キャンドルライト
キャンドルライト
キャンドルライトは、カネコ種苗から販売されているミニトマト品種です。
キャンドルライトには、どのような特徴があるのでしょうか。
また、育て方に関するコツも、合わせてご紹介します。
[キャンドルライト]
◎ろうそくの炎のようなオレンジ色
キャンドルライトは、名前の通りろうそくの炎のような、
形と色をしているのが、最大の特徴です。
輝くようなオレンジ色で、ろうそくの炎のようなドロップ型をしています。
美しいオレンジ色で、キャンドルのライトのような優しさもある色合いです。
1個が25g前後と、ミニトマトとしては少し大きいタイプとなります。
1粒でもずっしりと重みがあり、中がよく詰まっているのが分かります。
甘みと酸味のバランスが良く食べやすい味わいですが、
それよりも特徴的なのが食感です。
一般のミニトマトは、果肉が柔らかくジューシーなものが多いですが、
キャンドルライトはサクサクとした食感をしています。
肉厚でゼリー質部分が少ないため、歯ざわりの良い食感なのかもしれません。
小さな子どもだと、ミニトマトを口に含んだ時、
中のゼリー質が飛び出て汚れることがありますが、
キャンドルライトはこの飛び散りがおきにくいミニトマトです。
しかも細長い楕円形をしているので、
口が小さな子どもや女性でも食べやすくなっています。
完熟してから食べると美味しいです
◎基本の育て方は簡単
珍しい色と形をしているキャンドルライトですが、育て方は基本通りです。
家庭菜園でも育てやすく、ベランダで容器栽培をすることも可能です。
気温が十分に高くなってから定植をし、根付くまでは適度に灌水します。
根付いた頃から、わき芽が発生してくるので、適宜摘み取ります。
根付いた後も様子を見ながら水を与えますが、
実が肥大している途中はあまり水を切らさない方が良いでしょう。
反対に実が熟してきたら、水を少し減らすようにすると、甘みが強くなります。
鉢やプランターなどの容器栽培をしている場合は、
地植えよりも水が切れやすいので、こまめな水やりが必要となります。
5段目の花が開花した頃、葉を2枚残して摘芯を行います。
もちろん、5段目以上の高さまで育てることも可能ですが、
段数を増やせば増やすほど、栽培の難易度が高くなります。
何度もミニトマトを栽培されている方は、
5段目以上の栽培にもチャレンジしてみても面白いかもしれません。
ただ、初心者の方の場合は、5段目までで摘心をした方が扱いやすいです。
◎高温と乾燥に注意
キャンドルライトは、独特の食感のせいか、
しばしば皮が厚く食べにくくなることがあります。
また、甘みが載りにくいこともあります。
これは高温と乾燥によるものや、完熟前に収穫している可能性があります。
キャンドルライトは、ハウスでの栽培にも適している品種です。
そのため、空気中が乾燥した環境や、高温になりすぎた場合には、
防御反応が出てしまい、皮が厚くなることがあります。
もちろん日当たりは必要ですが、日差しがあまりにも強すぎる場合は、
寒冷紗や遮光ネットを使い、軽い日よけをしてあげると良いでしょう。
また、水やりをしない日に、乾燥が気になる場合は、葉水を与えると効果的です。
キャンドルライトは、普通のミニトマトと違い、オレンジ色をしています。
これにより、収穫のタイミングが難しく感じる場合があります。
全体がオレンジ色に色づいた後、
オレンジの色がやや深くなった頃が収穫のタイミングです。
枝につけた状態で完熟させることで甘みがのり、
おいしいキャンドルライトを楽しむことができます。
■特徴
・1個25gのミニトマト品種です。
・皮がオレンジ色で、細長い楕円形をしています。
・甘みと酸味のバランスが良く、味が良いです。
・サクサクとした食感で食べやすいです。
・食べた時のゼリー質の飛び散りが少ないので食べやすいです。
・越冬や促成、加温半促成、無加温、雨除けといったハウス栽培に適します。
・家庭菜園でも育てることができます。
■栽培のコツ
・育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・5段目が開花したら、葉を2枚残して摘芯すると育てやすくなります。
・適度に灌水し、乾燥時には葉水を与えることで、皮が厚くなるのを防げます。
・樹上で完熟させてから収穫すると、甘みが強くなります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき