ワイルドチェリートマト
ワイルドチェリートマト
ワイルドチェリートマトは、トマトの原種に近い品種です。
日本ではあまり見かけないタイプのトマトです。
*園芸ネットプラス、みつのぶさんで、種を販売しています。
ワイルドチェリートマトにはどのような特徴があるのでしょうか。
また、育て方のコツもご紹介していきましょう。
[ワイルドチェリートマト]
◎小さいけれどワイルド
ワイルドチェリートマトは、一般的なミニトマトよりもさらに小さい、
1cm~2cmくらいの実をつけます。
色は真っ赤でつやがあり、トマトというよりスグリなどの、
ベリーのような見た目をしています。
日本でも時々見かけるようになった、マイクロトマトとよく似ています。
元々はメキシコの原種に近い品種なので、丈夫で生育が旺盛なのが特徴です。
しかも寒さにもある程度強いため、霜が降りるまでは生長を続けます。
霜に当たると葉などが変色して元気がなくなり、徐々に弱っていきますが、
それまでは生育し続けるスタミナの強さもあります。
◎甘くてフルーティー
ワイルドチェリートマトは、1粒がとても小さいため、
1粒を口に頬張ってもあまり食べ応えはありません。
けれど、一般のミニトマトより甘みが強く、フルーティーな味をしています。
粒が小さいので、お弁当の隙間埋めなどにするには小さすぎますが、
サラダの彩りや飾りに使うのにはピッタリです。
見た目がとても可愛らしく、しかも食べると甘酸っぱくておいしいので、
お菓子の飾りにも使えそうです。
◎栽培スペースが必要
ワイルドチェリートマトは、非常に生育が旺盛な性質をしています。
メキシコ原産であるためか暑さにも強く、ぐんぐん生長していきます。
一般的なトマトは、主枝を1本か2本縦に伸ばして育てますが、
ワイルドチェリートマトは、横に広がる性質を持っています。
もちろん、主枝の本数を限定して育てることもできるのですが、
横に広がろうとする性質が強いためか、わき芽かなり発生します。
摘んでも摘んでも次から次へとわき芽が発生していくので、
思い切って放任栽培するのがお勧めです。
放任栽培することによって、わき芽がそのまま伸びて実をつけます。
通常のトマトとは違い、横に広がって育ちますが、
わき芽の数だけ実の数が増えるので、収量は多くなります。
ただ、横に広がっていくため、
栽培するためのスペースは広めにとっておく必要があります。
家庭菜園で育てるのであれば、1株あれば一夏は十分楽しむことができます。
■特徴
・1粒が1cm~2cmほどしかない超ミニサイズのトマトです。
・マイクロトマトによく似ています。
・濃い赤色をしていてつやがあり、丸っこい形が可愛らしいです。
・甘みが強く、フルーティーな味わいです。
・1粒での食べ応えはありませんが、味と見目が良いので、
サラダの彩りやデザートの飾りなどに使えます。
・メキシコが原産で原種に近い性質を持っているため、非常に丈夫で生育旺盛です。
・寒さにも耐性があり、霜が降りるまで生育を続けます。
・わき芽の発生が強く、横に広がりながら育つ性質を持っています。
・放任栽培がお勧めです。
■栽培のコツ
・基本の育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・多肥になると樹ボケを起こしやすくなるので、肥料は控えめで構いません。
・放任栽培をする時でも、株元に近い部分のわき芽は適宜摘み取っておくと、
風通しの良い環境を作ることができます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき