トマト 小さい苗

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トマト 小さい苗は?

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第一花房の蕾がついているトマト苗が、育てやすいです

 

 

トマトの苗を買おうと園芸店やホームセンターに行ってみると、
まだ小さな苗しか並んでいないことがあります。

 

育てやすく良い苗の条件としては、第一花房の蕾がついている、
あるいは花が咲き始めている状態が望ましいのです。

 

では、まだ花芽もついていない小さな苗を定植すると、どうなるのでしょうか。
また、小さな苗しか売っていない場合は、どう対処すると良いのでしょうか?

 

[トマト 小さい苗は?]

 

 

■小さな苗はできるだけ避ける

 

夏野菜の中でも、トマトは比較的低温に耐える性質があるため、
3月下旬になると苗が並び始める店舗もあります。

 

3月~4月のうちは、まだ遅霜の心配もあり、苗が小さい場合が多いので、
苗を購入するのには、あまり適していません。

 

苗を購入する時に、良い苗かどうかを見極める基準として、
よく言われることは、花芽がついているかどうかです。

 

できればすでに花芽を付けているサイズの苗が望ましいのですが、
苗の状態によっては、花芽がついていないこともあります。

 

小さい苗は、まだ寒さなどに耐える力が弱く、
畑に直接植え付けると遅霜などで枯れることがあります。

 

◎樹ボケに気をつける
花芽のない小さな苗を選んではいけない大きな理由は、
茎葉だけが茂り着果しにくくい=弱苗強勢で、樹ボケしやすくなるためです。

 

つまり、花芽のついていない小さな苗をそのまま定植すると、
どうしてもトマトが枝葉を生長させようという力が働き暴れます。
そして、肝心の花芽をつけて実を育てる力が弱まることが多いのです。

 

この樹ボケ状態では、樹が暴れ花付きも実付きも悪く、
茎や果実が奇形になったり、まったく収穫できないこともあります。

 

すでに小さな苗を購入した場合は、定植を急がず、
ポットなどで、苗をしっかりと育ててから、植え付けるようにします。

 

 

 

小さい苗は、ポット上げ(植え替え)して育苗します

 

 

■育苗してから定植する

 

小さな苗しか手に入らなかった場合や、育苗中の苗がまだ小さい場合は、
さらに育苗して大きく育ててから定植すると、樹ボケの心配がなくなります。

 

販売されているトマト苗は、一般的に3号サイズ以上のポットに入っています。
ところが、中にはセルトレー(プラグトレー)など、
つながったタイプで複数の苗が販売されていることがあります。

 

セルはポットよりも土の容量が少なく、
苗も本葉が数枚ていどの小さなものであることが多いです。

 

そのまま定植すると、低温に負けたり、樹ボケを起こす可能性が高くなるので、
3号(直径9㎝)くらいのポリポットに植え替えて、育苗します。

 

植え替える先のポットは、3号~4号くらいが適当です。
自分で育苗している苗の場合、すでに3号~4号のポットで育苗していれば、
さらに大きなサイズに植える必要はありません。

 

ただし、ポットの底から既に根が見えている状態であれば、
一回り大きいサイズに植え替えると、さらに立派な苗に生長します。

 

 

トマト苗の植え付け(ゴールデンウィーク頃)

プランター栽培も4月中旬~5月中には苗を植え付けます

 

 

トマトの苗を植え付けられるのは、遅霜の心配がなくなってからです。
地域にもよりますが、4月中旬~5月中には苗を植え付けます。
基準としてはゴールデンウィークあたりと覚えておくと良いでしょう。

 

そのあたりに購入した苗がもし小さくても、慌てて小さいまま植え付けるより、
ポット上げ・育苗してから定植すると、樹ボケの心配が減ります。

 

5月に入っていれば、気温が安定してくる地域も多くなります。
5月頭に小さな苗を購入し、すぐにポット上げしても、
2週間~1ヶ月もあれば、定植サイズまで育てることが可能です。

 

ゴールデンウィーク時期に植え付けた株よりは、収穫開始が遅れますが、
樹ボケして収穫がゼロになる心配はほとんどありません。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


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