トマト わき芽が大きい
昨年、見逃したわき芽、なぜ???というほど巨大化!
トマトは、発生したわき芽を摘むことで、
過剰に繁茂するのを防ぎながら育てます。
わき芽は小さいうちに摘み取りますが、うっかり見過ごしてしまい、
大きく育ってから存在に気づくこともよくあります。
この大きいわき芽は、どのようにすれば良いのでしょうか。
[トマト わき芽が大きい]
■トマト わき芽が大きいときの摘み方
トマト栽培では、小さなわき芽を摘む時、ハサミなどを使わず、手で摘み取ります。
わざわざハサミを使わなくても、手で簡単に摘み取れるのですが、
大きく育ったわき芽は、手で詰めるのでしょうか。
・手で摘む
わき芽の大きさの程度によりますが、
小さいわき芽と同じように、ある程度の大きさまでは、手で摘むことができます。
付け根に近い部分を指でつまみ、前後に折るように倒すと、キレイに摘み取れます。
・ハサミを使う
あまりに大きく育ちすぎたわき芽は、
手で摘んでも途中で折れたりして、うまく取り除けないことがあります。
その場合は、ハサミなどを使って切り取ります。
この時、できればハサミは使用前に一度消毒しておくと安心です。
付け根ギリギリのところをハサミで切りますが、
他の葉や枝、実をハサミで傷つけないよう、注意します。
トマトの切り口も殺菌剤で消毒しましょう。
大きいわき芽
■大きい わき芽の活用法
大きく育ったわき芽を見ていると、
なんだか摘み取るのがしのびなく感じることがあります。
また、とりあえず摘み取ったものの、
しっかりとした太さで勢いの感じられるわき芽を見ていると、
処分するのがもったいなく感じることもあります。
大きく育ったわき芽にも、使い道があります。
・そのまま伸ばす
わき芽も大きく育ってくると、
主枝と同じように花を咲かせ、実をつけるようになります。
これを利用して、わき芽を第二、第三の主枝として育てます。
トマトの栽培法の基本は1本仕立てですが、
わき芽を主枝にして育てる2本仕立てや3本仕立てといった栽培法もあります。
>>トマトの2本仕立て
>>トマトの3本仕立て
勢いが良く、すでに大きく育っているわき芽をそのまま育てれば、
複数の主枝から収穫ができるので、収量が上がります。
ただし、発生するすべてのわき芽を主枝にすると、
養水分が足りずに、かえって生育不良になることがあります。
また、わき芽は第一花房の下から出るもの、次に上から出るものが、
勢いがあるので、わき芽の中でも勢いのあるものを選ぶのがポイントです。
採ったわき芽を水に挿しておくと、夏は1週間くらいで発根します
こんなに、ふさふさです
・挿し木に使う
すでに摘み取った後のわき芽は、挿し木にするのもお勧めです。
トマトは茎から発根しやすいので、摘み取ったわき芽の切り口を斜めに切り
水に挿しておくだけで、1週間~2週間ほどで発根します。
>>トマト 挿し木方法
発根を確認したら、3号~4号のポットに土を入れたところに挿し木を植えます。
1段目の花が咲いたら、普通の苗と同じように定植します。
水に挿しておくのが面倒という場合は、切り口を斜めに切ったわき芽を、
そのまま土に挿しておく方法もあり、この方法でも発根率は良いです。
挿し木成功率は100%ではありませんが、比較的容易に成功しますし、
わき芽はたくさん出てくるので、何度でもチャレンジできます。
最初に育てていたトマトと、少しずれて生長が始まるので、
最初の株が疲れて生育が悪くなった後も、
新しく育てた挿し木の株から収穫できます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき