ミニトマト 収穫適期

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ミニトマトの収穫適期は?

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これから色が変わって行きます(シシリアンルージュ

 

ミニトマトを育てていると、何よりも楽しみなのは収穫の時です。
苗を定植し、花が咲き喜び、実が大きく育っていくのを見守った後、
ようやく色づいてくると、いつ収穫かとドキドキわくわくしてきます。

 

けれど、初めてミニトマトを育てたり
赤色以外の色のミニトマトを育てている人の中には、
どのタイミングで収穫すれば良いのか迷うことがあります。

 

おいしいミニトマトを食べるため、
収穫適期の見極め方を知っておくと便利です。

 

 

[ミニトマトの収穫適期は?]

 

 

1. 1個ずつ収穫する場合

 

ミニトマトは、花房の中でも、付け根に近い部分から開花が始まります。
そのため、着果・肥大するのも付け根の部分から始まり、
その後着色するのも、付け根部分からになります。

 

目安となる日数としては、開花から30日前後といわれていますが、
ミニトマトは気温や日照時間で、着色までの時間が左右されやすい植物です。

 

そのため、季節や天候によって、
30日前後よりも長くかかって着色することも多々あります。

 

出荷を目的とする農家の場合は、
輸送や陳列中にミニトマトが傷まないよう、早くに収穫することがあります。

 

けれど、樹上で完熟させたミニトマトは、
未熟な状態で早取りしたものに比べ、味が濃厚で栄養価も高いのです。

 

収穫後の劣化を気にする必要がない家庭菜園で育てるのであれば、
やはり樹上で完熟させたおいしいミニトマトを収穫したいですよね。

 

そのためには、開花からの日数だけではなく、
他のポイントと総合して、収穫適期かどうかを判断するのがお勧めです。

 

 

トスカーナバイオレット、収穫適期が少しわかりにくいです

 

 

・色で判断
収獲しても良いかどうか、見た目で判断するのであれば、
やはり色がポイントとなります。

 

ミニトマトの色づき方には2パターンあり、
ヘタの周りから着色するパターンと、
全体的に色づいてくるパターンとに分かれます。

 

これは品種によって異なりますが、
最近は全体的に色づくパターンの方が多いように感じます。

 

いずれのパターンでも、全体的にしっかりと色づくまで待つのが大切です。
ミニトマトは、肥大期は緑色をしていることが多いですが、
その後肥大がおさまってくると、いったん白っぽい色になってきます。

 

そこから徐々に色づいてくるのを待ちます。
全体的に色がキレイに出れば、収穫のタイミングです。

 

ただ、最近は色も赤だけでなく、
黄色やオレンジ、紫、緑など、様々な色のミニトマト品種が出ています。

 

やはり赤がいちばん色の判断はしやすいですが、
他の色にチャレンジしたい場合は、オレンジがお勧めです。

 

オレンジ~濃い黄色のタイプは、
黄色くなってからさらに濃い色になるまで待つようにします。

さらに判断がやや難しいのが、紫や緑です。

 

緑や紫は、日数や触感を覚え、ある程度の栽培経験を積むことで、
適期となる色合いが分かるようになってきます。

 

 

黄色系は、少しオレンジがかった頃が適期のようです

 

 

・感触で判断
色での判断が難しい場合は、やはり触って判断します。
未熟な状態のミニトマトの実は、触ってもパンパンで硬いです。

 

これがだんだんと熟してくると、表面の皮にはハリがあるものの、
中の果肉が柔らかくなり、弾力が出てきます。

 

このような状態になれば、収穫適期といえます。
また、ミニトマトは完熟するとヘタが取れやすくなることがく、
実を触った時に、ぽろっとヘタから外れるものは、間違いなく完熟しています。

 

あるいは、花房の軸とヘタとをつないでいる部分に、
少し折れ曲がっている部分に爪を当ててもぐようにした時、
簡単に折れるものは完熟しています。

 

ミニトマトの中には、見た目の良さを維持するために、

完熟してもヘタがとれにくい品種もあります。
そういった品種の場合は、
ヘタの丈夫の曲がっている部分が簡単に折れるかどうかで、判断するのが良いです。

 

 

オレンジ千果、着果日を覚えておくのも方法です

 

 

2.房どりをする場合

 

ミニトマトを育てていると、やってみたくなるのが房どりです。
鈴なりに実ったミニトマトを、ブドウのように房ごと収穫する方法です。

 

けれど、実際に房どりしようと試してみた結果、
先端についた実が熟すのに時間がかかり、
付け根に近い実が割れたり落ちたりしてしまった、
という失敗を聞くことがあります。

 

房どりを実現させるためには、房どりしやすい品種を選ぶ必要があります。
草勢が強くスタミナがあり、色回りが早いタイプが房どりに適しています。

 

また、房どりすることができる品種であっても、
付け根と先端をほぼ同時に熟させるのは至難の業です。

 

できれば付け根部分~中盤くらいまでが完熟の状態で収穫し、
あとは追熟してから食べるようにします。

 

そのタイミングで収穫しても、
先端についた実がまだ肥大途中であまりにも小さいという場合は、
付け根で大きく育っている実を優先し、先端部分は摘果してしまう方法もあります。

 

3.収穫直前に注意すること

 

ミニトマトを収穫しようとした時、実が割れていて残念な気持ちになることがあります。

 

ミニトマトの実が割れてしまうのは、強い直射に当たって皮が分厚くなったり、
急な水分過多によって皮が中身の生長に耐えることができなくなることがほとんどです。

 

また、パンパンに張った状態の実に雨粒が当たることも、裂果の原因となります。
完熟に近ければ近いほど、実が割れやすくなる傾向にあります。

 

完熟したミニトマトを、キレイな状態で収穫するためには、少し工夫が必要です。
雨が降った時、乾き気味だった土に急激に水が流れ込んだり、
実に雨が当たったりするのを防ぐため、雨除け栽培がお勧めです。

 

雨除け栽培がどうしても難しい場合は、裂果に強い品種を選ぶのがポイントとなります。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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