グリーントマト 固定種
グリーントマトと聞くと、どのようなトマトを思い浮かべますか？
おいしそうな海外品種？ それともまだ若い未熟なトマト？
グリーントマトには、日本人が想像するよりも、
はるかにたくさん品種が存在します。
グリーントマトで、固定種と呼ばれるものには、
どのような品種があるのでしょうか。
[グリーントマト 固定種]
■グリーントマトの特徴
グリーントマトは、名前の通り緑色をしたトマトです。
トマトといえば赤色を想像する日本人にとっては、
グリーントマトは未熟なトマトというイメージがあります。
もちろん、未熟なトマトをグリーントマトとして販売していることもあります。
けれど実際は、緑色の果皮や果肉を持ったトマトのことを、
グリーントマトと呼ぶことが多いです。
未熟なトマトをグリーントマトと呼ぶ場合は、生食することはほぼありません。
熟していないため、酸味が強く実が硬いためです。
ピクルスにしたり、フライなどにして食べることが多いです。
品種としてのグリーントマトには、
どちらかというと生食に向くタイプが多いのが特徴です。
未熟なトマトの場合と違い、酸味がそれほど強くなく、
中にはとても濃厚な甘みを持ったものもあります。
また、グリーン系トマト品種に多い特徴として、スパイシーな風味があります。
実が徐々に熟し、グリーントマト特有のスパイシーな風味が増していくため、
熟した状態で食べるのがお勧めです。
■グリーントマトの固定種
グリーントマトには、固定種とF1と呼ばれる一代交配の品種があります。
固定種であれば、育てたグリーントマトから種をとり、
それをまた播いて育てることで、同じ性質のグリーントマトが育ちます。
F1品種の場合は、育ったトマトから種をとって播いても、
親と同じ性質には育たないことが多いのです。
日本で改良されたグリーンゼブラなどの品種は、F1種が多く、
まだまだ固定種と呼ばれるような品種はできていません。
海外では古くからグリーントマトが育てられてきたこともあり、
たくさんの固定種が存在します。
代表的な品種としては、大玉のCHEROKEE GREENやTasty Evergreenです。
ミニトマト（チェリートマト）ならGreen GrapeやEMERALD GREEN CHERRYなどがあります。
*グリーントマトは、natural-harvestさんでの扱いが多いです。
http://natural-harvest.ocnk.net/product-list/64
日本では、高木農園さんがグリーントマトの固定種を販売しています。
これらの品種以外にも、海外には多くのグリーントマトの品種があります。
日本では種や苗の流通が少なく、特定のお店でしか買えないこともありますが、
食べてみたい方はぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
■グリーントマトの育て方のポイント
グリーントマトの育て方は、赤いトマトとほぼ同じです。
ただどうしてもネックになるのが、収穫のタイミングです。
赤いトマトに比べ、熟しても緑色をしているため、
未熟かそうでないかの区別がつきにくいのです。
生長過程をよく見ていると、最初は濃い緑色だった実が、
だんだんと熟していくにしたがって、
黄色っぽい色や白っぽい色になってくる場合があります。
また、ゼブラ柄の品種では、縞模様がはっきりと浮き出てくることでも、
熟度を見ることができます。
どのタイミングが収穫適期なのかは、少し栽培経験を積む必要がありますが、
しっかりと見ていれば分かるようになります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき
