チェリーゴールド
チェリーゴールド
チェリーゴールドは、トキタ種苗が販売しているミニトマト品種です。
濃いオレンジ色の実が特徴のチェリーゴールドは、
まさにゴールドの輝きがあります。
万人に愛されるチェリーゴールドとは、
どのような特徴のあるミニトマトなのでしょうか。
また、育て方のコツをご紹介しましょう。
[チェリーゴールド]
◎濃いオレンジ色のミニトマト
ミニトマトの品種が増え、色も赤色だけではなくなりました。
スーパーに行けば、黄色や紫、緑、オレンジ色の、
ミニトマトを見かけることも増えています。
カラフルなミニトマトの中でも、チェリーゴールドは、
深みのある濃いオレンジ色が、トレードマークです。
明るいビタミンカラーのオレンジ色も良いですが、
こういった奥行のある濃いオレンジ色も、美味しそうで魅力的です。
実の大きさは、1個が12g~14gと、少し小ぶりですが存在感は強いです。
◎誰もが好む最高の食味
チェリーゴールドの魅力は、色と形だけではありません。
実際に食べてみると、ぷちっと皮が弾け、みずみずしい果汁が溢れます。
糖度も約9度~10度と、比較的高いので、甘酸っぱくフルーティーです。
ミニトマトが苦手な方も、ミニトマトが大好きな方も、
食べておいしいと感じられる、誰もが好む食味です。
◎カロチンが豊富
チェリーゴールドは、食味だけでなく、栄養が豊富に詰まっています。
緑黄色野菜に含まれているカロチンの含有量が高いので、
食べることで健康な食生活にも近づけます。
チェリーゴールドの濃いオレンジ色は、
カロチンを多く含んでいるからだと思われます。
普通のミニトマトよりも多くカロチンを含んでいることも、
消費者の興味をひきますし、さらにヘタが取れにくい性質なので、
商品としての価値を保てるのも、販売側にとっては嬉しいことです。
◎早生で多収
チェリーゴールドは育てやすいのも特徴の1つです。
早生の性質が強いため、露地で5月に播種したものも、
じゅうぶん収穫することができます。
また草勢が強く、1段に着果する実の数も多いため、多収穫がのぞめます。
草勢が強くなりすぎると、樹ボケの原因となります。
早いうちに追肥を開始すると、株が大きくなるばかりなので、
3段目の花が咲いた頃から追肥を開始するようにします。
ただし、追肥を開始した後は、途切れずに与えることが重要です。
肥料切れを起こすと、途端に樹勢が弱まって調子を崩すことがあります。
1週間に1回の液体肥料か、2週間に1回の化成肥料を必ず与えることで、
肥料切れを予防することができます。
萎凋病、モザイクウィルスに抵抗性があるので、
家庭菜園でも安心して育てることができます。
■特徴
・1粒が12g~14gと少し小ぶりなミニトマトです。
・皮にはツヤがあり、濃いオレンジ色をしています。
・形は正球に近い丸い形をしています。
・糖度は9度~10度と安定して高めに育ちます。
・甘酸っぱくて食べやすいので、万人受けする食味です。
・早生品種なので草勢が強く育てやすい。
・1段につく実の数が多いので多収穫です。
・萎凋病、モザイクウィルスに抵抗性があります。
・ヘタ離れの発生が極めて少なく、商品価値が高いです。
■栽培のコツ
・早生品種なので、5月に播種しても収穫が可能です。
・複数株を育てる時は、株間を30cmほどとります。
・肥料切れを起こさないように注意しますが、
最初の追肥は3段目が開花してから与えるようにします。
・追肥は1週間に1回液体肥料か、
2週間に1回化成肥料を必ず与えるようにします。
・全体的にオレンジ色になり、実に弾力が出てきたら収穫適期です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき