ミニトマト 実がならない

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ミニトマト 実がならない原因は?

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シシリアンルージュ、一段目、無事着果しました。あとの段は元気に生長してくれます

 

 

ミニトマトを家庭菜園で育てる時、実を収穫するのが楽しみです
ところが、いくら待っても実がつかず、
収穫できないままに栽培期間が終わることがあります。

 

ミニトマトの実がならないのには、どのような原因があるのでしょうか。

 

 

[ミニトマト 実がならない原因は?]

 

 

■ミニトマト 実がならない原因

 

ミニトマトは、家庭菜園で育てられる野菜の中でも特に人気があります。
初めて家庭菜園をするという方の中にも、
まずミニトマトにチャレンジしたいという方が多いですね。

 

しかしミニトマトを、基本に沿って育てているのに、実がつかないことがあります。

 

ミニトマトの実がならない原因をまとめたので、
何か心当たりがないかチェックしてみてください。

 

 

1段目に着果するとその後の生長が安定し良くなります

 

1. 1段目の着果不良
ミニトマトに限らず、トマトは1段目に着果させられるかどうかが、
その後の実付きを良くするための大切なポイントとなっています。

 

1段目がきちんと着果できていないと、
そのまま茎葉ばかりが茂る栄養生長に傾いたまま生長し、
株ばかりが大きくなってしまいます。

 

1段目の果房に確実に着果させるには、
健全な花を咲かせることと、人工受粉をすることが有効です。

 

健全な花を咲かせることができれば、自然に着果する可能性が高くなります。
反対に花が不良だと、花粉の出が悪かったりして、着果できずに花が落ちます。

 

また、ミニトマトは自然に受粉できる野菜ですが、
1段目に限っては、人工受粉をしておくことが大切です。

 

花が咲いたら、柔らかい筆で花の中をなでてあげたり、
指で軽く弾くようにするだけでも、人工受粉ができます。

 

あるいは、茎を持って軽く揺すったりするのも良いでしょう。
ホルモン剤を利用するという方法もあります。

 

 

ある通販で取り寄せたばかりのトマト苗、植えてみましたが全滅でした

 

 

2. 株が未熟
株が未熟なままだと、どうしても良い花が咲かず、実がつきにくくなります。
1段目の花が咲いても、花の状態が悪く受粉不良を起こす場合もありますし、
蕾の状態で落ちてしまうこともあります。

 

それなりに生長はしているはずなのに、蕾が落ちたりするのであれば、
日照不足や水分不足などが原因で、株が充実できていない可能性があります。

 

トマトは日当たりの良い場所が大好きです。
また、痩せた土地でも育てられるという話もよく耳にしますが、
元気に育てたいのであれば、ある程度の肥料は必要です。

 

今一度、栽培環境を確認してみる必要があります。

 

 

一段目が着果できず、結局収穫にいたりませんでした

 

 

3. 樹ボケしている
ミニトマトが育つ時、栄養生長と生殖生長の2種類の生長ホルモンが出ます。

 

栄養生長は、枝葉を茂らせて株を大きくさせるホルモンです。
生殖生長は、花をさかせて実を肥らせるホルモンです。

 

つまり、生殖生長ができず、栄養生長にばかり傾いているのが、
樹ボケ状態のミニトマトということになります。

 

ミニトマトが樹ボケする原因は、主に肥料過多や若苗の定植です。
元肥や追肥で与える肥料のうち、特に窒素が多い状態になると、
樹ボケになりやすいので注意してください。

 

また、ミニトマトは1段目の花が咲く頃に定植を行いますが、
本葉が数枚だったり、1段目の花芽のない若苗を定植することがあります。

 

若苗を定植すると、初期生育が旺盛になりすぎる傾向があります。
うまく生殖生長にシフトできれば良いのですが、
そのまま栄養生長に傾いたまま、樹ボケとなるケースも少なくありません。

 

もちろん、品種によっては若苗定植の方が良い場合もありますが、
基本はあくまでも1段目が開花する頃です。
無理な若苗定植は、樹ボケの原因となるので避けましょう。

 

この他にも、脇芽を摘まずに放置することで、
栄養生長に強く傾き、樹ボケを引き起こすこともあります。

 

4. 芯止まり性の品種
ミニトマトには、立性タイプと芯止まり性タイプ(加工用トマトの多く)の2種類があります。

 

一般的品種は、立性タイプとなっているため、支柱を立てて縦に伸ばします。
芯止まり性タイプは、脇芽を育てて横に広がるように仕立てます。

 

育てているミニトマトが芯止まり性タイプなのに、
立性タイプと同じように脇芽をせっせと摘んでしまうと、
次の果房が発生せず、実がつきません。

>>芯止まりとは?

 

ミニトマトの品種はほとんどが立性タイプですが、すべてが同じ性質ではありません。

 

育てたい品種のことをあらかじめ調べておき、立性か芯止まり性かなど、
性質をしっかりと把握することも、おいしい実をならせるために大切なことです。

 

 

たくさんの実をつけたままにしておくと、株が疲れます

 

 

5. 株が疲れた
最初は調子よく実がなっていたのに、途中から急激に生長が衰え、
うまく実がつかなくなることがあります。

 

これは、たくさんの実をつけたり、夏の暑さによってバテて疲れている状態です。
トマトは夏が旬の野菜のため、暑さに強いと思われていますが、
真夏の高温期は、実付きが悪くなるなど、不調が目立つようになります。

 

その後、ようやく朝夕に涼しさを感じるようになってきても、
体力が回復しないまま、栽培が終了することも少なくありません。

 

実付きの良い品種は、スタミナが強さを持っているものも多いですが、
実がつくままに育てていると、すぐに疲れてしまうことがあります。

 

追肥による肥培管理を丁寧に行い、
不要な脇芽や実を取り除くのを欠かさないようにすると、体力を維持できます。

 

また、4月末~5月上旬に苗を定植し、
調子を崩すまでは実をつけさせます。

不調になった頃を見計らい、新しい苗の栽培を始めると、
またそこから生長して収穫ができるようになります。
*新苗の植え付けは地域の気候が関係するので、
必ず生長するわけではありません。

 

近年では、秋トマトという名前で8月下旬頃から苗が出回ることもあるので、
興味のある方は、挑戦してみてください。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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