裂果 トマト 食べ方

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裂果したトマトの食べ方

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裂果、大雨の後の晴天で起きやすいです

 

 

トマトを栽培していると、実が割れる裂果は経験することの多い現象です。

大事に育ててきたトマトが、あと少しで収穫というところで裂果すると、
とても残念ですし悔しいですね。

 

裂果したトマトは、美味しく食べることができるのでしょうか。

 

 

[裂果したトマトの食べ方]

 

 

■裂果の原因

 

トマトが裂果する原因はいくつかありますが、

たいていが乾湿の差が大きくなったことが原因です。

近年は水分を制限した栽培方法が好まれることもあり、

乾燥させすぎてしまうことが多いです。

 

土が乾燥して水に飢えている時に、雨が大量に降ることで、トマトが急激に水分を吸い上げます。
その水分が実に周り、硬くなった果皮が中の肥大に間に合わず割れてしまうのが、裂果です。

 

水分制限を行うことによって甘みや旨みが強くなるのは確かですが、

あまり過激に制限しすぎると、裂果が増える原因となるので手加減します。

>>トマト 実が割れる 理由は?

 

 

■裂果したトマトを見つけたら

 

いくら気を付けていたとしても、裂果してしまうことはあります。

 

裂果した実をすべて食べずに諦めると、
状況によってはほぼすべての実を諦めることになる場合もあります。
そうなると収量が激減してしまいます。

 

出荷目的の栽培であれば、裂果したものは商品価値が下がるので、
そのままの出荷は難しいですが、家庭菜園なら工夫次第で利用できます。

 

ただ、裂果したトマトの中には、
収穫して食べられるものと食べられないないものがあります。

 

 

 

裂果部分が乾いていると、果実はいつものように美味しいです

 

 

・裂果部分がかさぶたのように固い実
一度裂果したものの、内部まで傷まずになんとか修復した場合は、
裂果した部分がかさぶたのように乾いて硬くなります。

割れた部分が乾いている実であれば、収穫して食べることができます。

 

・裂果部分がまだ乾いていない実
裂果した部分が乾いておらず、みずみずしさが残っている実の場合も、
収穫して食べることができます。

 

ただし、裂果した部分にカビのようなものが発生していたり、
見るからに腐っているものは食べずに処分します。

 

裂果して裂けた部分は、空気に触れていたので、
食べる時に取り除くようにしましょう。

 

また、まだ青い実が裂果した場合も、そのままにせず収穫した方が良いでしょう。
そのまま枝につけておくと、裂果した部分が熟す前に傷んでくる可能性があります。

 

あまりにも青い状態であれば、追熟の過程で裂果した部分が傷む可能性があるので、
青いままで調理するか、処分するかになります。

 

傷んだ部分を除いて、青いままピクルスにしても美味しいです。

 

・虫がたかっている実
裂果した部分に、イモムシやアリなどの虫がいる場合は、
虫を取り除けば食べられなくはありませんが、
食べる気になれないのが現状でしょう。

 

無理して食べてもおいしいと感じられない場合が多いので、
処分した方が良いでしょう。

 

ただし、裂果した実を食べないからといって、そのまま放置していると、
そこから樹が傷んだり、害虫が集まってくるので、
食べないと判断した実は、採取して処分しておきましょう。

 

 

■裂果したトマトの食べ方

 

裂果したトマトの中で、食べられそうなものを収穫したら、
気になるのが食べ方ですね。

 

裂果したトマトにお勧めの食べ方をご紹介します。

 

 

・生で食べる
裂果したトマトでも、虫が入っていなければ生で食べることができます。
ただし、裂果した部分は空気に触れていたので、
念のため取り除いておいた方が良いでしょう。

 

裂果していないトマトに比べ、割れた部分を取り除いているので、
キレイな形を残すのは難しいかもしれません。

 

ダイス状に切るなどして、
サルサやマリネ、サラダなどにすると見た目も気になりませんし、
樹上完熟であれば、とっても美味しいです。

 

 

・火を通して食べる
ちょっと生のままでは気になるという場合は、火を通して調理しましょう。
裂果した部分を取り除いたトマトを刻み、スープの具や炒め物、
オムレツなどの具にすることができます。

 

またミートソースやカレーなど煮込み料理にも使えます。
皮はつけたまま調理しても良いですし、
食べた時に皮が気になるという場合は、剥いてから調理すると良いでしょう。

 

 

ソースを作っておくとシチューなどに便利で美味しい!

 

 

・保存できる状態にする
裂果した実が大量に収穫できた場合、すぐに食べきれないのであれば、
トマトソースやケチャップなど、
大量に消費できて保存が効くようにしておくのがお勧めです。

 

自家製なので添加物もなく、調味次第で保存期間も長くできます。
>>フレッシュケチャップ

 

トマトを丸のまま冷凍して、使う分だけ調理しても美味しいです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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