トマト栽培とバジル
大玉と中玉トマトたち
コンパニオンプランツ(英:Attendant plants)をご存知ですか?
コンパニオンプランツとは、共栄作物、共存作物とも呼ばれ、
一緒に植えることでお互いに良い効果をもたらす作物・植物のことです。
トマトとバジルもコンパニオンプランツの関係にあります。
この植物を一緒に植えると、どのような良い効果が起こるのでしょうか。
[トマト栽培とバジル]
■トマトとバジル栽培の効果
・味が良くなる
トマトとバジルの組み合わせは、イタリア料理などでは定番です。
お互いの風味を引き立たせるので、とてもおいしい組み合わせです。
実際に食べる時だけでなく、植えて育てる時も、
バジルとトマトを組み合わせて育てると、
トマトが甘くなり、味がよくなるとされています。
トマトとバジル、料理の相性も良いですね♪
・害虫予防
バジルには虫除けの効果があるため、
トマトに害虫がつくのを予防する効果が期待できます。
ただし、バジルにも害虫がつくので、100%の予防というわけにはいきません。
時々はトマトもバジルもチェックして、害虫を見つけたら捕殺しておきましょう。
・水分調整
トマトは水を与えすぎると、過湿で根が傷んだり、病気の元になったりします。
さらに水分を少し控えて育てることで、トマトの実は甘く濃厚になります。
日本は雨が多い気候のため、水を控えた栽培は少し難しいところがあります。
そんな時、バジルをトマトの株元に植えることで、バジルが余分な水分を吸い上げてくれます。
・日照調整
バジルもトマトも日当たりの良い場所を好みます。
ところが、バジルは水分を意外と欲しがるため、
日当たりがよすぎると、葉焼けを起こしてしますことがあります。
トマトの株元にバジルを植えることで、
トマトの大きな葉が陰となり、バジルを日焼けから守ってくれます。
トマトもバジルも元気に育ちます
■トマトとバジル栽培のコツ
トマトとバジルを一緒に植えると、
根が干渉して、どちらもうまく育たないように思えます。
ところが、バジルは根が浅く、トマトはバジルよりも少し深いところで根を張るため、
ほとんど根は干渉することがないのです。
複数のトマトを育てる時は、トマトとトマトの間にバジルを植えましょう。
鉢やプランターなどで育てる場合も、トマトの株元にバジルを植えるようにします。
最近ではトマトとバジルの苗を一緒に植えた、
寄せ植えなども販売され人気です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方