中玉トマト 多収穫品種は?
シンディーオレンジ、色づくのも美しく美味しく作りやすいです
トマトはたくさんの品種がありますが、中玉トマトも近年はとても人気があります。
ミニトマトよりも大きくて食べ応えがあり、大玉トマトよりも育てやすいとして、
家庭菜園で育てる方も増えているようです。
ミニトマトを育てたことがある方も、
ステップアップして中玉トマトにチャレンジしたい、という方も多いです。
そんな中玉トマト、やはり育てるならたくさんのおいしい実を収穫したいです。
中玉トマトの中でも、多収穫のおいしい品種をご紹介します。
[中玉トマト 多収穫品種は?]
■中玉トマト お勧め多収穫品種!
ホームセンターなどの苗売り場を見ていると、
中玉トマトにもたくさんの品種があることが分かります。
近年は中玉トマトの人気が高まっているということもあり、
育てやすくておいしい品種が多数発売されています。
その中でも、お勧めの多収穫品種は?
*青のリンクで各品種の詳細説明にとびます。
・フルティカ
タキイ種苗株式会社が改良して作ったフルティカは、
中玉トマトの中でも代表的な品種です。
1つの実が50gほどの重さがあり、丸くて真っ赤な色をしています。
中玉トマトの中では糖度も上がりやすく、普通栽培でも糖度は7度~9度まで上がり、
水分を制限した栽培では、12度くらいまで上がることもあるそうです。
1段に10個~12個の実がついてスタミナもあるので、
栽培後半までしっかりとしたサイズのおいしい中玉トマトが収穫できます。
・ビギナーズトマト
ケチャップでおなじみのデルモンテから発売されているのが、ビギナーズトマトです。
育て方や環境によって、
ミニトマトサイズから中玉トマトサイズの実がつくという品種です。
名前の通り、トマト栽培初心者のビギナーでも育てやすく、たくさんの実を収穫できます。
1房で収穫できる実の数が多いのが特徴ですが、中玉サイズに育てたいのであれば、
摘果をした方が実の育ちが良くなります。
草丈が比較的コンパクトなので、鉢やプランターを使った栽培にも適します。
・シンディーシリーズ
サカタのタネから出ているシンディーシリーズも、中玉トマトの中では人気があります。
シンディーシリーズには、赤い実をつけるシンディースイートと、
濃い黄色~オレンジ色の実をつけるシンディーオレンジの2種類が出ています。
丸々とした形が可愛らしく、パンパンに詰まった実は、見るからにおいしそうです。
果肉が硬めで裂果に強く、夢の房どりも可能です。
赤とオレンジの両方を並べて栽培すれば、見ていてもとても美しいです。
・レッドオーレ
カネコ種苗が改良して作ったレッドオーレは、食味の良さで注目されています。
こっくりとした甘みと旨みのある味わいで、
1個が50gほどとしっかりとしたサイズなので、食べ応えもあります。
果肉がややねっとりとしているので、今まで食べたことのない食味を体験できます。
果房はシングルですが、1段に8個~12個の実が収穫できます。
■中玉トマト多収穫にするためには?
中玉トマトで人気の品種は、どれもとても育てやすいのが特徴です。
けれど、管理を間違えると、中玉サイズに育たず、
ミニトマトと変わらないサイズになることも多いです。
中玉トマトサイズの実を育て、
多収穫にするためのポイントをまとめました。
・肥料切れに注意
トマトの中でも、ミニトマトはとても育てやすく、ある程度は体力もあるので、
意外と肥料が足りていなくても育ちます。
ところが、中玉トマトの場合は、ミニトマトよりも大きい実をつけるためか、
肥料切れには敏感です。
多肥にすると樹ボケを起こすこともあるので、
少量をこまめに与え、安定した肥効を出すようにします。
・摘果も忘れずに
ミニトマトは摘花しなくてもすんなり育ちますが、
中玉トマトの場合は、不要な実を取り除いておくことで、
残った実を大きく育てやすくなります。
果房の中でも、先端部分の花は着果しても小さいままになることが多いので、
思い切って摘み取るのが良いでしょう。
また、生長が遅い実を摘果し、生育の良いものを残すのも、
大きな実に育てるポイントです。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき