トマトの2本仕立て
図らずも2本仕立てになったトマト
トマトの仕立て方には、
1本仕立て、2本仕立て、3本仕立てなどがあります。
1本仕立てはその名前の通り、1本で仕立てるのですが、
2本仕立ては、主枝とわき芽の2本で仕立てます。
2本で仕立てるので、たくさん収穫できます。
じょうずに育てると、1本仕立ての1.5倍の収穫量になります。
更にたくさん収穫したい方は、3本仕立てを試してみませんか?
では、どうやってトマトの樹を2本に仕立てるのでしょうか?
[トマトの2本仕立て]
■トマトの2本仕立て
・2本仕立ての基本
通常の1本仕立ては主枝だけで仕立てます。
2本仕立てになると、主枝と、わき芽を使って2本に仕立てます。
もちろん、支柱も200cm以上のものが、2本必要になります。
主枝はそのままで良いのですが、どのわき芽を使うのでしょう?
2本仕立ての方法
大型プランターで2本仕立て
・第1花房すぐ下のわき芽を利用
トマトをよく観察していると気付くと思いますが、
どの段でも花房すぐ下のわき芽が、強く伸びやすいです。
2本仕立てにするときに伸ばすわき芽は、第1花房すぐ下のわき芽です。
このわき芽はよく伸びますし、太くて丈夫で、仕立てるのに最適です。
それより下のわき芽は全て摘み取ります。
特に根元のわき芽は、早い段階でもよく伸びますが、
接ぎ木苗だと台木のわき芽になってしまいますので、
気を付けてくださいね。
また、2本仕立てにした後、それより上のわき芽も全て摘み取ります。
2本仕立てにしたい! というときは、よく観察して、わき芽を伸ばしてください。
間違って摘み取っても、またわき芽は出てきますが、伸び方が偏ります。
運が悪いと、根元から折れてしまったり、取れてしまいます。
早い段階から残すようにしてください。
第一花房、直下のわき芽が強くて使いやすいです
プランターでも良い実が採れますので、地植えだとびっくりするほどの美味しさと収量に
・誘引の仕方
花房すぐ下のわき芽はよく伸びるのですが、短い時だと、誘引がしにくいです。
無理をして誘引すると折れてしまうこともあります。
15cm~20cmくらいになるまでは無理に誘引せず、
仮誘引したり、軽く誘引する程度にしましょう。
2本目の支柱に届いてから、
誘引しても大丈夫な長さになったら本誘引をしましょう。
枝を折らないように気をつけてくださいね。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方