トマト 収穫時期に枯れる
トマト栽培、収穫するまで安心できませんね
トマトを育てていると、最初は順調なように見えたのに、
いよいよ収穫という時期になって、突然枯れてしまうことがあります。
突然ではなくても、なぜか徐々に調子が悪くなり、
収穫時期に枯れてしまうこともあります。
大切に育てて来たトマトが、収穫時期に枯れてしまうのには、
どのような原因があるのでしょうか。
[トマト 収穫時期に枯れる]
■トマト 収穫時期に枯れる原因は?
トマトは家庭菜園でも育てやすい野菜のため、とても人気があります。
初めて家庭菜園で育てる野菜として、トマトが選ばれることも多いです。
本来はとても丈夫なトマトが、
収穫時期になると枯れるのには、原因があります。
肥料や日照不足に気をつけ、手入れをしてあげましょう
・体力不足
トマトはもともと過酷な環境で育っていたこともあり、とても丈夫です。
けれど、現代の日本で食用として育てられているトマト品種は、
実を大きくおいしく育てるために、そうとうな体力を必要とします。
特に大玉トマトは、1個の実の大きさがミニトマトの10倍になることもあり、
かなり大きな負担が株にかかります。
栽培前に土に加える元肥や、栽培中に与える追肥がおろそかになったり、
日照不足が続くと、養分が足りなくなり、株が徐々に弱っていきます。
ミニトマトや中玉トマトも、途中で実が落ちて収穫できる実の数が激減したり、
ほとんど収穫できないまま、栽培が終わることもあります。
水切れを何回も繰り返すと、樹が弱ってしまいます
・過湿、水切れ
家庭菜園を始めてまだ間もない土地や、まだ土壌改良が途中の土地である場合、
トマトが育つには適さない土質である可能性があります。
トマトは、水はけの良い土を好むため、
雨が降った時に水が溜まるような水はけの悪い土では、元気に育ちません。
最初はなんとか育っているように見えたトマトも、着果後に体力を消耗し、
うまく根が養水分を吸い上げることができず、枯れてしまいます。
土壌改良をするとともに、高畝にするなどして、排水に関しても工夫が必要です。
また、余分な水分が当たらないよう、マルチや雨よけをするのも効果的です。
用土と樹のようすを見て、過湿にならないよう気をつけます
・病害虫
トマトの収穫時期が近づくと、病害虫によって枯れることも多いです。
トマトが被害を受けやすい害虫には、
アブラムシやハダニなどの吸汁タイプのものと、
オオタバコガなどの葉や実を食害するタイプがあります。
どちらも被害が大きくなれば、実が腐って落ちたり、
光合成する葉が減って体力が奪われ、徐々に株が弱っていきます。
また、アブラムシなどがウィルス病を媒介することもあります。
体は小さくても、数が増えれば吸汁量が増え、
徐々にトマトの体力を奪い、病気に感染しやすくなります。
トマトの収穫時期に症状が出やすくなる病気は、
ウィルス病の他に、疫病やうどんこ病などもあります。
いずれも、ゆっくりと症状が進み、
気が付くと蔓延しているということが多いので、注意してください。
病害虫は、予防をしておくに越したことはありません。
また病気や害虫被害の兆候が見られたら、すぐに対処することも大切です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方