甘いトマト 育てるには?

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甘いトマトを育てるには?

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アイコ、甘くて育てやすいミニトマトです

 

 

トマトを収穫したら、甘くない、おいしくない、味が薄いなど残念なときがあります。

 

甘く、おいしい、高糖度トマトを育てるコツを覚えて、
家庭菜園ならでは味わいのある甘いトマトを収穫しましょう。

 

 

[甘いトマトを育てるには?]

 

 

まず、日照の良いところで育てること、
脇芽を取って実に栄養が回るようにすることが、 

甘くおいしいトマトを育てるための大前提です。

 

 

■水分管理

 

トマトを甘く育てるためには、
まず水分管理が重要ということは、よく言われています。

 

けれど、初めてトマトを育てる人には、
厳密な水分管理は難しいものです。

 

また、過度に水分を控えたために、
枯れてしまうケースも少なくありません。

 

そこで、簡単に取り入れられる水分管理をいくつかご紹介します。

 

1.実がつくまでは過度に水分を控えない
トマトの花が咲き、実がつくようになるまではいわば生長期です。

 

この時期に水を極端に控えてしまうと、
水切れを起こして枯れてしまう原因になります。

 

特に鉢やプランターで育てている場合は、
土の量が制限されて乾きやすい環境です。

 

土の表面が乾いた時、手の指で表土を触ってみて、湿っていなければ、
底から水が出てくるまでたっぷりと与えるようにします。

 

地植えの場合、植え付け直後でなければ、
あまり頻繁に水を与える必要はありません。

 

その代わり、土が乾いてると感じた時は、
たっぷりと与えるようにします。

 

 

高糖度トマト栽培は、水やりが、とっても大切です!

シシリアンルージュは、冷やしても温めても美味しいミニトマトです

 

 

2.雨に当てない
日本は雨が多く、トマトが元々育っていた、
アンデス高原とは大きく異なります。

 

雨が多いとその分、余計な水分が土に含まれることになり、
実の水分も多くなって味が薄くなって甘くなくなってしまいます。

 

プランターや鉢など容器栽培の場合は、軒下に移動するなどして、
トマトの株に雨が直接あたらないようにします。

 

地植えにしていて動かせない場合は、
支柱とビニールなどを使って雨除けをしておきます。

 

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雨除け支柱は、簡単に自作できます

 

3.実がついたら水やりを控える
最初のトマト実がつき、だんだんと大きくなってきたら、
水やりの回数を減らします。

 

また、トマトはストレスを与えると甘くなると言われています。
水や肥料を少なくすることで、トマトがストレスを感じて実を甘くします。 

 

毎日、トマトの葉の様子をしっかり観察します。
最初はピンと張っていた葉が、
少ししおれたように下がったら、水やりのタイミングです。

 

もっとしおれても、トマトは丈夫なので弱らないこともあります。
けれど、乾燥し過ぎると葉の元気が戻らなくなり、
弱っていってそのまま枯れてしまうことがあります。

 

何度も育てて勘をつかめていれば良いのですが、
最初は無理のない水分管理から始めましょう。

 

 

葉が少ししおれてから水やりをします

 

 

■土作り

 

植物にとって土はとても重要なポイントです。
トマトも例外ではなく、
最初の土作りがおいしくて甘いトマトを作る鍵になります。

 

トマトを育てる場所は、あらかじめよく耕しておきます。
本来トマトはとても深く広く根を張ります。

 

できるだけ広い範囲の土を耕すことで、根をよく広げて生育もよくなります。
よく耕したら、そこに堆肥や腐葉土を入れてよく混ぜます。

 

この時、化成肥料を元肥として入れることがありますが、
有機質の肥料を元肥とすることで、トマトの甘みが増します。

 

容器栽培の場合、市販の培養土を使うことも多いと思いますが、
その中でも有機培養土を使うと良いでしょう。

 

また植える容器は、できるだけ深く大きい、
プランターやトロ箱を選ぶようにすると良いです。

*トマト栽培の土づくりはこちらをご覧ください。
>>トマト栽培の用土

 

 

■肥料

 

トマトは植え付けてから枯れるまでの期間が、案外長い野菜です。
生長期間中ずっと花をつけて実を大きく育てるわけですから、
肥料を切らさないように注意します。

 

とはいえ、多肥の状態にすると、害虫が寄ってきてしまったり、
肥料分のバランスが崩れて実付きが悪くなったりします。

 

肥料の成分には、窒素・リン酸・カリが含まれていて、
メーカーや肥料の種類によってこれらの配合率が変わります。

 

ただし化成肥料は即効性の強いものが多く、
植物に負担をかけてしまうことがあります。

 

その点、有機質の肥料はゆっくりと効くものが多いため、
長く弱く効かせるにはもってこいです。

 

トマトには長く弱く効く方が甘くなる効果が期待できるので、
有機質の肥料を選ぶほうが良いです。

*臭いが気になるかたは、緩効性化成肥料を用いると良いでしょう。

 

 

有機質の肥料で育てると甘くなり美味です♪

 

 

■収穫

 

ヘタの付け根まで真っ赤に完熟したら収穫の適期です。
収穫は、朝にするとジューシーで旨みがあります。

 

トマト、ナス、キュウリなどの果菜は、
昼間に太陽の光を浴びて光合成し、

その養分が夜中に実に移動して蓄えられるのです。

ですから、朝採りがいちばん養分が濃く味も良いです。

>>トマトのお勧め種と苗を見てみる

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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