キャロル10
キャロル10
キャロル10は、サカタのタネが改良して作った、ミニトマト品種です。
サカタのタネのキャロルシリーズには、いくつかの種類があります。
その中でも人気のキャロル10には、どのような特徴があるのでしょうか。
キャロル10の特徴とあわせて、育て方のポイントもご紹介します。
[キャロル10]
◎つやがあり見映えが良い
キャロル10は、表面にとてもつやがあり、色もとても濃く、
ヘタの際までしっかりと色づきます。
誰が見ても好感が持てるミニトマトの容姿を持っている上に、
照明の下では特にその真価を発揮でき、商品価値の高い品種です。
家庭菜園で育てると、見た目はそれほど気にしない場合もありますが、
スーパーなどで商品として扱われるのには、やはり外見はとても重要です。
特に陳列した際、照明の光を受けることによって、
さらに美しい姿になるのであれば、目を引くこと間違いありません。
1粒がそれほど大きくはありませんが、このつやと色の鮮やかさによって、
他の赤色ミニトマトと区別することができます。
◎皮が薄く高糖度で食べやすい
キャロルシリーズは、どれも糖度が高くおいしいのが特徴です。
その中でもキャロル10は、皮がとても薄く柔らかいので、
食べやすい食味をしています。
ミニトマト特有の酸味や青臭さがほとんどなく、
そのまま口に放り込んでも、皮が口に残りにくいので、
ミニトマトが苦手な方にもお勧めできます。
◎耐病性があって多収穫
キャロル10には、萎凋病、モザイクウィルス、葉かび病に抵抗性があり、
さらに斑点病に耐病性、センチュウに耐虫性があるので、
安心して育てることができます。
しかも草勢がややおとなしめであるにも関わらず、
低段から花房がダブルになりやすく、
たくさんの実をつけるため、多収穫がのぞめます。
初期から多量の実をつけるため、スタートダッシュが可能な品種です。
裂果しにくい性質を持っているので、着果した分はほとんど収穫でき、
粒の揃いが良いのも魅力です。
基本の夏秋栽培はもちろん、促成栽培にも適応できるので、
農家の方にもお勧めです。
もちろん、耐病性が強く草勢のコントロールが容易なので、
家庭菜園で楽しむのにも向いています。
■特徴
・照りが強く真っ赤な皮が特徴のミニトマトです。
・ミニトマトの中では中くらいのサイズで、使いやすい大きさです。
・丸い形と、照明の下で見栄えのする色つやをしているので、
商品価値がとても高いです。
・糖度が高く食べやすい。
・裂果しにくい性質があるにも関わらず、皮がとても薄く口に残りにくいです。
・萎凋病、モザイクウィルス、葉かび病に抵抗性があります。
・斑点病に耐病性があります。
・センチュウに耐虫性があります。
・草勢はおとなしめで管理しやすい。
・花房は初期からダブルになりやすく、裂果も少なく多収穫が見込めます。
・基本の夏秋栽培はもちろん、促成栽培にも使えます。
■栽培のコツ
・基本の育て方は、一般的なミニトマトの育て方と同じです。
・若苗定植が可能な品種なので、1段目の花が開花する前に定植します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき