ホームルビー
ホームルビー
ホームルビーは、大和農園が改良して作った、ミニトマトの品種です。
一般的によくみかけるミニトマトとは、少し違った特徴を持っています。
栽培スペースが少なくても美味しいミニトマトが収穫できます。
ホームルビーの特徴と、栽培のコツをまとめました。
[ホームルビー]
■ホームルビー
◎ベランダ菜園にお勧めの品種
家庭菜園では、しばしば栽培スペースに困ることがあります。
広い庭や菜園用の敷地を持っている方なら良いですが、
限られた庭やベランダのスペースを利用して菜園を楽しんでいる方にとって、
栽培スペースは重要なものです。
一般のミニトマトの場合、1本仕立てでも草丈は身長を軽く超えますし、
複数株栽培するなら、株間は30cm~40cmほど必要となります。
鉢やプランターを利用した栽培であっても、
10号サイズ以上の鉢や大型の菜園プランターなど、
基本的には根の生育域をできるだけ広くとるため、大きい容器が必要になります。
ホームルビーの草丈は、50cm~100cmと、一般のミニトマトに比べると、
かなりコンパクトに育ちます。
ホームルビーなら、栽培スペースを大幅に節約できるのです。
普通のミニトマト品種に比べ、節間が非常に短いため、
同じ段数だけ育てたとしても、草丈が低いままでの栽培が可能なのです。
このように、一般品種よりも小さく、コンパクトに育つ品種を、矮性品種と呼びます。
30cm未満の矮性品種には、レジナなどの人気品種もありますが、
栽培期間が短いため、たくさんの実を収穫しようと思うと、時期をずらして播種するか、
たくさんの株数を育てる必要があります。
ホームルビーの場合は、節間を短くして草丈を抑えているため、
栽培期間は普通のミニトマトと同じです。
栽培できる段数も意外と多いので、じっくり栽培を楽しみたい方にもお勧めです。
ホームルビーの苗
◎皮が薄くおいしい実
ホームルビーは草丈が低い矮性品種ですが、収穫できる実は、
きちんとした大きさがあります。
重量は1個あたり20g前後まで大きくなるため、
むしろ一般品種よりもやや大きめの実が収穫できるほどです。
食べた時の食味も良く、皮が薄いので口に残りにくく、
皮残りが気になってミニトマトが苦手、という方でも食べやすいです。
甘みも強めで、酸味も良いアクセントとなるため、ジューシーなおいしさを楽しめます。
1段につき、6個~8個ほどの実が収穫できます。
1段につく実の数がやや少ないですが、その分スムーズに株が生長し、
着果ストレスによる草勢の低下や生理障害が起こりにくいのも、嬉しいポイントです。
◎育て方は基本のまま
矮性品種と聞くと、珍しいので育て方が難しいと思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。
ホームルビーの育て方は、一般的なミニトマトの育て方とほぼ同じです。
レジナなどの30cmほどの矮性品種に比べると、
草丈が高くなるので、支柱が必要となります。
ただ、一般種ほどは背が高くならないので、
200cm以上の長い支柱を準備する必要がありません。
仕立ては、主枝1本仕立てが基本です。
脇芽が発生したら、早めに摘み取っておきます。
■特徴
・1個の実が20gほどになるミニトマト品種です。
・実の形は球形に近く、鮮やかな濃い赤色でツヤもあります。
・皮が薄く、口に残りにくいです。
・強い甘みの中に酸味がアクセントとなり、食味が非常に良いです。
・草丈が50cm~100cmほどにおさまる矮性品種です。
・葉が特別小さいわけではありませんが、節間が狭くコンパクトに育ちます。
・栽培に必要なスペースが節約できるので、
栽培エリアの少ない狭い庭やベランダでも栽培しやすいです。
・地植えでも栽培できますが、鉢やプランターでの容器栽培がお勧めです。
・1段に6個~8個の実が収穫できます。
■栽培のコツ
・基本の育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・栽培状況によって100cmくらいまで生長するので、支柱が必要になりますが、
一般品種よりも短い支柱で十分です。
・主枝1本仕立てを基本として、脇芽が発生したら早めに摘み取ります。
・追肥は第一花房の着色が始まったら開始し、
その後の生育の状態を見ながら2週間おきに追肥します。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方