トマト 結実期間
麗月の開花と着果
トマトを育てていると、いつ実がなるのか実はいつ収穫できるのか、
とても気になりますよね。
初めて育てる方は、特にどう育っていくのかを見るのも初めてですから、
結実から収穫の日が待ち遠しいでしょう。
トマトが結実したことが分かるようになるまでの期間と、
結実してから収穫できるまでの期間をまとめました。
[トマト 結実期間]
■開花から結実までの期間
トマトには、大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトと、
大きく分けて3つのサイズに分けることができます。
どのサイズのトマトでも、開花から結実までにかかる時間は、そう変わりません。
ほとんどのトマトは、定植をする段階で1段目の花が開花している状態です。
定植後、1段目の花が開花していきますが、
ここで自然に受粉を任せる方法と、人工受粉をする方法があります。
自然に受粉を任せる場合は、風や虫などを頼りに受粉されるのを待ちます。
人工受粉をする場合は、筆を使って花の中を優しくなぞったり、
軽く指で花を弾いて受粉します。
あるいは、トマトトーンなどのホルモン剤と呼ばれる薬剤を使用し、
受粉させる方法もあります。
トマトは受粉がうまくいくと、花びらが散った後に子房が膨らみ始めます。
そのため、花びらが散った後にガクの中を覗き込むと、
小さなトマトのお尻が見えていることがあります。
レジナのかわいいお尻
受粉できなかった花は、花弁だけでなくガクから落ちてしまうことが多いため、
お尻が見えていることで結実を判断することもできます。
トマトの花は、開花から3日~4日が寿命といわれています。
自然に任せるにしても人工受粉するにしても、
開花から数日後には子房の膨らみを判断できるようになります。
ただ、株の状態によっては、お尻が見えているのを確認した後にも、
落ちてしまうことがあります。
確実に着果したことを確認するためには、
散ってからさらに数日待ってから確認するのがお勧めです。
開花から7日~10日経ったものであれば、実が少し膨らんだ状態になるため、
確実に着果したかどうかが分かるようになります。
■結実から収穫までの期間
結実して収穫できるまでの期間は、トマトの実のサイズや品種により違います。
大玉トマトが一番時間がかかり、ミニトマトが一番短いです。
◎結実から収穫までの期間の目安
大玉トマトが40日~60日、
中玉トマトが30日~50日、
ミニトマトが20日~45日です。
同じ品種であっても、育てている環境や時期によって、
収穫までにかかる時間は異なります。
トスカーナバイオレットは、触ってぷよぷよしてきたら収穫、放っておくと裂果することも
日照時間が短い場所や、気温が低い時期は、収穫までの期間が長くなります。
反対に、日照時間が長い場所や、気温が高い時期は、
収穫までにかかる期間が短くなります。
日数はあくまでの目安なので、収穫適期かどうかは、
実のハリやヘタからはずれやすくなっているか、色づき方などで見るようにします。
特に赤色でない品種の場合、どのタイミングが完熟なのか、
見た目では判断しにくいことが多いので、触って弾力性などで判断します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき