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トマトの肉詰めオーブン焼き
トマトの肉詰めオーブン焼き、ボリューミーなのに意外とあっさりしています
■トマトの肉詰めオーブン焼き
トマトはそのまま冷やしてカットしたものを食べても十分おいしいですが、
加熱調理に使ってもおいしいです。
ぽってりとしたフォルムを生かし、
焼き物やサラダの入れ物として使うのもお洒落です。
シンプルな肉ダネを大玉トマトに詰めてオーブンで焼くだけで、
おいしいメイン料理が完成します。
見た目は手が込んでいるように見えますが、すごく簡単に作れます。
味付けもシンプルなので、見た目よりもするすると食べ進めることができます。
●材料
トマト……2個
合い挽き肉……100g
タマネギ……1/4個
卵……1個
パン粉……大さじ3~大さじ4
塩コショウ……適量
ナツメグ……少々
●作り方
1.トマトは洗ってヘタをくりぬき、上から三分の一くらいのところで切ります。
トマトの底側を、スプーンなどでくりぬきます。
くりぬいたトマトは、みじん切りにします。
タマネギはみじん切りにします。
2.ボウルに合い挽き肉・塩コショウ・ナツメグを入れて、
粘りが出るまでよく混ぜます。
粘りが出たら、卵・トマトのくりぬいた部分・タマネギを加えてよく混ぜます。
パン粉を加えてよく混ぜ、水分を吸わせます。
3.深さのある耐熱容器にくりぬいたトマトの底部分を入れ、
そこに肉ダネを詰めます。
こんもりと盛り上がるようにして入れれば、全ての肉ダネが入ります。
上にトマトでフタをして、予熱なしの180度に設定したオーブンで、
40分~60分ほど焼きます。
肉汁が透明になっていれば、出来上がりです。
●ポイント
トマトを選ぶ時は、できるだけ硬いものを選びます。
果肉が柔らかいものだと、焼いている間にとろけすぎて破れることがあります。
加熱調理用のトマトなら、さらにおいしく作れます。
トマトをくりぬいた部分で、必ず水分が出ます。
パン粉で余分な水分を吸わせる感覚なので、
トマトの状態によっては、大さじ4よりも多く入れて調整してください。
焼いている間に、肉汁が出たりトマトの汁が出たりと、
意外と水分が外に出てきます。
耐熱容器は、深めでトマトがぴったりはまる大きさだと、
型崩れもせず、汁ももれずに作れます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
トマト 黄化葉巻病の防除
黄化葉巻病は、感染すると生長点付近の葉の縁が黄色く変色し、
葉が巻くという症状が出ます。
症状が進むと、葉脈を残して黄化していきます。
ウィルスが原因の病気のため、収獲やわき芽かき、
摘葉などの作業を行っているうちに、知らずに感染を広げてしまうことが多いです。
生長点から症状が出るため、感染・発症した株はその後の生育が見込めず、
大きく収量が落ちる原因となります。
事実、この病気が原因で収量が激減し、大きな打撃を受けた農家もいます。
近年では、農家レベルだけでなく、家庭菜園でも発生することがあるため、
トマトがかかる病気の中でも、特に注目されています。
そんな黄化葉巻病を防除するためにできることは、何かあるのでしょうか。
[トマト 黄化葉巻病の防除]
■黄化葉巻病の防除
黄化葉巻病に感染する原因は、
トマトの害虫であるタバココナジラミが媒介することです。
このタバココナジラミの被害を防ぐことができれば、
黄化葉巻病も同じく防除しやすくなります。
ただし、最初はタバココナジラミが原因ですが、
感染後は人の手などによって蔓延することが多いのも事実です。
タバココナジラミ対策を行うだけでなく、日々の見回りを怠らず、
異変のある株がないかをチェックしておきましょう。
・細目のネットを張る
防虫ネットを張ることで、タバココナジラミの成虫をトマトに近づけないことができます。
ただし、タバココナジラミは、とても小さな虫です。
ネットの目が広いと、難なく侵入されてしまうので、必ず目の細かい物を選びます。
目安は、0.4mm以下です。
ネットを設置すると、成虫の侵入は防げますが、同時にネット内の風通しが悪くなります。
トマト栽培は夏に行われることが多く、風通しの悪いネット内は高温になりやすく、
作業する人にとっても、実を育てるトマトにとっても辛い環境となります。
また、この高温を下げるため遮光することもありますが、日照不足を助長するため、
あまりお勧めできません。
・黄色い粘着テープを設置
タバココナジラミは、黄色い色に寄る性質があります。
これを利用したのが、黄色い粘着テープです。
ホームセンターや園芸店などでも、園芸用の黄色い粘着テープが販売されています。
吊るすタイプや地面に挿すタイプなど、種類もあるので、
設置したい場所によって選ぶと良いでしょう。
・天敵を利用する
タバココナジラミにも、天敵はいます。
オンシツツヤコバチ、サバクツヤコバチ、スワルスキーなどがおもな天敵です。
ただ、天敵も生き物のため、一か所にとどまってくれない場合も多いです。
ハウス栽培などでは、ハウスという囲われた場所なので、有効な手段です。
完全に駆逐できるわけではありませんが、
数を減らして感染の可能性を減らしてくれます。
・薬剤の利用
どうしても発生が多い場合は、やはり薬剤に頼ることも考えましょう。
アクラタやコロマイトなど、使える薬剤の種類も多いです。
ホームセンターやインターネットで購入できるものも多く、入手しやすいです。
ただし、必ず使い方や使用量、使用回数、
使用時期を確認し、適切に使うようにしましょう。
また、コナジラミの中には、薬剤に耐性のある種類もいます。
薬剤をもってしても、完全な防除は難しいでしょう。
・耐病性を持つ品種を選ぶ
トマトには、たくさんの品種があります。
黄化葉巻病に対して、耐病性を持つ品種も、以前からありました。
ただ、黄化葉巻病に耐病性を持っている品種は、色つやが悪かったり、
育てにくかったり、はたまた食味があまり良くなかったりと、実用的ではありませんでした。
最近、ようやく育てやすく、見た目も食味も良い品種が出てきました。
代表的な品種は「桃太郎ピース」です。
草勢は大人しいですが、210g~220gほどの大玉が収獲できますし、
玉張りが良くキレイな実が収穫でき、食味も良好です
この他にも「桃太郎ホープ」「有彩」「豊作祈願」「風林火山」「麗旬」など、
ぞくぞくと新しい品種も出てきています。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
トマト リン酸欠乏
トマト栽培では、元肥や追肥が欠かせません。
トマトに与える肥料はどんなものが良いのか迷うことがありますが、
基本的には窒素・リン酸・カリが同等のものか、
リン酸が多めのものを与えるのがお勧めです。
ところが、トマトを育てている間にリン酸が足りず、リン酸欠乏になることがあります。
トマト栽培でのリン酸欠乏では、どのような症状が出るのでしょうか。
また、何か対策はあるのでしょうか。
[トマト リン酸欠乏]
■主な症状
・葉が紫がかる
リン酸は、花付きや実付きを良くする効果のある成分です。
けれど、症状が出るのは花付きや実付きだけではありません。
葉がやや小さくなり、表面の光沢がなくなります。
さらに症状が進むと、葉が紫がかったような色になっていきます。
症状は下葉から始まり、徐々に上部に広がっていきます。
生育初期に出やすく、
中期~後期になるとリン酸欠乏による葉への影響があまり出なくなる傾向が強いです。
・株全体が硬い
順調に生育しているトマトは、枝や葉がしなやかです。
リン酸欠乏の症状が出てくると、全体的にどこか硬い印象になります。
株全体が硬くなるため、生育が緩慢になってくるのかもしれません。
実際に硬さを計測するのは難しいですが、日頃の管理の中で、
トマトを触った時の感触を覚えておくと、硬くなっているかどうかが分かります。
・収量が低い
リン酸欠乏が続くと、やはり収量が落ちます。
実の肥大が悪くなり、小さくなります。
また、成熟までにかかる日数が長くなり、着果から収穫までに時間がかかります。
■主な原因
・低温による吸収阻害
リン酸欠乏は、単純に土の中のリン酸分が少ない状態でも起こりますが、
それ以外の原因もいくつかあります。
特に低温期には、リン酸をうまく吸収することができず、
リン酸欠乏となるケースが多いです。
低温になることで、根がうまく機能できなくなり、リン酸欠乏が起こります。
低温で吸収できなくなっている場合は、適温になれば戻るので、
あまり心配はありません。
・植え傷み
根がうまく機能できず、リン酸欠乏が起こる原因としては、植え傷みも大きいです。
植え付け時に、根鉢を大きく崩したり、乱暴に扱って根を何本も切ったりすると、
根が大きく傷つけられ、うまく機能できなくなります。
苗を定植した直後は、根が新しい土地に馴染むまではストレスを受けることも多く、
ちょっとしたことでも根の動きが悪くなります。
それに加えて根が切れて植え傷みが起きれば、
うまく養分を吸収できなくなっても不思議はありません。
・アルカリ性土壌
トマト栽培では、アルカリ性土壌によって、リン酸を吸収できないことがあります。
日本では雨が多く、アルカリ性土壌になることは少ないといわれています。
けれど、火山灰土など、アルカリに寄りやすい土壌も少なからずあります。
そういった土地では、自然とアルカリ性に傾き、吸収阻害が起こる可能性が高くなります。
■対策
・土壌改良
火山灰土の場合、どうしてもアルカリ性に傾きやすくなるので、
水はけの良いトマトが育ちやすい土に改良するとともに、土の酸度も調整しておきます。
火山灰土でなくても、石灰を多く入れている土はアルカリ性になりやすいので、
一度酸度を計測しておくのがお勧めです。
・根の生育を促す
根がきちんと機能し、リン酸だけでなく、
生育に必要な養水分を十分に吸い上げることができるよう、
根の生育を促すのも大切なことです。
定植時に植え傷みがないよう、苗を丁寧に扱うのはもちろん、
植え付け後に根の活着がスムーズになるよう、過度な乾燥や過湿は避けます。
また、夏秋栽培でも、定植時にまだ気温が安定していない場合が多いので、
夜間の冷えには注意が必要です。
気温の低下が懸念される時は、ホットキャップやトンネル、
簡易ハウスなどを利用すると、極端な低温を避けることができます。
■判断基準
トマトは、リン酸欠乏でなくても、単純な低温接触によって、
アントシアニンを出して葉が紫色になることがあります。
この場合は、適温になれば症状が落ち着くので、それほど心配する必要はありません。
気になるのは、薬害による葉色の変化です。
使用する薬剤や使用方法によっては、トマトの登録がある薬剤を使ったとしても、
薬害が出る可能性があります。
リン酸欠乏のような症状が出た時、
薬剤散布を近日で行ったかどうかも考慮し、診断します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方