トマト栽培 11月

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トマト栽培 11月

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11月のトマト

 

 

トマトにとって11月は、生育に適した季節とはいえません。

 

すでに大きく育った株であれば、ある程度の低温には耐えられますが、
霜が降りるようになると途端に調子を崩します。

 

11月には、トマト栽培をできるのでしょうか。

 

[トマト栽培 11月]

 

 

■11月のトマト

 

11月に入ると、いよいよ秋も終わりに近づいてきます。
地域によっては、初霜が降りることもあるでしょう。

 

夏野菜の中では、トマトは比較的低温に強いですが、
さすがに露地栽培のトマトが霜に当たると、目に見えて弱ってきます。

 

10月までは元気そうで、まだまだ生育できそうに見えていた株も、
11月に入ったとたんに調子を崩し、どんどん弱っていく、ということも少なくありません。

 

初夏に定植した株は、すでに長い間生育し、たくさんの実をつけているはずです。
疲れもずいぶん出てきている頃です。

 

この時期は、トマトの調子や栽培場所の設備、栽培している場所の気候などによって、
栽培を終了するか続けるかの決断を迫られることが増える時期でもあります。

 

トマトによっては、11月に入ってもたくさんの実をつけたまま、
熟すのを待っている株もあるでしょう。

 

今ついている実も、熟すまでにはかなりの時間がかかります。

 

栽培を続けるかどうかも悩みますが、
この熟していない実を熟すまで待つかどうかも悩みの種になります。

 

11月は色々と迷うことが多い時期ですが、
早めに決断して作業を進める必要があります。

 

 

■11月の作業

 

・栽培の継続と終了
11月に入ると、そろそろトマトの栽培を終えるのか、
それとも完全に枯れるまで続けるかの判断を迫られます。

 

本来、トマトは多年草の植物です。

 

日本では秋以降の気温低下や、夏季に集中して実を収穫するため、
晩秋には調子を崩す株が増えてきます。

 

そのため、そのまま栽培を終了して、
畑の片づけや次の栽培への準備を始めることが多いです。

 

けれど、まだ調子が悪そうに見えない株や、
たくさん実をつけて草勢の衰えがない株を見ていると、
このまま終わるのは忍びないように感じられます。

 

けれど、露地栽培では気温の低下にあらがうことは難しいですし、
今調子の良い株も、11月後半から急激に不調になることもあります。

 

早めに判断して終了するか継続するかを決めないと、けっきょく中途半端になります。

 

その結果、次の栽培への準備が遅れたり、
続けられるはずだった株を不調へ追い込むような形となります。

 

トマト栽培をここで終わらせるかどうかに迷ったら、こちらを参考にしてください。

>>トマト栽培 終わり

・早めの収穫と追熟
草勢がかなり落ちているものの、実はたくさんついているという場合、
今ついている実が熟すまで待つかどうかも悩みます。

 

夏のように、気温が高く日照時間も長い晴れの日も多い季節であれば、
熟すまでにかかる期間は短いです。

 

けれど、11月くらいになると気温が低く、
日照時間も短い上に秋の長雨の影響によって、なかなか実が着色しません。

 

トマトは熟して着色するまで枝につけておいた方が、
旨みや甘みがのりやすくおいしいといわれています。

 

けれど、いつまで経っても着色しない実をつけていても、
株の体力消耗が激しくなり、熟すまで体力がもたずに枯れることもあります。

 

そんな時は、思い切って早めに収穫するのがお勧めです。

 

あまり長期間枝につけていると、着色する前にしわしわになることもあり、
そうなると食味が悪くなるのでお勧めできません。

 

トマトは着色前に収穫しても、追熟することで着色させることができます。

 

もちろん、熟すまで枝につけているよりは、旨みや甘みが薄くなりますが、
それでも最後まで大切なトマトを楽しみたいというのであれば、追熟は有効な手段です。

 

追熟自体は難しくないので、ぜひチャレンジしてみてください。
追熟については、こちらで詳しく書いています。

>>トマト 追熟方法

 

・片づけ
トマトの栽培を終えたら、そのまま放置せず片づけをしましょう。

 

株をそのまま放置していると、知らないうちに感染していた病気の菌などが増殖し、
次の栽培に影響が出ることがあります。

 

また、害虫が卵の状態で寄生している可能性もあります。
放置する期間が長ければ長いほど影響が出やすくなるので、注意が必要です。

 

病害虫のリスクを減らすためには、
栽培終了後にできるだけ早く片付けるのがお勧めです。

 

地上部の枝葉は適当な大きさに切り、焼却処分しましょう。
地下の根も病害虫被害の危険があるので、できるだけキレイに土中から取り除きます。

 

トマトの根は意外と広く深く張るので、
引き抜いた時についてきた分を処分するだけでは不十分です。

 

できるだけ深くまで土を掘り、掘り上げた土をふるいなどにかけます。

 

土中に含まれている小石や育てていたトマトの根、
他の植物の古い根など、不要なものがあったら取り除きます。

 

取り除いた根などは、枝葉と一緒に焼却処分し、
畑には残さない方がリスクが減ります。

 

・冬トマトの栽培
トマトは、ある程度の低温には耐えられるということから、
秋トマトの栽培も人気が出てきています。

 

最近では、さらに気温の低い冬のトマト栽培にチャレンジする方も増えています。

 

冬場はトマト栽培に適した温度に保つことが難しいので、
加温できるハウスなどの施設で育てるか、室内で育てるのが基本となります。

 

9月~10月頃に苗を植え付け、そのまま越冬栽培をするのが一般的ですが、
秋トマトの栽培期間を延長するパターンもあるようです。

 

室内であっても、トマトの生育適温に達しない場合もあるため、
難易度は夏栽培よりも高いです。

 

低温による病気の発生や生育不良などが起こるリスクも高いですが、
チャレンジする価値はあります。

 

晩秋から早春にかけては、日差しが窓から斜めに入りやすくなるので、
日当たりの良い窓際を置き場所を決めましょう。

 

ただし、窓際は夜間の冷えが外から伝わりやすいので、
日が暮れた後は厚手のカーテンや段ボールなどで窓と仕切るのがお勧めです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培 12ヶ月

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