大玉トマト 多収穫品種は?
桃太郎ゴールド、桃太郎シリーズは、いずれも多収穫です
大玉トマトは、ミニトマトや中玉トマトに比べ、
少し栽培のハードルが高いイメージがあります。
あの大きな実を収穫した時の喜びは格別です。
せっかく大玉トマトを育てるのですから、
やはりできればたくさん収穫したいものです。
たくさん収穫するための方法はいくつかありますが、
まずは品種選びからこだわりましょう。
大玉トマトの中でも、多収穫の品種をまとめました。
[大玉トマト 多収穫品種は?]
■大玉トマト お勧め多収穫品種!
大玉トマトといえば、やはり有名なのは桃太郎シリーズです。
実は、桃太郎の中にも、たくさんの種類があります。
苗として市販されている品種は限られていますが、毎年数種類は見かけます。
種なら、どの品種も取り寄せることができるので、
栽培する作型や環境に合わせて選びましょう。
お勧めは、家庭菜園ならホーム桃太郎です。
・サターン
発売後、20年以上も売れ続けている品種に、サターントマトがあります。
極早生の性質を持っていて、豊産性があり、耐病性や着果性、
食味の良さまで持っているので、大玉初心者でも育てやすいのが特徴です。
・おどりこトマト
病害虫に抵抗性があり、品質の良い実が収穫できます。
着果率も良好で、着果した実は完熟で収穫できる硬玉タイプです。
・強力米寿
近年は酸味が抑えられ、甘みの強いトマトが人気ですが、
強力米寿は酸味がしっかりとある、古いタイプの食味を持っています。
甘いトマトよりも、酸っぱくてしっかりとトマトの風味があった方が好き、
という方にはお勧めの品種です。
草勢が強くスタミナもあるので、着果した実の落果が少なく、耐暑性もあります。
・パルト
受粉しなくても結実する、単為結果性を持った品種です。
食味が非常に良く、病気にも強い性質を持っています。
草勢が強く、栽培後半までスタミナがきちんともつので、長く栽培できます。
■収穫量を上げるために
大玉トマトを育てても、なぜか思うように収量を上げられない、
という悩みをよく聞きます。
大玉トマトをたくさん育てるためには、品種選びも重要ですが、
やはり日々の管理も大切です。
大玉トマトをたくさん収穫するために、管理法も見直しましょう。
・強い株作り
大玉トマトは、ミニや中玉に比べ、1つの実を育てるのに使う体力が大きいです。
そのため、株自体が弱々しいと、すぐに疲れてしまい、調子を崩します。
状態の良い、健全な株に育てるためには、やはり栽培環境を整え、
日々の水やりや追肥などの管理をきちんと行います。
日当たりの良い場所、風通しの良い場所を選び、
土の状態や草勢を見ながら、水やりと追肥を行います。
麗月、惜しいですが1つ摘果しました
・摘果する
大玉トマトは、1段の花房にいくつかの花を咲かせます。
トマトはもともと着果率が高く、振動による受粉が基本となるため、
花が咲けば着果することが多いです。
けれど、着果したものをすべて育てるのは、大玉トマト栽培では避けます。
だいたい1段で3個~4個を目安に摘果を行い、樹勢が弱らないように管理します。
もちろん、摘果しなくても育つことは育ちます。
けれど、養分が分散して実が小さくなり、栽培後半から草勢の衰えが早くなります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき