トマト 収穫時期 何月
サントリーフラワーズのズッカ、面白い形をしています 6月24日
トマトは夏が旬の野菜、というイメージはあるものの、
日本のスーパーでは年中販売されています。
トマトの収穫時期といっても、作型や品種、
栽培している地域によって、少しずつ違いが出ます。
トマトの収穫時期とは、何月頃なのでしょうか。
[トマト 収穫時期 何月]
桃太郎ファイト 6月24日
■トマト 収穫時期 何月
日本のスーパーに、国産のトマトが年中並んでいるのは、
異なる作型で育てられているためです。
例えば、家庭菜園と同じように、5月に定植して育てる夏秋栽培(露地栽培)
と呼ばれる作型であれば、収穫時期は7月頃からとなることが多いです。
トマトには大きく分けて、ミニトマト・中玉トマト・大玉トマトがありますが、
実の大きさによって、開花から熟すまでの日数が変わるので、
これによっても収穫開始の時期は前後します。
これとはまったく違った作型で、冬に定植する促成栽培であれば、
11月~12月に定植をして、2月~3月に収穫が開始します。
このように、作型の違いによって、収穫時期が何月からかというのは、
大きく違ってくるのです。
・夏秋栽培
夏秋栽培は、最も基本となるトマトの作型です。
家庭菜園でも用いられることが多く、特別な資材がなくても育てやすい作型です。
収穫時期:7月~8月
・促成栽培
促成栽培は、ハウスやトンネルなどの施設を利用し、暖かい環境を作って、
通常よりも早くに出荷できるよう育てる方法です。
収穫時期:2月~6月
・抑制栽培
ハウスやトンネルなどを使って保温し、夏秋栽培より遅くまで収穫する作型です。
家庭菜園でも、簡易ハウスを使うことによって、実践できる作型です。
秋トマトと呼ばれることもあります。
収穫時期:9月~11月
ズッカは真っ赤になる少し前に収穫します
■トマト収穫開始と終了
夏秋栽培でのトマトの収穫期間は、7月~8月といわれています。
思っていたよりも収穫期間が短いと感じる方が多いでしょう。
本当に7月~8月にしか、収穫できないのでしょうか。
・収穫開始
収穫の開始時期は、植え付けた時期によって変わります。
けれど、植え付けた後から収穫が開始されるまでの期間は、
だいたい決まっているので、植え付け日から計算することで、
いつ頃から収穫できるのかが分かります。
基本の日数としては、植え付けから50日~55日ほどで最初の収穫を行えます。
5月に植え付けたのであれば、6月下旬~7月上旬には、
収穫が開始できるという計算です。
ただ、これは基本の条件からはずれなければの話です。
一般的な品種であれば、1段目の花が咲く頃に植え付けます。
けれど、中には若苗を定植することもあります。
また、植え付け後の天気や気温によっても、生育状態が変わるので、
収穫までの日数が前後します。
アイコ 6月24日、そろそろ山場を越えました
・収穫終了
収穫終了の時期も、管理の仕方によって変わります。
基本となる夏秋栽培では、7月~8月で収穫時期が終わるというのが基本ですが、
品種や栽培状況によっては、11月頃まで収穫を続けることもあります。
大玉トマトは、実を育てるためにかなりの体力を使うため、
早めに栽培が終わることも多いですが、中玉トマトやミニトマトは草勢が強く、
寒くなるまで実をつけ続けることも少なくありません。
また、摘心するかしないかによっても、収穫終了の時期が変わります。
生長したトマトは、霜に当たるまでは生育をある程度続けるので、
簡易のハウスであっても、霜を避けて日中の気温を確保できれば、
冬まで収穫できる可能性もあります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方