしそうです。

実の形は、キレイな球形で、ころころとどこかへ転がっていきそうなほど丸いです。
そこにちょこんと乗った星形のヘタも、反り返りすぎず、
丸くて可愛らしいビジュアルにアクセントを加えています。

食べてみると、口に入れて噛んだ瞬間にぷちっと弾け、甘酸っぱい果汁が広がります。
糖度が極端に高いわけではありませんが、甘みと酸味のバランスが良く、
果肉の硬さも程よいので、食味は抜群です。

◎草勢強めで多収穫
ルビーラッシュは、草勢がやや強めです。
生育に勢いがあるので、家庭菜園でも育てやすいのが特徴です。

果房は、一般的なミニトマトに比べると少し長めで、
しかも1段に2つの房がつくダブル果房になりやすい性質を持っています。

シングルでもたくさんの実をつけるのに、さらに果房がダブルになるということは、
単純に収量もシングルの2倍になるということになります。

もちろん、生育状態によってはダブルになりにくいこともありますが、
基本の育て方に沿って栽培することで、収量を落とさずに育てることができます。

草勢が強い品種は、勢いがつきすぎて実の形がいびつになったり、
段によって実の大きさや形に差が出やすくなることがあります。

ルビーラッシュは草勢が強めではありますが、実の揃いは良好です。
ただ、株の状態によっては、花が通常より多く咲く場合があります。

この場合は無理に着果させずに、房の先端の花は切り落として数を減らし、
着果と肥大の負担を減らすようにします。

元々が丈夫で育てやすい品種のため、適している作型も多いです。

基本となる夏秋栽培に加え、ハウスを利用した抑制栽培や促成栽培、
半促成栽培も可能です。

また、早めに収穫できるハウスでの無加温栽培もできます。

◎裂果が少ない
ルビーラッシュは裂果が少ないです。
裂果が少ないといっても、皮が硬いというわけではありません。

皮が硬いと、どうしても食べにくくなりますが、
ルビーラッシュは皮が柔らかくて食べやすい、
なのに裂果が少ないという魅力的な性質を持っています。

草勢が強く着果数が多くても、収穫までに裂果してしまうと、
とても残念な気持ちになります。

ルビーラッシュは裂果しにくいので、着果した分はしっかりと肥大させ、
色づいてから収穫することができます。

トマトモザイクウィルス、葉かび病、半身萎凋病、
センチュウに複合耐病虫性を持っているので、
家庭菜園でも農家でも安心して育てることができます。

■特徴

・1個が15ｇほどになるミニトマトの品種です。
・形はキレイな球形で、色は濃くて鮮やかな赤色、表皮にはつやがあり、
ヘタがアクセントとなって見目が非常に良いです。
・甘さと酸味のバランスと食感が良く、食味は抜群です。
・草勢がやや強めで勢いがあり、育てやすいです。
・ダブル果房になりやすい性質を持っているので、収量が多いです。
・裂果しにくく、実の大きさや形が揃いやすいので、秀品率が高いです。
・夏秋栽培、ハウルを利用した抑制栽培、促成栽培、半促成栽培、
無加温栽培、雨よけ栽培などあらゆる作型に適応します。
・トマトモザイクウィルス、葉かび病、半身萎凋病、センチュウに複合耐病虫性があります。

■栽培のコツ

・基本の育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・草勢が強めで着果数が多いので、株全体の草勢が落ちる前に追肥を開始します。
・肥料の状態によっては開花数が多くなるので、その場合は房の先端を摘花します。

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマトプランターの育て方
 ・トマト地植えの育て方
 ・ミニトマトプランターの育て方
 ・ミニトマト地植えの育て方
 ・トマト種からの育て方
 ・フルーツトマトの育て方