人気のトマト
トマトは食卓にのぼる野菜の中でも、家庭菜園で育てる野菜の中でも、
子供から大人まで、とても人気があります。
最近ではスーパーに並ぶトマトの種類も、だんだんと増えてきました。
インターネット通販なら、さらにたくさんの種類から選べます。
2017年現在、大人気のトマト品種をご紹介していきましょう。
*青のリンクから各トマト品種の特徴と育て方のページに跳べます。
■人気のトマト
トマトといえば、やはり桃太郎トマトを思い浮かべる人が多いでしょう。
安定して収穫できる上に、味も食感も日本人好みに仕上げられている品種で、
長く人気上位を獲得している品種です。
トマトはたくさんの品種がありますが、
今でも流通している70%は桃太郎トマトなのだそうです。
甘みと酸味がほどよく混ざり合い、トマトらしい爽やかな風味も持っています。
肉質は硬めですが、火を通すととろりと柔らかくなるので、
生食でも加熱調理でも、どちらにも使えます。
◎アイコ(ミニトマト)
ミニトマト品種のアイコは、食卓用にも家庭菜園用にも、とても人気があります。
一般的なミニトマトは丸い形ですが、アイコはプラム型という楕円形をしています。
つやつやの赤い実は、細長い形で、口に入れやすく食べやすいのが特徴です。
糖度もとても高く、その上酸味もかなり控えめなので、
甘みを強く感じることができます。
生食ではもちろん、加熱調理をしても楽しめます。
とても育てやすく裂果も少ないので、家庭菜園初心者の方にもお勧めです。
◎とさかみトマト C)くらし快援隊~お歳暮お年賀ギフト
とさかみトマトは、高知県の夜須町で育てられているブランドトマトです。
今とても人気のフルーツトマトの1つですが、
その中でも特に甘みや旨みが濃厚なのが特徴です。
栽培中の水分量を極限まで減らしているため、
糖度が高く10度以上になることがほとんどだそうです。
さらに酸味も含まれているため、高い糖度と濃い酸味がうまく溶け込んでいます。
そこに旨みも凝縮されているのですが、おいしくないわけがありません。
甘み、酸味、旨みのどれもが濃厚なのに、バランスの良い味わいが、
リピーター続出の理由かもしれません。
優糖星もとさかみトマトと同じく、地域のブランドトマトです。
優糖星の場合は、和歌山県のJA紀州が登録しています。
とさかみトマトが大玉トマトなのに対し、優糖星はミニトマトです。
もともとはキャロル7という品種のミニトマトだったのですが、
それをさらに改良して栽培されているものです。
しかも栽培された中でも、糖度が8度以上になったトマトのみが、
「優糖星」という名前で販売することができるのです。
口に入れて噛むと、ぷちっと弾けた後に濃厚な酸味が口に広がります。
けれど噛み砕いていくうちに、最初に感じた酸味が徐々に強い甘みに変わり、
後口は甘さが残るようになっています。
酸味と甘みのバランスが良いため、次々と口に入れて食べたくなるミニトマトです。
ルネッサンストマトは、愛知県の奥三河名倉高原で育てられている大玉トマトです。
ルネッサンストマトは、特別新しい品種というわけではありません。
けれどスーパーなどで見かけることがほとんどない品種です。
その理由の1つに、ルネッサンストマトの形が関係しています。
ルネッサンストマトは、お尻がとがっているため、
桃太郎のようなお尻の丸い品種に比べ、輸送時に傷つきやすいという短所があります。
けれど一部の地方では以前からおいしいトマトということで、人気がありました。
濃厚なトマトの旨みの中に、甘みと強めの酸味があり、
トマト本来の味を楽しむことができます。
ぜいたくトマトは、デルモンテが改良した大玉トマト品種です。
フルーツトマトとしても栽培できる品種で、糖度が上がりやすいのが特徴です。
一般的な大玉トマトに比べると、少し実が小さく、
ちょうど大玉トマトと中玉トマトの中間くらいのサイズです。
体は小さくても、旨みや甘みがぎゅっと濃縮されていて、味はとても濃厚です。
また、今までのフルーツトマトにはなかった、
果肉のとろけるようななめらかな食感を実現した品種です。
トマトベリーは、ちょうどミニトマトとイチゴを足したような、
形をしているのが特徴的なミニトマト品種です。
真っ赤なハート形の実は、かわいらしく、子どもや女性に人気が高いです。
トマトベリーは糖度が高く、だいたい9度~10度ほどになるのだとか。
トマトの青臭さがほとんどなく、とても食べやすいです。
果肉は肉厚で甘みもあるため、フルーツを食べている感覚で食べることができます。
あや姫は、甘さの強い中玉サイズの品種です。
肉質がなめらかで、皮も薄いため、かぶりついて食べても、口に皮が残りにくいです。
甘さもとても強く、基本的な栽培方法であれば8度までは上がります。
水分を制限した栽培方法であれば10度まで上がるということで、
フルーツトマトとして販売されていることもあります。