スイートドロップ
スイートドロップ
スイートドロップは、サカタのタネが、
おうち野菜シリーズとして出している、ミニトマト品種です。
見た目も味も、今までのミニトマトとは少し違う、
スイートドロップとは、どのような特徴のミニトマトなのでしょうか。
[スイートドロップ]
◎しずく形でかわいいミニトマト
ミニトマトといえば、丸い形をしているイメージが強いです。
それ以外の形では、プラム形の楕円形のものを思い浮かべるでしょう。
けれどこのスイートドロップは、
ミニトマトとしては珍しい、しずく形をしています。
このしずく（ドロップ）のような形から、
スイートドロップという名前がつけられたのかもしれません。
見方によっては、ハート形に見えることもあるでしょうし、
小さなパプリカのように見えることもあるかもしれません。
つやつやと輝くような赤色の皮と、かわいらしいしずく形で、
見た目も美しいミニトマトに仕上がっています。
1個あたり20ｇ～25ｇなので、一口サイズで食べやすいのも嬉しいです。
お弁当の彩りとしてだけでなく、かわいらしさも出すことができます。
◎ミニトマトが苦手でも食べやすい
スイートドロップが素晴らしいのは、見た目が可愛いだけではありません。
食べた時の味にも自信があります。
ミニトマトが苦手な人に、その理由を聞いてみると、
中のゼリー質の部分の食感が苦手な方や、
独特の酸っぱさや、口に皮が残るのが苦手という方が多いです。
スイートドロップは、そんなミニトマトが苦手な方でも、
食べやすいように改良されています。
スイートドロップは糖度が高めのミニトマトですが、
近年は糖度の高いトマトを好む人が多いため、
糖度の高いトマトはあまり珍しくなくなりました。
スイートドロップの場合、糖度の高さはもちろんのこと、
さらに酸味自体を減らすことによって、食べやすくなっています。
ミニトマトを食べた時の、とがったような酸味がなくなり、
甘さと調和できる程度の酸味があるので、果物のような味わいです。
さらに、口に入れて噛んだ時に、ミニトマトは皮と果肉が分離してしまい、
皮だけが口に残ることがありました。
皮が口に残ると、どうしても後口が悪くなるのですが、
スイートドロップの場合は、皮と果肉が分離しにくく、
一体となっているので、とても食べやすくなっています。
スイートドロップの苗
◎家庭菜園で育てやすく多収穫
スイートドロップは、見た目の珍しさにおいしさが加わった、
新しいミニトマト品種ですが、育てやすいのも魅力の1つです。
サカタのタネが出している「おうち野菜」のシリーズは、
家庭菜園でも育てやすく改良されているのも特徴です。
さらに、栽培中の疑問やトラブルを相談できる、
コンシェルジュというサービスも行われているため、
初心者の方でも安心して育てることができます。
スイートドロップは、病害虫に強い性質で、栽培中に病気にかかったり、
害虫の被害にあったりして、枯れる確率が低くなっています。
さらに、1段につく花の数が多く、着果率もとても高いので、
たくさんのミニトマトを収穫することができます。
スイートドロップの独特のしずく形は、栽培環境や株の調子によって、
キレイなしずく形にならないことがあります。
けれど、株が充実した状態に調整できれば、しずく形に整います。
栽培後半に株疲れを起こすことでも、しずくの形が崩れやすくなるので、
定期的な追肥を行い、株を疲れないようにするのが、栽培のポイントです。
もし形が少し崩れてしまっても、味はほぼ変わらないので、
おいしいミニトマトであることに変わりはありません。
■特徴
・1個20ｇ～25ｇほどのミニトマト品種です。
・しずく（ドロップ）形で、ツヤのある真っ赤な実が特徴的です。
・糖度が高く、甘く食べやすいです。
・ゼリー質が少なく、酸味も少ないです。
・皮と果肉が一体化していて分離しにくいです。
・病害虫に強く、家庭菜園でも育てやすいです。
■栽培のコツ
・育て方は、一般的なミニトマトと同じで構いません。
・株疲れするとしずく形が崩れやすくなるので、株疲れさせないように注意します。
・元肥はやや控えめにすると、樹ボケ防止になります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき
