トマト 実が小さくなる 理由と対策

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トマト 実が小さくなる理由と対策

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昨年、桃太郎ゴールドの最後の1個、小さいですが美味でした

 

 

トマトを育てていると、段数が上がるにつれ、
実の大きさが小さくなってくることがあります。

 

いつか実が大きくなってくるだろうと待っていても、
実は大きくならず、小さいまま色づいて収穫を迎えます。

 

これは大玉でも中玉でも、ミニでも起こることがあります。
大玉は中玉サイズに、中玉はミニサイズに、
ミニはマイクロトマトのように小さくなります。

 

トマトの実の大きさが、初期には順調で大きかったのが、
栽培途中から小さくなってくる原因を探りご紹介します。

 

[トマト 実が小さくなる]

 

 

■実が小さくなる原因

 

最初のうちは予定した大きさまでよく育っていたのに、
徐々に実が小さくなりはじめることがあります。

 

最初のうちは満足できる大きさまで育っているのであれば、
管理方法に大きな間違いがあるわけではありません。
では、いったい何が原因なのでしょうか。

 

・夏バテや成り疲れ
夏を越えたトマトは、暑さでバテていたり、
たくさんの実を育てた後で疲れていることがあります。

 

トマトの株自体が弱っている状態のため、
今までと同じ大きさまで実を育てることができなくなっています。

 

ただ、すでに秋にさしかかっている場合、
株を元の元気な状態まで戻すのは難しいものです。

 

夏バテや成り疲れは、予防策をしておき、
兆候が見られた時に、すぐ対応する必要があります。

 

・肥料不足
トマトを栽培している間、定期的な追肥を行います。
追肥を行っていないと、生育が悪くなり、実も小さくなりやすくなります。

 

けれど、実は追肥を行っていたとしても、実が小さくなることがあるのです。
追肥はしているものの、与えている肥料の量が足りていなければ、
最終的には肥料が足りない状態となり、実が小さくなります。

 

定期的に追肥しているからこそ、症状は後になってやってきます。
ただし、追肥の時の肥料の量を極端に多くすると、
肥料焼けなどの原因となるため、避けるようにしましょう。

* トマトは肥料不足より肥料過多で多く問題が出ます。

 

また、追肥をしている肥料の量が適正であったとしても、
肥料不足のサインが出ることがあります。

 

特に粒状の化成肥料を使っている場合によく見られる症状です。
粒状の化成肥料は、水分に触れると成分が溶け出る性質があります。

 

そのため、水分を控えた栽培を行っていると、
肥料から溶けだす成分が少なくなり、肥料不足になることがあります。

 

与える水分を増やすことで、肥料成分が溶けだしやすくなります。
どうしても水分を制限したい場合は、液体肥料で追肥をするのがお勧めです。

 

液体肥料であれば、すでに水に溶けている状態なので、
成分が溶けないということにはなりません。

 

液体肥料は、化成肥料よりも効果の効き目は早いですが、
持続期間が短いので、追肥忘れには注意しましょう。

 

 

2本仕立てにしたフルティカの疲れた果実(2016.08.26)

 

 

・日照不足
日照不足も、実が小さくなる原因です。
これも肥料不足の時と同じです。

 

最初から日当たりの悪い場所で育てれば、栽培初期から生育不良の症状が出ます。
ところが、育成初期に日当たりの良い場所であれば、
最初は特に問題もなく育つことが多いです。

 

しかし栽培途中から日当たりが悪いと、だんだんと実が小さくなっていきます。
また、季節が変われば、太陽の光が差し込む角度も変わります。

 

植え付けた時は日当たりが良くても、
気付かないうちに日照不足になることもあります。

 

・気温不足
季節が移り変わって秋になると、涼しくなってきます。
ある程度の気温であれば、トマトにも育ちやすい環境となりますが、
それ以上に気温が下がると、どうしても生育が鈍ります。

 

生育が鈍ったトマトの実は小さくなりやすいため、
栽培終了が近くなると、実が小さくなりやすい傾向にあります。

 

・病害虫
病害虫の影響で、葉数が極端に減ると、育つ実も小さくなることがあります。
その後、樹勢が復活すれば、実の大きさも戻ることはありますが、
回復に時間がかかることもあります。

 

 

■実を小さくしないためには?

 

実が小さくなりはじめた時、すでに9月に入っているようであれば、
そのシーズンは終わりにして、次の作物の準備を始めた方が良いでしょう。
次の栽培に向けて準備した方が、時間もスペースも無駄になりません。

 

9月に対策しても、回復して元のサイズの実に戻るまでに時間がかかりすぎ、
たいがいは、収穫できずに終わります。

 

それまで実を収穫できていたのであれば、
実が小さくなってきたことが、栽培終了のサインだという考え方もできます。

 

できるだけ実が小さくなるのを遅らせるためには、
適切な管理を行い、できるだけ長く収穫できる環境を作ることが大切です。

 

水やり、追肥、日当たりなど、基本的なことはもちろんですが、
わき芽かきや摘果などを行い、無駄な労力をトマトに使わせないようにします。

 

もし実が小さくなる兆候が見えたら、早めに原因を突き止め、対処します。
そのために、トマトの生長の変化をよく観察します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


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トマト栽培Q&A

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