夏てまり
夏てまり
夏てまりは、サカタのタネが改良して作った、中玉トマトの品種です。
家庭菜園でも育てやすい品種を集めた、
「おうち野菜」シリーズに2018年に新しく加わった品種でもあります。
夏てまりが持っている特徴や育て方のポイントをまとめました。
[夏てまり]
■夏てまり
◎ちょうど良い中玉サイズ
夏てまりは、サカタのタネから出ているおうち野菜シリーズでは初めての、
中玉トマトの品種です。
実のサイズは50g~60gくらいなので、大玉トマトよりは小さく、
ミニトマトよりは大きいのが特徴です。
大玉トマトは大きな実が魅力的だけれど、栽培の難易度は高めです。
ミニトマトは栽培の難易度は低いけれど、実のサイズが小さく、
食べた時に物足りなさを感じることもあります。
また、栽培に慣れてきた中級者以上になると、
ミニトマトの育てやすさにも物足りなさを感じることがあります。
とはいえ、大玉トマトは育てるのが難しそう…という方にぴったりなのが、
中玉トマトの品種です。
おうち野菜シリーズは、育てやすい品種を集めているシリーズなので、
そこに新しく加わった夏てまりも、育てやすい品種です。
さらにおいしい実が収穫できるというのですから、育てない理由はありません。
ミニトマトよりも大きな実は、赤色が美しく表面にはツヤがあります。
ミニトマトの何倍ものサイズ感なので、食べた時の満足感もかなり高いです。
甘さと酸味のバランスもちょうどよく、酸っぱすぎず、
かといって甘すぎてくどくもありません。
生食向きの品種なので、洗ってそのままかじったり、
大玉トマトのようにスライスにしても良いでしょう。
色も美しいので、サラダや付け合わせなどの彩りとしても使えます。
◎長く収穫できる
夏てまりは、草勢が安定していて育てやすい品種です。
栽培初期に勢いがありすぎると、栽培後半になって急激にバテてしまい、
早期に栽培が終了することもあります。
けれど夏てまりの場合は、安定した草勢によって、すぐにバテるということもなく、
長く栽培ができます。
長く栽培できても、栽培後半に着果率や肥大性が悪くなれば、
思うように収穫できません。
夏てまりは、栽培後半になっても着果率や肥大性が落ちず、
スムーズに収穫まで進めます。
中玉トマトの中では、1段に着果する数も多く、収量が多めなのも嬉しいところです。
1株あれば、家庭で十分楽しむことができます。
◎家庭菜園でも育てられる
おうち野菜シリーズは、とても育てやすい野菜ばかりを集めています。
夏てまりも、栽培難易度が高くなく、家庭菜園でもチャレンジしやすいです。
トマトの品種はたくさんありますが、中には栽培環境に敏感に反応し、
栽培する地域が変わるだけでも、栽培状況に大きく影響する場合もあります。
けれど夏てまりは、環境への順応性が高いです。
地植えか容器栽培か、土の多いエリアかベランダか、
家庭菜園は農家よりも栽培環境が一定ではありません。
夏てまりなら、様々な環境でも育てやすく、おいしい中玉トマトがたくさん収穫できます。
■特徴
・おうち野菜シリーズに新たに加わった、中玉トマトの品種です。
・1個が50g~60gと、大玉より小さく収穫までが早く、
ミニよりも大きくて食べ応え抜群です。
・美しい赤色で形も玉状で整っていて、表面にはツヤもあっておいしそうです。
・甘さと酸味のバランスが非常に良く、食べた時の満足感も高いです。
・生食向きの品種なので、洗ってそのまま食べたり、カットして食べるのもお勧めです。
・色が美しいので、メイン料理の付け合わせやサラダ、
お弁当などの彩りとしても活躍します。
・草勢が安定していて育てやすく、
栽培後半までしっかりと着果・肥大してたくさん収穫できます。
・栽培初期に勢いがつきすぎないので、栽培後半まで長く収穫ができます。
・栽培環境が違っても、育てやすさや食味のばらつきがなく、
均一的においしいトマトが収穫できます。
・収量が多く育てやすい、しかもおいしい実が収穫できるので、
家庭菜園にお勧めの品種です。
■栽培のコツ
・基本の育て方は、一般の中玉トマトと同じです。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方