プチポンバイオレット

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プチポンバイオレット

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プチポンバイオレット

 

 

プチポンバイオレットは、マウロの地中海トマトシリーズの1つです。

 

通常のミニトマトよりもさらに小さなサイズのプチポンバイオレットには、
どのような特徴と栽培のコツがあるのでしょうか。

 

 

[プチポンバイオレット]

 

 

◎プチサイズでポンポン食べられる
プチポンバイオレットは、1粒の実の重さが5gほどと、
通常のミニトマトに比べて、さらに小さいサイズです。

 

ミニトマトよりさらにプチなサイズですが、この小ぶりな大きさゆえに、
口にポンポンと気軽に入れて食べることができます。

このことから、プチポンバイオレットという名前がつけられたそうです。

 

サイズはとても小さいですが、キレイな球形をしていて、
ヘタの際まで特徴のバイオレットカラーにキレイに染まります。

 

糖度は6度~8度ほどまで上がるので、サイズが小さくても、
一般的なミニトマトと同じくらいの甘さを感じることができます。

 

 

 

 

◎ぶどうのような濃い紫色

プチポンにはバイオレットの他に、ロッソ(赤)とカナリア(黄)があります。
どの色もキレイですが、プチポンバイオレットは特に色が濃く、
ぶどうのような紫色が目を引きます。

 

この濃い紫色には秘密があり、色の素となるアントシアニンがたっぷりと含まれています。
アントシアニンには、眼精疲労回復や視力回復に効果があるとされ、
多く含む食品としては、ブルーベリーが有名です。

 

プチポンバイオレットにも、このアントシアニンが含まれているため、
機能性を持った品種としても、注目されています。

 

小さく口に入れやすいサイズで、しかも甘みもあるので、通常のトマトと同じように
サラダにして食べるのも良いですし、そのまま食べてもおいしく食べられます。

 

また、デザートやおやつとして食べれば、サプリを飲むよりも、
無理なくアントシアニンを摂取することができます。

 

 

◎草勢を強くしすぎない
プチポンバイオレットは、育て方も難しくはありません。
一般的なミニトマトと同じように管理することで、たくさんの実を収穫できます。

 

ただ、小さな実が特徴の品種なので、
無理に実を大きくしようと、追肥量を増やさないようにします。

肥料を多く与えることで、株自体が軟弱に育ち、病害虫に弱くなります。

 

また、実を無理に生長させると、裂果が増えて秀品率が下がります。
多肥によって草勢が強くなると、むしろ着果不良を起こしたり、良い花が咲かなくなります。

 

プチポンバイオレットは、もともと1房にたくさんの実がつく品種なので、
株に負担をかけないように育てることが、長く栽培する成功の秘訣です。

 

◎商品価値が高い
プチポンバイオレットは、単体でも色がキレイなので、見栄えが良いです。
実をバラバラにした状態でパッキングしても、房ごとパッキングしても良いでしょう。

また、同じプチポンシリーズのロッソやカナリアと混ぜて、
カラフルトマトとして販売すると、他のトマトとの差別化がはかれます。

 

 

 

 

■プチポンバイオレット

 

◎特徴
・1粒5gほどのプチサイズのミニトマト品種です。
・表皮はぶどうのように濃い紫色で、整った球形をしています。
・糖度は6度~8度まで上がり、小さくても甘みをしっかり感じられます。
・サイズが小さく(プチ)ポンポン口に入れて食べられることから、
プチポンと名づけられました。
・眼精疲労や視力回復に良いとされるアントシアニンを含む機能性トマト品種です。
・生食に向く品種なので、サラダの彩りに使ったり、
おやつやデザートとして食べるのもお勧めです。
・サイズが小さいので、お弁当の隙間埋めや彩りにも使えます。
・早生タイプで中葉、やや伸びが良い性質です。

 

◎栽培のコツ

・基本の育て方は、一般的なミニトマトと同じです。
・多肥にすると、実のサイズがプチではなくなります。
・プチサイズの特性を生かしたい場合は、多肥にしないよう心がけ、
元肥や灌水量にも注意します。
・無理に実を大きく育てようとすると、裂果しやすくなります。
・多肥にしたり灌水を多くすると草勢が強くなり、
樹ボケ状態となって着果不良を起こします。
・接ぎ木苗にする場合は、台木にTm-1を使用します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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